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RSYブログ

2019/05/31
教科書  
今日はヨガやその他のことを学ぶ時に一歩留まって考えたいことの話です。

世の中の多くのことには教科書や教科書のような考え方があったりします。学校で学ぶ教科にもスポーツにも仕事にもそういったものが存在します。1から自分で全て考えるよりも先人達の知恵を借りて多くのことを効率よく学べ、より発展したことを考えたり行ったりすることができます。学問の分野なら研究が進み、スポーツの世界ならどんどん競技レベルは上がり、仕事のフィールドでは能率が上がったり新たなアイデアが生まれたりします。

過去の努力の蓄積から現代にも生かせる知識、ものすごく貴重でありがたいものです。その通りにするとうまくいくことがたくさんあります。

でもそれと同時に頭に入れておいたほうがいいこともあります。

多くのことが仮説だということ。「そうしなければならない」ことではないかもしれないということ。

どういうことでしょう?抽象的過ぎてわからない...

ということでここではまた言語を例にあげて考えていきましょう。みなさんも学生時代習ったであろう文法について考えます。日本語の文法、英語の文法、色々と文法にはお世話になった(or苦しめられた)とは思いますが、文法とはそもそもなんでしょう?文法がなんなのかということを通して最初に書いた色々な分野の「教科書的な考え方」について考えたいと思います。

少し前に日本語の濁点についてブログを書きましたが、今回も日本語についてです。ここ十数年くらいで定期的に話題となる「ら」抜き言葉ですが、自然に使っている人も多いと思います。そもそも「ら」抜き言葉とはいったいどんなもので、何が問題なのでしょうか?また本当に問題があるのでしょうか?学校で「ら」抜き言葉を使ったら注意されたなんてこともあると思います。

「ら」抜き言葉を考えることで色々と見えてくる部分もあると思うので、時間のある時に少し考えてみてください。

では続きはまた今度。

2019/05/30
嬉しい報告〜足首回し〜  
水曜日のRoot Yoga Moveに毎週参加してくれている女性の方からうれしい報告をいただきました。

「レッスンでやっている足首回しを家でも毎日やっていたらヒザの痛みもなくなってきました」
とのことでした。

くるぶしから下の足は直接地面に接する土台で大事な部分。足首を回すことでその土台が整うので、その上にある膝や股関節、腰までも状態がよくなってきます。

身体を整える効果がかなりあるので、レッスンではウォーミングアップとして前半によくいれています。でも今回のように実際に声をいただくと改めて足首回しは効くのだなと気づかされます。

あとはやはり「一回の効果」×「継続」を実践していただいているというのは嬉しいことです。継続することでその効果は何倍にも膨れ上がってくるのですね。

僕も自分で良いと思うことは継続していこうと改めて思いました。

みなさんも感覚的に良いものにはぜひ継続して取り組んでみてくださいね。

2019/05/29
遊びながら思い描く  
今日の午前中のRoot Yoga Moveのレッスン、後半に10分ほど自由練習の時間をとりました。どんなことをしても良い時間で、自分でやりたいことを決めてきます。

そんな中で参加者のSさん(女性)はバカアーサナというアームバランスの練習をしていました。ちょっと前までは安定してできなかったはずなのに足が床から浮いて安定した状態でキープできています。

「だいぶ安定してきましたね。」
と声をかけると、

「いやでも片足をはなすのはできなくて…」
との返答。

「片足??片足をはなすってこのアーサナですか?」
もしやと思いバカアーサナのバリエーションポーズの"エーカパーダバカアーサナ"「片足を伸ばした鶴のポーズ」(今回の写真のアーサナ)を見せてみると、

「はい、それです。本に載っててやってみたけどできなくて…」

とのこと。

片足を離したバージョンは両足のものに比べてかなり体幹や腕の力が必要になります。今は出来なくて当然なのですが、Sさんは僕がだいぶ前に紹介したアーサナ集を見て挑戦してみたそうです。他にも壁を使ったハンドスタンドの練習をしているそうです。

「なんとなく出来る気がして…」

こんな言葉もSさんから出てきました。そして現に彼女の身体機能は去年とは別物です。

今は出来なくても出来ることを想像するというのはすごく大きな力。具体的に想像できたことはたいてい出来るようになります。もちろん目標までの道のりは順を追って進んだいかなければならないところもありますが。

ヨガを練習しているとそういった想像力や道筋をたてる力もついてくるように個人的に思います。

出来ることを淡々とこなすことも大事。出来ないことにも挑戦してみたり、出来ると想像してみることも大事だなと思いました。

2019/05/28
感情の波や情動といったものは誰にでもあります。そういった心の変化というのはある種身体的な反応と同じだと言えるかもしれません。暑ければ汗をかき、寒ければ鳥肌が立つ。

同じストレスを受けても感情の変化が少ない人もいれば、ちょっとしたことで怒りを爆発させてしまう人もいます。その違いは寒さに強い弱いがあるように様々な要因があるでしょう。遺伝的要因、栄養状態、神経伝達物質の分泌バランス、血流の状態など。

感情の起伏が激しい人でもどん底の時の最悪の感情は永遠には続きません。全身の細胞の状態が一瞬一瞬で常に変化しているのと同じで今ある情動は必ず過ぎ去ります。

今の感情だけが自分のすべてではない、そのことを知っているだけで救われることもあります。一瞬間を置いて、一度目を閉じて、一回深呼吸するだけで最悪の日の最悪の感情も切り抜けられることもあります。

もちろん根本的な解決には時間をかけなければならないことの方が多いです。感情に流されない心身をつくるために、人によっては薬や酒を断ったり、今の環境から抜け出したり、身体を鍛えたり。長期的な努力が必要となります。

それでもまずは知っているだけでその一瞬を防げることはあるのです。

子供を持つ親としても今朝の登戸の事件はただただ悲しいです。

2019/05/27
アナ骨、週2回へ  
今日も暑かったですね。久々に3歳の息子とよみうりランドに遊びに行って来ましたが、歩くだけで体力を消耗するような日差しでした。しかもおそらく運動会の振替休日だからだと思うのですが、遊園地内は家族連れでめちゃくちゃ混んでいました。まあでも閑散としてるよりは活気があっていいと思いますが。

ところでRSYのヨガレッスンについての話ですが、6月7日より金曜日10:00~11:30のレッスン内容が変更になりました。"Root Yoga Fix~地に足を根ざす静のヨガ~"が終了し、代わりに"アナトミック骨盤ヨガ®"が始まります。

理由としてはアナトミック骨盤ヨガの需要が少しずつ高まっていること。そのアナトミック骨盤ヨガを週2回に増やすことで土曜日の朝にレッスンに来られない方にもぜひ受けていただけたらと考えました。

とはいえ体力的な面での不安がある方も多いと思います。ですので金曜日のアナ骨は土曜日より少し運動強度を低めに設定します。ヨガ初心者や未経験者にもより受けやすい内容となります。終始ゆっくりとした動きでアーサナを行いますので、身体の使い方を学ぶ場としても最適です。スタジオで他の参加者の方と一緒身体を動かすことで、自分だけでは絶対に出来ない効かせ方も出来るようになると思います。

土曜日に参加できずに諦めていた方、金曜日のアナトミック骨盤ヨガ(負荷低め)はいかがでしょうか?

