ああ、今日はこれ勉強したいなぁ。挑戦の一年にするって決めたしなぁ。
年始に買った本に取りかかってみるか。
あ、でもその前に明日の仕事の準備しないと。
ふう、準備終わった。さあ、一息ついてコーヒーでも飲んでから本を見てみよう。
あ、なんかLINEにメッセージが届いてるぞ。ああ、返信しないといけないやつだ。ほんとは断りたいけどどんなメッセージ送ったら嫌われずにやんわり断れるかな…?
やっと返信終わった。あ、インスタの方もDMの通知が来てたな。チェックしてみるか。インスタ開いてっと…
なんだ?この広告の商品?画期的…!Webサイトにとんでみるか。やっぱりけっこう高いのね。でも今だけ期間限定で半額になってる。迷うなぁ。半額でもけっこうするしなぁ。他企業の同じような商品調べて比較してみるか。今の時代競合商品もすぐ出るし。
はぁ、結局調べるのに疲れて買わなかったなぁ。そういえばなんで調べ始めたんだっけ?そうだ、インスタ広告で流れてきてたんだ。あ、DM見に行くの忘れてた。と、その前に登録してるYouTuberお笑いコンビの新作通知も来てるじゃん。今回ドッキリか、面白そう。18分か…先に見てから後でDMにしよう。
さすが、面白かったな。よくあんな視聴者を裏切らない企画を毎回考えるよ。あ、ファーストテイクにまさかのあのアーティストが…⁈しかもあの大ヒット曲…!どんなバージョンなんだろう、見てみよう。。
あれ…?もうこんな時間⁈結局耳かき動画まで見ちゃったよ。そうだ、勉強の本読まなきゃと思ってたんだ。。
けどもう夜中だし眠いしこんな状態でやっても効率悪いからまた時間ができた時にしよう。睡眠は大事だしね。
時間があればいくらでも勉強したいんだけどなぁ。。今日はできなかったな。
でも過ぎ去ったことに対して自己嫌悪を抱いてしまうと更なる悪循環になるって有名なYouTuberが言ってたし。できる時にできることをやればいいんだよな。人生今が一番若い。ポジティブにいかないと。
(年末)
今年ももう終わりか…ほんと毎年どんどん時の流れがはやくなるなぁ。でも今が一番若いし、新年からは心機一転がんばろう!
とまあ人間やりたいと思うことがあっても、上記の人物(←誰だ⁇)のように時を過ごしてしまうことが非常に多いのですが、人間の脳の仕組みなんかを理