2019/05/26
アナ骨で眠くなる?!  
昨日のアナトミック骨盤ヨガが終わった後、参加者同士でこんな話をしているのを耳にしました。

「アナトミック骨盤ヨガって終わったあととてつもなく眠くなりますよね??」

一人の参加者はアナ骨が終わって帰った後、家で2時間も昼寝をしてしまったようです。なんでこんなに寝てしまったのでしょう?

実は眠気が来るのは当然なんですね。アナトミック骨盤ヨガでは日常で使いづらいけど骨格を支えるのには重要な筋肉に負荷をかけて鍛えていきます。普段使っていない筋肉なのだから多くの場合当然弱っています。そこを強く使っていきますので、その筋肉は一時的に弱った状態になります。弱った筋肉が回復することで前よりも強くなっていくのですが、回復する過程の身体の反応として眠気が起こることがあるのです。

筋肉を回復させるためには栄養(タンパク質や糖分など)が必要となります。アナトミック骨盤ヨガは下半身の多くの筋肉を総動員して行いますので、終わった後に必要とされる栄養分も多くなります。栄養や酸素を筋細胞に届けるための血流も下半身に集中します。ですので脳に回す糖分などが相対的に少なくなり眠気が起こると考えられます。

特にアナ骨を始めたばかりの頃はまだ筋肉が弱いため、回復するためのエネルギーも多く必要で眠気が強く起こってくるのでしょう。だんだんと下半身の力を始め、全身の筋力、総合的な体力がついてくると回復のためのエネルギーも少なくて済むようになってくるので眠気はそんなに起きなくなってきます。

また上記の理由以外にも自律神経の問題も絡んでいると考えられます。下半身を強く使うアーサナで交感神経をオンにした分、レッスン後に副交感神経が優位になりやすく身体全体が弛緩し眠気が起こる。そういった神経面の作用も絡んでいると思われます。

いずれにせよ普段使えていない部分をたくさん使えている証拠ですのでご安心ください。最初の内は眠気が辛いかもしれませんが、徐々に身体も適応してきます。眠れる環境にある方は昼寝をすることで回復も早まります。

アナ骨の後は十分に栄養補給して身体を休めてくださいね。

2019/05/25
ブランケット  
今日からスタジオレッスンにブランケットを導入しました。

使い方はヨガのアーサナの補助道具として使ったりもすると思いますが、それよりなによりも、

シャヴァーサナの時に体にかけること。

たぶん寝てしまいますね。

最近は暑い日が続くようになり、RSYのレッスン中も冷房をつけるようになりました。動いている時は空調が効いてても汗をかくくらい暑いのですが、最後のシャヴァーサナで仰向けになる時は肌寒さを感じることもあると思います。その都度空調は調整してはいたのですが、なかなか温度調整は難しくどうしたものかと思っていました。

そんななか先月自分で受けに行ったスタジオレッスンでは最後のシャヴァーサナの時にブランケットを配ってもらえました。空調の効いているスタジオ内ではブランケットをかけるとちょうど良い温かさでとても気持ちがよく、シャヴァーサナの質も上がったように思います。

これはRSYにも取り入れなければと今回の導入に至りました。骨格標本もそうですが、必要不可欠ではないもののあるとプラスになるものもだんだんと揃えていきたいと思います。

早速今日のアナトミック骨盤ヨガのシャヴァーサナで使っていきました。眠っている方もけっこういたようです。あれだけ身体を動かした後ですから当然ですね。

他のレッスンでもどんどん使っていこうと思います。

2019/05/24
好みと半強制  
今日は早速朝早起きをして自分のトレーニングとしてのアシュタンガヨガを行いました。

久々の通しで一時間以上の流れを行うと色々なことに気づきます。自分の好きなものだけを練習するのとはまた違った気づき。自分の身体の特徴や状態や課題、様々なことが見えてきます。やはり自分の考えや好みをある程度手放した状態で淡々と何かをこなすというのもいいことだと思いました。

そこで思い出したのが4年前に大学に入った時の感覚。東京大学では入学の時点では学部は決まっておらず、1〜2年生は全員「教養学部」に所属します。教養学部は広く様々なことを学ぶ場所であるので、自分の興味のない授業にもでなくてはならないこともあります。僕は割とそのシステムが好きで、自分の興味が全く向かないような分野(例えば法学や経済学)でも実際に触れてみると意外とおもしろかったり、自分の思考を広げるために役立ったりしました。日常生活において自分からは絶対に選ばなかったであろう物事に半強制的に向き合わされるというのも悪くないと思います。自分の好きなこと、やりたいことが決まっている場合でも「知識や経験の背景」の厚みを増すためにそんなことがあってもいいと思います。

休学中の今の僕にとって、特に今の身体面にとってのそれがアシュタンガヨガ。

RSYに来られる方にとってのそれはスタジオレッスンなのかもしれません。自分では絶対に家ではやらないこと。身体を動かすことは時に大変だけど、半ば強制的にスタジオで動くことで気づくことや楽しいと感じることもあると思います。

自分の意志で選んだ好きなことだけをして生きていきたいという想いがある反面、それだけじゃ足りないのかなという想いもあります。

もちろんこの辺りの感覚は人生の段階によっても変わっていきそうです。バランスが大事だとも思います。

何はともあれ朝から身体を動かしたのでぐっすりと眠れそうです。

みなさんもゆっくりお休みください。

2019/05/23
習慣化  
唐突な話ですが、自分の現状を打破したいという思いをお持ちの方も少なくないと思います。僕のヨガクラスに来られる方にとっても現状の打破が一つの大きなテーマだったりします。

僕も身体面、精神面において自分の現状を打ち破りたいと常々思っています。しかし何かを変えたいと思っても、その思いだけで願いが叶うことはほとんどないと思います。何かしらの実行が伴うものが多いのではないでしょうか。

しかもその実行は単発ではなく継続されることで力となり新たなステージへと移っていきます。つまり良い方向へ自分を向かわせる物事を「習慣化」することが大切となります。

僕にとって自分の状態を上げるのに適しているなと感じるものは「アシュタンガヨガ」です。アシュタンガヨガというのは、行うアーサナの種類や順番も決まっている「動く瞑想」とも言われるヨガの流派なのですが、内容の説明はともかく心身に対する効果のあるヨガの一つです。

1時間程で一連の流れが全て終わるヨガで、朝に行うと調子がぐんと上がって一日中エネルギッシュに過ごせるので、少し前までは毎日のように行っていました。そのおかげで体つきが変わったり行動力が上がったりしていたのですが、ここ2ヶ月くらいはアシュタンガヨガをちゃんと実践することがなくなってしまっていました。

家族の生活リズムの変化などでなんとなく時間をとらなくなってしまい、自分のやりたいアーサナの練習だけを行っていたのですが、なんだかしっくりきません。自分の好み云々は置いておき淡々と身体を動かせるような良い意味でのルーティンが必要なのかもしれません。

ということで改めて今日決意します。

明日から毎朝のアシュタンガヨガを習慣化すること。

何かを習慣化するにはそれを自然に行うためにはどうしたらいいかを考えなくてはなりません。僕の場合は息子たちが起きる前にどうやって早起きするかをこれから考えます。アシュタンガ以前に早起きの習慣化ですね。

勝手な決意表明で申し訳ないですが、インストラクターとして継続の大切さを訴える上でも、自分でしっかりと自分にとって良いと思うものの継続ができているかどうかで説得力も変わってくると思います。

もっともこういった場所での宣言により自分を律して習慣化を定着させたいという下心もありますが…

とりあえず1ヶ月ほど続けた後に心身の変化や習慣化について気づいたことなどがあれば報告しようと思います。

今回の写真はアシュタンガヨガにも登場するティティバーサナ(蛍のポーズ)です。先日紹介したバカアーサナを応用してできるアームバランスの一種ですのでご参考までに。

2019/05/22
十人十色  
今日の朝のRoot Yoga Move~下半身をつくる動のヨガ~にも体験の方2名の参加がありました。だんだんと参加人数も増えてきて20代〜80代までと年齢層の幅も広いクラスとなってきました。スタジオの雰囲気もなんだか面白い感じです。

ほとんどの方がヨガ未経験からのスタートというのは同じなのですが、当然それぞれの方の持っている背景は全く異なります。年齢、性別、運動経験もそれぞれ違うし、ヨガに来る目的も健康のため、美容のため、仕事のため、なんとなく、など様々です。

そんな人達が同じ内容のレッスンを受けます。

ここで受け取る効果、自身への吸収の仕方は十人十色です。それぞれが持っている背景が違いますから。それでいいと思います。

もちろん優先すべき点は優先して意識しながら行っていきたいところです。でもそれ以外の点は自分自身で判断して取り入れるところは取り入れ手放すところは手放してもらう。体力的にきつければ自分の判断で休んでみたり、ここだけはゆずれないというところは自分の力以上に頑張ってみたり。

そうこうして続けているうちにいつのまにか身体や心は変わっていたりします。そして周りの人と時間と空間を共有するのも楽しく感じたりします。

こういう感じでRSYを続けていきたいと思いました。

写真はヴィパリータ・ヴィーラバトラアーサナ。話の内容には全く関係ないですが、水曜日朝夜のクラスに登場するアーサナですので参考までに。

2019/05/21
雨  
今日は朝からすごい雨ですね。

こんな雨で低気圧の日は体調が落ちる人もいるかもしれません。頭痛や腰痛、肩こり、足のむくみなども出やすい天気です。

天気が悪くてもまったく体調が変わらない方もいれば、台風の時などは動けなくなるくらい不調になる方もいます。その違いには自律神経の調整能力や組織の強度など様々な要因がからんでいるのだと思います。

頭痛などが出ないまでも、雨やくもりの日などは些細なことでイライラしたりと精神的な面での影響が出てくる方もいるようです。

そういう僕も気圧にはかなり敏感で基本的に高気圧の日の方が調子が良いです。脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)と診断を受けたくらいですから、低気圧で調子が落ちるのは当然なのですが。

ただ天気による不調を"体質"によるものと諦めて我慢しているのはもったいない気がします。低気圧で調子の悪い日でも体調や精神状態を上げていく方法はいくらでもあります。

その一例として写真のように下半身を使う運動があります。名前はワイドスクワットや四股などといったところかもしれません。下半身をダイナミックに使うことで低気圧で下半身に滞りがちな血液を頭の中方まで押し上げていきます。余裕があれば写真のようにかかとを床から浮かせることでふくらはぎのポンプ機能の強化も狙えます。

行う上でのポイントは、
・膝とつま先の向きを揃える
・膝の角度は90°を目指す(90°までいかなくてもかまいません)
・骨盤を床に垂直に保つ(もしくは写真のように少し背中全体を前傾させてもかまいません)
・手は写真では合掌していますがどこでもかまいません
・余裕があればかかとを地面から浮かせる

この形で自分の好きな時間キープします。だんだんと全身が温まり頭の血行も良くなるのが感じられると思います。天気の悪い日もこれだけで気分もスッキリしたりします。続けていくと天気に左右されづらい体質にもなってきます。

天気が悪くても元気な方も下半身全体を効率よく鍛えられますのでやってみて損はないと思います。

ぜひお試しください。

2019/05/20
リボンちゃん  
1週間ほど前にスタジオに導入した骨格標本、存在感があるので名前をつけなくてはと、名前を募集していました。

ありがたいことに何人かの方から色々な名前の提案があり、その中で一番シンプルでわかりやすかった「骨っちゃん」という名前が最有力候補だったのですが、先日アナトミック骨盤ヨガが終わった後に新たな提案がありました。

考えてくれたのは水曜や土曜の朝のレッスンに参加してくれている若い男性。

名前はタイトルにあるように、

リボンちゃん

最初はえっっ...と思いましたが、名前の由来を聞いてみると、

・教室の名前にもある"rainbow"と"ribbon"が似ている。
・「リボン」に「ボーン(骨)」”bone"をかけている。
・「リボン」に「リボーン」"reborn"(「生まれ変わった」という意味の形容詞)をかけてRSYの「下半身が生まれ変わる」というテーマを意識。
・レッスン中に身体の説明をする時、骨格標本の周りに人が集まり人と人とをリボンのように結んでいく。また骨格標本を通して知識と実践を結ぶ。
・骨盤がリボンを結んだ形に似ている。

などだそうです。

なかなか考えられている名前にだんだんいいなという気がしてきました。ですので骨格標本の名前は「リボンちゃん」に決定しようと思います。他のたくさんの名前を考えていただいた方々もありがとうございました。

「百聞は一見に如かず」という言葉もあるように、聞いているだけでなく見ることで理解がグッと深まることがあります。骨格を見ることで自分の身体を「診る」力はついていくように思います。

リボンちゃんを活躍させていこうと思います。

2019/05/19
脂肪燃焼  
昨日のアナトミック骨盤ヨガ終了後に参加者の方からこんな質問がありました。

「お腹の肉はどうやって落ちますか?」

「お腹の肉」というのはお腹周りについた脂肪のことですが、この脂肪は分解されて身体の各部のエネルギー源にならないと減らないのです。脂肪が分解されたりエネルギーになるメカニズムはやや複雑なのでここでは説明しませんが、運動は当然脂肪燃焼を促進させます。特に有酸素運動は酸素を利用して脂肪を燃焼させていきます。ヨガも有酸素運動が主体となってきますので脂肪燃焼効果があります。

そしてもう一つ、脂肪を落とすには基礎代謝という概念が重要になってきます。基礎代謝とは生命を維持するために必要なエネルギーのこと。何もせずにじっとしていても内臓や脳やそして筋肉を維持するためにエネルギーが消費されています。一番簡単に基礎代謝量を増やす方法は筋肉を増やすこと。筋肉が増えるだけで何もせずに消費されるカロリーは増えていきます。

特に下半身の筋肉、太ももやお尻の筋肉は身体の中でも非常に大きく、これらの筋肉が増えることで基礎代謝量のアップが見込めます。何もしてない状況でも脂肪を燃やしやすい体質に変わってくるのです。

上記に加えてお腹周りが気になる場合には、腹横筋というコルセットのような筋肉を鍛えることも有効です。内臓の位置を保ったり腰を痛めないように保護する役割があります。お腹を引き締める効果があるので、ここが強化されると同じ量の脂肪がついていても腰のラインがすっきりして見えるようになります。吐く息とともにおへそを背骨のほうに引っ込めていくと鍛えられます。

お腹周りが気になる場合の対処法をまとめると、

1. 有酸素運動をする
2. 大きな筋肉をつけて基礎代謝を上げる
3. 腹横筋を中心にお腹周りの筋肉を鍛える

こうして見てみるとヨガはお腹周りが気になる場合にも効果が高いことがわかります。そして逆に痩せ過ぎで悩んでる方にも実は効果があるのです。その辺の話はまた今度機会があればしていこうと思います。

最近は暑くなってきましたので体調にはお気をつけてお過ごしください。

2019/05/18
自分で身体を動かすこと  
5月から始まったアナトミック骨盤ヨガも今日の朝で3回目となりました。初回体験でヨガ未経験の方も2名ご参加いただきました。

写真は今日のレッスンでも何回も登場したローランジのポーズです。いつか撮った写真がこれしかなかったので脚の幅などわかりづらいアングルですが、形を忘れてしまった方は参考までに。(本当は上半身は後ろ脚の延長線上に伸ばしたいのですが、ちょっと落ちてますね…)

アナトミック骨盤ヨガは骨盤周りの筋肉を強く働かせていくヨガとなります。普段あまり使わず弱くなって硬くなっている筋肉も目覚めさせて動かしていきます。ですので慣れていないとかなりのきつさがあると思うのですが、その分効果があります。

ただ「きつさ=効果」ではないのでがむしゃらに身体を動かせばいいわけではないのですね。使うべき筋肉、動かすべき関節というのが瞬間瞬間に存在するので「どう自分の身体を動かすのか?」という点が大切になってきます。アナ骨はゆっくりした動きで行っていくので動きの正確さを上げるという点ではヨガ未経験の方にもやりやすい内容だと思います。使うべきところを間違っても修正がききますので。

そしてなぜ効果が出やすいかというと、身体の悩みや不調に関しては運動不足が原因のことが多いからです。何をもって運動不足というかは難しい問題ではありますが。普段何かスポーツなどをされている方でも筋肉の部位によって強さや硬さにアンバランスが起きて不調をきたす方も多いです。

「運動不足」の言葉の定義は置いておくとして、ともかく何かの問題の原因が運動不足だった場合、自分で身体を動かして身体レベルを上げていくしか根本的な解決がないのです。運動不足が原因という前提の話なので当たり前のことですけどね。その他の手段でも悩みや不調の解消に関して有効なものはたくさんあるのですが、原因の解消にはなりません。

やはり自分の身体を自分で使うことが大事になってきます。自分の意思とは別に筋肉を動かす電気刺激などの話はまた別の機会にしていこうと思います。なぜ筋肉の強化や柔軟性向上が不調の改善につながるかもレッスン中などに少しずつ伝えていこうと思います。

明日のブログでは今朝のレッスン後に質問のあった「脂肪燃焼」について少し触れていこうと思います。

2019/05/17
アーサナの要素  
今回の写真は水曜夜のRoot Yoga Coreで行ったバカアーサナというポーズ。実践しているのは参加者の60代の女性です。

この方は去年の秋頃からRSYでヨガを始めて今は週2回通っているのですが、当初と比べると体型や雰囲気がだいぶ変わってきたように思います。初めたての頃は未経験でしたので片足立ちが安定しなかったり、アーサナのポイントがなかなかつかめなかったりしていました。しかし徐々に基本的なアーサナや呼吸法を練習し、だんだんと身体機能が上がってきました。すると写真のような少し要素の多いものも自然と出来るようになってきたのです。

写真のバカアーサナに必要な要素をざっと見ていくと、

・膝を胸方向に引きつける力(股関節を屈曲する腸腰筋などの力)
・お腹を縮めて体幹を安定させる力
・手首の強さ、柔軟性
・肩の前側(三角筋前部)、上腕三頭筋の筋力
・肩甲骨を外側に開く力(前鋸筋)
・重心を調整する感覚(深部感覚)

などが必要になってきます。

もちろんやっている本人が上記のようなことを考えながら行っているわけではなく、身体が自然に上記のような要素を満たしています。基本的なアーサナを練習する中で一つ一つ身体にとって大事な材料がそろっていくのです。材料さえそろってしまえばバカアーサナのような初心者には一見ハードルが高そうなアーサナでも意外とできてしまいます。自分が出来ることが一つ一つ増えるとそれを組み合わせてより複雑なものもできるようになるのですね。

レッスンでは特に要素が少なく基本的なアーサナを大切にしています。要素が少ないものほど集中して取り組め効果が高いからです。そういった基本アーサナができてきた上で少し複雑なものにも挑戦してみる。慣れてくると自分の頭の中に目的地にたどり着くための地図のようなものが出来てきます。「今自分にはこれが足りないからこのアーサナを練習してみよう。そうすれば難しそうに見えるあのアーサナもできるかも。」などといった形で。そういう取り組み方もおもしろいのではないでしょうか。そうこうするうちに気づいたら身体の調子が上がったり体型が変わったりしてきます。

楽しみながらの「挑戦」は心身を変える強力なモチベーションになるような気がします。

2019/05/16
アーサナの範囲  
ヨガのアーサナ(ポーズ)にはそれぞれ名前がついています。レッスン中はサンスクリット語だったり英語だったり日本語で言ってみたりしていますが、ともかく一つのアーサナに一つの名前がついています。

アーサナだけでなく、名前がついているもの全てにそのものが持つ概念があります。名前をつけることで他のものの概念との区別をつけています。固有名詞でないかぎりはその概念にはある程度の範囲があり、その範囲内のものがその名前で呼ばれます。

ヨガのアーサナも名前がついている以上はそのアーサナの概念の範囲があります。ですのでその範囲から外れてしまうとそのアーサナとは呼べなくなってしまいます。

アーサナの概念の中の要素には優先順位が確実に存在すると思います。そのアーサナであるために必要な優先順位の高い要素がいくつかあります。いくつあるかはアーサナによってまちまちだと思いますが、アーサナをとる上では最低限の要素を満たすことが必要となります。

最低限の要素を満たすことでそのアーサナが持つ心身への効果が引き出されます。その上で優先順位の低い要素まで満たすことで+αの効果も生まれてくるかもしれません。

ただ最初から全ての要素を満たそうとすると頭がいっぱいになり身体の動きが鈍くなりがちです。なので優先順位。そのアーサナの一番広い土台の部分から攻めていきます。

それぞれのアーサナの概念と優先順位を念頭に置くことでアーサナがシンプルにとらえられるようになります。アーサナ以外のことでも本質が見えやすくなります。

金曜日のRoot Yoga Fix~地に足を根ざす静のヨガ~の後半部分では毎回一つのアーサナを練習します。概念を明確にして優先順位をとらえます。アーサナを深めたい方には最適なクラスになると思います。

ではまた次回のブログで。

2019/05/15
骨っちゃん(仮)  
先週届いた骨格標本、今日のRoot Yoga Moveでも活用しました。誰の身体の中にでもある骨格を病院や理科室などで何度も見たことはあるとは思いますが、自分の身体の動きに結びつけて観察することはほとんどないと思います。

目の前で身体の構造を見て触れていくことで今まで曖昧だった身体のイメージが鮮明になり、ヨガの動きも正確さを増していきます。それぞれのアーサナにはそれぞれのポイントがあります。アーサナの話は次回にしますが、骨や筋肉の構造を頭の中に具体化することが身体の機能向上に役立ってくるように思います。


ところでこの骨格標本、現在名前を募集していまして何人かの方からかアイデアをいただきました。今のところ自分の中では以下の順位です。

1. 骨っちゃん(こっちゃん)
2. レインボーン
3. 骨太郎
4. ボブ
5. 骨しっかりし太郎
6. 100年寝太郎
7. オジー・オズボーン

今のところは「骨っちゃん」が覚えやすく呼びやすいので最有力候補となっています。

あと一週間くらいは募集していますのでもし他に良い案がありそうでしたらお教えください。

2019/05/14
集中力の保てる座り方~その2~  
昨日は「座る時に集中力を保つには骨盤を立てて座りたいけど、そもそも骨盤を立てるだけでも集中力が必要だ。」という話でした。

そう、身体の機能性が高くない状態で骨盤を立てたまま何時間も座ってるなんてことはそもそも出来ないのです。人は立ったり座ったりしている時に重力に対して脚の筋肉や背中の筋肉を使っています。骨盤を後ろに倒して腰を丸めて休めてしまった方が楽は楽なのです。でもずっとその姿勢だと頭がボーッとしてきます。

どうしたらいいのでしょうか?

骨盤を立てる力をつけていきましょう。一段階身体のレベルを上げます。力がつくと座った時に苦もなく骨盤が立ち背骨のS字を保てるようになります。

具体的な方法としては股関節から身体を曲げる前屈のような運動をしていきます。脚の付け根の奥深く(腸腰筋)から身体を使えるように訓練します。写真のようにお尻を突き出した形のものでもかまいません。ポイントは腰をまっすぐ(もしくはやや反り気味)に保って長くキープすること。骨盤を立てるのに重要な筋肉を強化していきます。ヨガではそもそもこのような動きがとても多いですね。ダウンドッグ、チェアポーズ、前屈系のアーサナなど。

許される環境であれば、ずっと同じ姿勢で座っているのではなくて20〜30分に一回こういった運動を入れていきます。繰り返している内にだんだんと長く座れるようになってきます。

もしくは固定されたイスではなく、バランスボールやバランスディスクのような不安定な土台に座る。そうすることで骨盤の前傾や後傾が細かく繰り返され血流もスムーズになってきます。必要な筋肉もついてきます。普通のイスに座る場合でもヨガのキャット&カウのように骨盤や背骨をたまに動かしてみると集中力は変わってくると思います。

とにかく骨盤を立ててキープする力がないうちは自分で動きをつくって必要な筋肉を使っていくのがポイントとなってきます。

じっとしてなければならないような雰囲気の学校の授業などでは実践しづらいかもしれませんが、家で宿題をやる時などは合間に身体を動かすことが集中力アップにつながります。座り姿勢の問題だけでなく身体の中で分泌される物質などの問題もあると思いますが。

ぜひお子様の勉強やご自身の仕事や趣味などに生かしてみてください。

2019/05/13
集中力が保てる座り方~その1~  
今日のブログは昨日のHIP JOY YOGAが終わった後に聞かれたことに関してです。

「子供が勉強する時、イスに座らせた方がいいのか、床の方がいいのか?」

集中力を保ったり勉強の効率を上げるためにはどのような座り方がいいのかという内容ですが、結論としては、どちらでもいいと思います。ただいずれにしても座り方のポイントがあります。

それは座面に対して骨盤を立てること。もしくは腰椎(腰の部分にある背骨)を丸めないことです。

もともと人間の背骨には緩やかなカーブがあります。そのカーブは腰の部分では前に反っています。腰を丸めて(骨盤を後ろに倒して)座ってしまうと自然なカーブを壊してしまい、背中から頭への血流が悪くなってしまったり内臓の位置が股関節方向へ下がってしまったりします。

結果的に全体の血やリンパの流れを阻害することで集中力の低下や肩こり、猫背の原因となります。子供の勉強の際にはそれが他の事へと気を散らせる要因となります。

ですのでイスでも床でも骨盤はなるべく後ろに倒れないように座りたいのです。

ただそもそも骨盤を立て続けること自体が集中力を要するし、腸腰筋の力などが不足しているととても難しいことなのです。ヨガでも骨盤を立ててしっかり座り瞑想をしていくためにアーサナを練習して身体機能を高めるくらいですからね。

では長時間しっかりと座れるだけの体力がない場合はどうしたらいいのか?集中して勉強したり作業することを諦めなければならないのでしょうか?

いくらでもやりようはあると思います。

長くなってしまうので続きはまた明日書こうと思います。

2019/05/12
ずっと導入したかった骨格標本がついに届きました。ありがたいことにスタジオに置かせてもらえることになったので今日HIP JOY YOGAのレッスン前に組み立てました。本当は標本の写真をここでアップしようと思っていたのですが撮り忘れてしまいました...

ヨガは骨や筋肉の構造を知らなくてももちろんできます。深部感覚が鋭い人は自分の中の感覚を探るだけでアーサナも深まります。しかし多くの場合、身体の構造を少しでも知っていた方が自分を知ることにもつながりヨガも深まっていくように思います。

その一つの手段が解剖学。そして骨格標本はそれを知るための一つのツールです。

今まであまり知らなかった自分の中の構造を実際に見て触れることにより、身体の動かし方の意識が変わることもあります。

今日も身体を動かす前にお尻の筋肉などの位置を骨格標本で見ていきました。

そしてレッスン最後のシャヴァーサナの時、ふっと横を見てみると....暗闇の中に立つ白い影...!!

骨格標本を横に置いたままだったことを忘れていました^^; 心臓が止まるところでした。

そして骨格標本の名前を募集しています。何か良い案がありましたらぜひ教えてくださいね。


2019/05/11
今朝は2回目のアナトミック骨盤ヨガでした。朝早くからのご参加ありがとうございました。今回もほとんどの方がアナ骨初体験でした。(2回目なので当然ですが。。)みなさん最後まで自分の身体をしっかり使えていたように思います。

さて、人が何かを新しく始める時は、勇気やエネルギーが必要だったりします。一歩踏み出せることでその事柄は当たり前に定着してくるのですが、発進する時の力は自分で生み出さなければなりません。

何かを始めるか、始めないかを考える時に「いつ」始めるかどうかというのが1つの大事なポイントになってくると思います。「今」なのか「1ヶ月後」なのか「いつか」なのか。何かを始めたいエネルギーがわいてきて「今」始めたり、「1ヶ月後」に始める計画を立ててみたり。すっと自然に始められる物事の場合はあまり考える必要はないと思います。流れに身を任せればうまくいく。

自分にとって少しハードルが高い物事の場合、人は迷います。

自分の立ち位置を考えてみます。自分の心と身体の状態をとらえます。時間が解決することとしないことを区別します。例えば今自分が(身体に関しても心に関しても)風邪を引いていたり怪我をしている状態であれば「待つ」ことで自分の状態が回復します。回復した後に自然なエネルギーが湧いてくるかもしれません。

しかし風邪やケガのような状態でもそれが自分の一部として根づいてしまっている場合、時間をかけて待っていても自分の状態は回復しません。むしろ肉体的には日々年をとっていくので動き出す力はだんだんと落ちて行きます。当たり前ですが「今」が1番若いのですね。目の前のハードルが高くても「今」が一番飛びやすい時期。

何かを始める時、この自分の立ち位置をとらえてスタートのタイミングをはかります。自然に身を任せるのか、少し無理をしてでもスタートを切るのか。その後流れに乗れるかどうかは実際に試してみないとわからないところでもあります。

まずは自分を客観的に見直してみる。単純なことですが、何かに迷った時の1つの有効な手段だと思います。

2019/05/10
今日はRoot Yoga Fix~地に足を根ざす静のヨガ~の日でした。今回のレッスンも体験でご参加の方もいらっしゃいました。

このRoot Yoga Fix、他のレッスンよりも動きが少なく運動量も少なめなのですが、身体の安定感を深める大事な部分をじっくり使っていきます。普段何気なく行っているダウンドッグなどの基本アーサナも工夫を加えて身体に効かせるように動かします。かなり刺激を与えられたのではないでしょうか。見た目が地味なものほど要素が少ない分、ある一定の部分における効果が出やすくなります。

来週からはヴィーラバドラーサナやトリコナーサナなどの基本のアーサナを週替わりで練習していこうと思います。

ところで明日の朝はアナトミック骨盤ヨガの2回目です。自分と深く向き合える(向き合わざるを得ない)ヨガ。終わった後は何かしらの変化があると思います。朝が苦手な方も目覚まし時計をセットしてぜひご参加ください。土曜の朝から身体を動かすと気持ちいいですよ。

それと明日の朝は新聞折り込みでRSYのチラシが入る予定です。片面印刷なので見終わったら裏面がメモ用紙になる構造です。ご活用ください笑

2019/05/09
Root Yoga Fixのテーマにもなっている「地に足をつける」という言葉、なんだかイメージが難しいかもしれません。

「地に足」という表現は精神的な側面を表すことが多く、「地に足がついている」というのは考えがしっかりと安定していて物事を冷静に進められるような状態を示します。自分の力を把握して物事を客観的に見られるような力ですね。対して「地に足がついていない」状態は、文字通りどこか浮き足立っている、なんとなくふわふわしていて自分自身を把握できていない状態というところでしょうか。

この「地に足」という人の精神状態や生き方を表すような言葉、人の肉体面にもそのままリンクしているようにも思います。とはいっても実際「地に足がついていない」人の足が空中浮遊のようにふわふわ浮いているわけではないのですが、足裏が地面につく感覚などは人によってだいぶ違うはずです。

ここからは自分の経験に基づく感覚の話なのでほんの少しの参考までに。

ヨガを始めてから、足裏が地面につく感覚がかなり変化してきました。表現するのは難しいのですが、足裏が地面に吸い付くような感覚です。しっかりと地面に立っているという感覚。しかしおもしろいのは扁平足気味だった足裏にアーチができてきたので、実際に地面に触れる足裏の面積は減少しているのです。にもかかわらずちゃんと足が地面を押している。そしてしっかり押しているのに足裏や脚全体は軽く感じます。階段をのぼる時も足裏が強く地面をとらえられるのに脚は軽くエネルギッシュ。感覚の話なのでわかりづらいかもしれませんが自分としては嬉しい変化です。

「地に足がつく」感覚が一番わかりやすいアーサナはおそらくタダーサナ(山のポーズ)だと思います。一見ただ立っているだけに見えるヨガの基本アーサナです。ヨガを続けているとこのタダーサナの足裏の感覚が一番変わっていくと思います。

そして実際に「地に足がつく」感覚がついてくると精神面でも「地に足がついてくる」ように思います。タダーサナの感覚が良い時は頭の中も落ち着いていて自己分析も冷静にできます。その状態が定着すれば日常的に「地に足がついた」生き方ができるのではないでしょうか。

もちろん「地に足がついていない」状態を楽しむという選択肢もあります。その辺は自分のチョイスだと思います。

でもヨガをやっていてもいなくても「地に足」の感覚を感じることはおもしろいと思いますよ。

2019/05/08
今日は午前と午後2つのヨガクラスがありました。

参加していただいてる方のアーサナの動きや身体の使い方を見ているとふとしたところで成長を感じることがあります。前は出来なかった動きがスムーズに行えていたり、同じアーサナでも使っている部分が変化していたり、それぞれの方にそれぞれの変化があります。

共通して言えるのは動きのしなやかさが上がっているということ。ただ柔らかく動くだけでなく必要な時には力強く動く。余計な力みは抜けて動きにリズムが生まれる。心の余裕も出てくる。

その成長に刺激を受けて、自分も限界を決めずにゴールも決めずに身体を動かしています。

2019/05/07
左右差  
だいぶ髪の毛が伸びてきたので今日は美容院に行ってきました。かなりさっぱりした感じになって家に帰って改めて髪型を見てみると、、

左右のもみあげの長さが全然違う…

長い方のもみあげを自分で短くしようとも思いましたが、どっちにしろ髪が伸びてくれば左右の差も埋まってくるのでそのままにすることにしました。


ところで髪型でなくとも身体には少なからず左右差があります。左右で脚の長さが違う、肩の位置が違う、目の大きさが違うなど人によってその度合いは違いますが完璧にシンメトリーな人はいないと思います。テニス選手の利き腕の太さや、漫画家の身体のねじれなど職業によってはかなりの左右差がでることも珍しくありません。

左右差自体あることが自然です。そもそも人間の内臓の位置関係は左右対称ではありません。肝臓は右側にあり、心臓は少し左寄りで胃も左から右に曲がっています。幼い頃に自然に利き手が決まることなどからも筋肉のバランスに差異が出てくるのは当然です。

差があって当然、しかし心臓などとは違って筋肉はほとんどが左右で対になっています。完全には同じ形にならないけど限りなく近い形でいようとする性質があります。

左右で違っていいのだけどあまりに差があり過ぎるとバランスを崩し不調をきたす。差が開き過ぎてしまった人は左右を整えていくことも身体を変えるための一つの手段です。

ヨガのアーサナを行っていると左右のバランスの違いに気づくことが多々あると思います。片足立ちのアーサナの差や、ヴィーラバドラーサナⅠの時の後ろ脚の付け根の固さの違いなど....僕も腸腰筋の固さの違いは相当あったのですがヨガを続けるうちに左右の柔軟性が近づいてきました。今も差はありますが依然よりも股関節が軽くバランスよく動くようになっています。

左右の差をあまり気にし過ぎず自分の身体を分析しながら淡々と身体を動かして行くのがいいのかなと今のところは思います。左右の差があることで身体のバランスを保っている部分もあるとも思いますしね。

「そもそも一つの身体を左右という枠組みでとらえたくない」という方はごめんなさい、僕も左右でとらえたいわけではありませんが、もみあげの長さが違ってしまったものでこんな話になってしまいました。身体のねじれなどについてはそのうち書こうと思います。

それでは。

2019/05/06
昨日は初めてのHIP JOY YOGA~美尻~のレッスンの日でした。GWで人数は少なめでしたが、体験の方も参加していただきたくさん身体を動かせたと思います。

「美尻」がテーマのHIP JOY YOGAですが、お尻の筋肉というのは日常生活であまり使えていないことが多く衰えがちです。お尻が弱ると歩行や立ち姿勢にまで影響がでてきます。このレッスンでは様々な方向に股関節を動かすことで、大臀筋、中臀筋、梨状筋などのお尻を構成する筋肉を刺激していきます。

ご参加いただいた方は自分がどの動きが得意でどの動きが苦手なのか少しわかっていただけたと思います。今日あたり強い筋肉痛が来ているかも...筋肉痛になったところが使ったところ、回復した後には前より一段階強くしなやかになっていると思います。

さて今日でGWも終わり、明日から仕事や元の生活が始まる方も多いかもしれません。(僕はあまりGWは関係ありませんが...)ストレスの多い生活に戻るのが気が重い方もいるかもしれません。でも外部からのストレスは生きていく上での必要な刺激だったりもします。うまく対処することで活力に変わることもあります。ただやはりそこで必要になってくるのが自分の身体です。

みなさんは自分の身体をどうとらえますか?

少し時間のある時に自分に問いかけてみてください。

あとは少し前のブログに書いた「偽狸汁」の問題にも取り組んでみてくださいね笑

2019/05/05
突然ですが僕の兄はデザインの仕事をしています。本を作ったり作品を出したり、詳しくはわからないですが芸術関係の仕事に長年携わっています。昨日ちょうど用があったのでそんな兄の家に行ってきました。現在の兄の家に行くのは初めてだったし、そうしょっちゅう訪ねることもないので、今制作中のRSYの宣伝チラシ(5月中旬配布予定)のアドバイスをもらおうと思い自分のパソコンを持参して行きました。

このチラシは僕が自分で作業をしてほとんど完成の段階まで来ていました。兄には最終的な配色や全体の印象に対してのアドバイスを頼んだのでした。結果的に配色をだいぶ変え、短時間だったにもかかわらず全体の印象がすごくすっきりして見やすいチラシになりました。

ここで思うのは「やっぱり物事はその道の専門家に頼むのが一番」だということ。デザインについて素人である僕が悩んで考えても長年それに関わっている兄のようなアイデアは浮かんでこないのです。専門家の知識と経験の蓄積があって初めて洗練された選択ができるのです。

そしてそれと同時にもう一つ思うこと、今回はこちらがメインのテーマになるのですが、それは「最初から全てを専門家に頼らなくてよかった」ということです。

伝えたいのは「最初はなんでも自分で努力してみるという美徳」ではなく、「ある一つの知識の背景」といったものについてです。

今回のケースで言えば、まず僕はあまりパソコンの操作に慣れていません。ですのでチラシを作る際にもパソコン操作だけで時間がかかってしまいます。またデザインに関しても知識が無いので写真や文章の位置、配色を考えるだけでも手が止まってしまいさらに時間がかかってしまいます。

ただ作業を続けていると、わからないことが多い分、新しく吸収できることも多いのです。そして新しく知ったことが最善の方法でなくても、それは新たな知識の土台になります。

そう、チラシ制作前よりも知識と経験の土台がある状態で兄にアドバイスを求める。すると返ってきた答えが自分の知識と経験の土台のある部分に収まる感覚があるのです。ただ答えや方法論を鵜呑みにするのではなく、自分なりに消化するという感じです。最初からアドバイスを求めるのとはまた違う結果になったと思うのです。

経験上の話ですが、簡単に得たものはすぐに忘れてしまう気がします。例えば学生時代の数学でも、問題がわからなくてすぐに解答を見てしまった場合、次に同じような問題が出てきても考え方がわからず答えられない。答えがわからずとも自分なりに考え方を模索してから解答を見た場合には、模範解答を見て「ああ、こういう考え方もあるのか。」と自分の考えと比較して新たな手段を受け入れられる。そんな違いがあるように思います。

もちろん人生の時間は限られるし優先すべきもの以外はプロに丸投げするというのは賢い選択肢です。ただ取り組む物事が自分の本当に学びたいことであったり、優先すべきものだった場合には少し遠回りしてでも自分で考え、試行錯誤する時間が大切なように思います。その「余計な手間」をかけている間にその物事に関する知識と経験の土台が広く固まってくるように思います。もし的外れな考察をしてしまっても、その的外れが後々思いもよらない場面で生きてくることが多々あります。もしくは直接生きてはこなくても思考の幅が広がります。

自分で考えるよりも専門家の答えを先に聞くという方法もあります。もちろん僕も様々な場面でこの方法を選びます。ただ知っておきたいのはその専門家の一言の的確な答えの背景には膨大な量の知識や経験があるということ。その背景を知らずとも「この一つの答えの裏には自分の知らないことがたくさんあるんだろうなあ。」と想像するだけでも、未来におけるその答えの生かされ方が変わってくるのではないかと思います。

ヨガでもその他のことでもこの「背景」への想像力や洞察、「幅を持たせた可能性」の追求が大切になってくるのではないかと思います。

兄のことから始まり、少し話が大きくなった気がしますが....GWもあと一日、楽しんでお過ごし下さい。

2019/05/04
今日はRSYで初めてのアナトミック骨盤ヨガの日でしたが、レッスン後に参加された方からこんな声をいただきました。

「アナ骨でもお尻をかなり使ってる気がするし美尻をつくれるんじゃないか?」

そう、全くその通りでアナ骨でもお尻をたくさん使っていくのです。

アナ骨では股関節の屈曲の動きがたくさん出てきます。ローランジの前脚や、チェアポーズや四股を踏むようなアーサナで股関節の屈曲を強く使っています。そこからさらに大腿骨を骨盤方向へと引き込む力をかけていきます。この「引き込み」の話はまた次の機会に解説していきますが、今回はこれらのポーズでのお尻の働きに注目していきましょう。

お尻を形作る大きな筋肉である大臀筋の働きは主に股関節を伸展させることですが、上記のようなアーサナでは股関節を屈曲しているので大臀筋はストレッチされた状態になりますね。ストレッチと聞くと鍛える方向とは逆でお尻を強化する効果はないと思われるかもしれませんが、実はアナ骨にはものすごくお尻を鍛える作用もあるのです。

例えばチェアポーズやスクワットのような動きで後方にお尻を引く時に、臀筋は徐々に伸びて行きます。しかしただ伸ばされるわけではなく、筋肉が縮もうとしながら伸びて行くのです。ただ伸びてしまってはバランスを崩して転倒してしまうので、縮む力でブレーキをかけながらお尻が後方に引かれていきます。そしてアーサナの最終的な形まで到達した後のキープの時間では伸びる力と縮む力が釣り合った状態になります。このキープ時間中でも姿勢を崩さないように縮む力は常に働いています。

アナ骨では特にゆっくりとした動きでアーサナを行いますのでこのブレーキ動作やキープに長い時間をかけます。その間中ずっとお尻は縮もうとする力をかけ続けているのです。そしてブレーキ動作中はより筋肉に大きな負荷がかかり、結果的に筋肉の強化に繫がります。

アナ骨をやると脚の付け根とともにお尻に筋肉痛が起こりやすいのも上記のことが大きな理由になると思います。

お尻にも高い負荷をかけるアナ骨にも確かに「美尻」をつくる力はあると思います。

以上お尻の話でしたが、アナ骨の他の側面や効果についてはまたの機会にお伝えしていく予定です。

2019/05/03
アナ骨自分で受けてきました  
アナトミック骨盤ヨガは鍼灸師でヨガインストラクターの内田かつのり先生が考案したヨガメソッドですが、昨日都内でやっているアナ骨(アナトミック骨盤ヨガの略)のレッスンを1本受けに行ってきました。(写真は違う日にRSYレッスン後にとったものです。)

感想としてはやはり、「きつい」のですが、きつい中にもしっかり身体の奥を使っている心地良さがあります。

そして、レッスンが終わった後の身体の軽さ、特に股関節の感覚はまったく違います。本当に調子が上がります。これはアナ骨をやったことがある人にしかわからない感覚だと思います。歩くときの股関節、膝のスムーズさも違います。そして何より昨日は1日頭がスッキリしていて睡眠の質も違いました。おかげさまで今日も調子の良さが続いています。

自分で家で実践するのも効果的ですが、やはり他の方のインストラクションで身体を動かすとしっかり身体に効かせられるんだなと思いました。自分でも定期的にアナ骨レッスンを受けに行きたいと思いました。もっと家の近くでやっている方がいたら定期的に通えるのですが。。


そして明日5月4日(土)からRSYでもアナトミック骨盤ヨガ®が始まります。稲城にお住まいの方も市外にお住まいの方もぜひ受けに来てみてください。

アナトミック骨盤ヨガ®
日時:毎週土曜日8:00~9:30
場所:スタジオLino→アクセス
持ち物:動きやすい服装、飲み物、汗拭きタオル、ヨガマット(初回無料レンタル可)

土曜日の朝に身体を動かせるので、土日をすっきりアクティブに過ごせるようになると思います。普段の疲れが溜まっている方も身体を動かした後はより深いリラックスが得られます。ゆっくりとした動きのヨガなのでヨガ未経験者の方でも安全に受けられるレッスンです。

1度体験してみてほしいメソッドですのでぜひご参加ください!

2019/05/02
当たり前の基準  
昨日のRoot Yoga Core~下半身+体幹ヨガ~はGWということもありお休みの方も多かったのですが、レッスンの後半には10数分の自主練習の時間をとりました。RSYのレッスンではこの自主練の時間も大事にしています。

自分でやりたいことを選んで自分のペースで練習する「能動性」が養われるのでただレッスンを受けるのとは違った力がついてくるように思われます。

あとはヨガの自己調整法以外の「遊び」としての側面が自主練には現れます。昨日もアームバランスのバカーサナを練習している方が多かったのですが、かなりの割合で足が浮くようになってきました。水曜の夜に来られる方は数ヶ月前まで全員がヨガ未経験者で、始めた当初はアームバランスなどのアーサナなどは想像すらしていなかったと思います。ただ一人が出来ると他の一人もできて、それを見てまた一人、と連鎖してくる。自分の中の当たり前の基準がどんどん上がってきたのです。

この「当たり前の基準」の引き上げというのはヨガのアーサナだけに限ったことではなく、日常生活のあらゆる場面にも当てはまることだと思います。そしてこの引き上げのためには「遊び」の要素というのがとても大切になってくると思います。人は「遊び」に対してはとてつもない力を発揮できると思います。ヨガでも「できなかったことをするのがおもしろい」「かっこいいアーサナをやってみたい」などの自分の身体を使った遊びはやる気や能力を引き上げ、他の人にまでも影響を与えます。そして自ら動く力が養われます。

水曜日と日曜日のレッスンでは時間の都合がつく時にはレッスンの後半にこの「遊び」の時間をなるべく入れていこうと思います。

ただもちろん要素の少ないアーサナでしっかりと身体の機能性を上げていくことが前提になりますので、一つ一つの動きを丁寧に練習していきましょう。

明日からは金曜日の朝10:00~11:30にRoot Yoga Fix~地に足を根ざす静のヨガ~が始まりますのでぜひご参加ください。

2019/05/01
 
5月に新しく始まるレッスンのうち"Root Yoga Move" "Root Yoga Core" "Root Yoga Fix"の3つのレッスンには全て"Root"という言葉が含まれています。

"Root"には木や植物の「根っこ」の意味があります。RSYの大きなテーマである下半身を「根っこ」に見立てて"Root"という言葉を使っています。植物は根っこがしっかりしていることで大地から水分や栄養を吸って育っていきます。人間も植物と一緒で地につく脚の部分がしっかりしていることで肉体的、精神的な安定が得られます。RSYではそういった部分を大切に考えているので"Root Yoga"という名前でヨガを行っています。

ところでこの"Root"、複数形で"Roots"となると「ルーツ、起源、心のふるさと」といった意味を持ちます。僕はこの"Roots"という言葉を「本来の自分」と解釈します。そしてRainbow Season Yogaの頭文字をとったRSYですが、その文字の中には隠されたテーマがあります。

R=Roots
S=Shine
Y=You

"Roots Shine You"「本来の自分はあなたを輝かせる」

少し不自然な文言ではありますが、僕は人は本来的に輝いているのが自然だと思うのです。単純に楽しく生きていける。ただ生きていくうちについてくる様々な身体的、精神的、環境的な枷がその人の動きを妨げてしまう。(腰が痛かったり、自信がもてなくなったり、場所に縛られたり...)そしてそれが自分の中で当たり前になってしまいます。その枷がだんだんと外れるようになり「本来の自分」に戻ってくると身体、心が軽くなり輝きが増していく。"Roots Shine You"はそんなイメージです。

現状を打破していくことと本来の場所へ還ることは全然違うことのようで共通する部分があるように思います。

ともかく、身体を存分に使っていきましょう。

RSY~Rainbow Season Yoga~

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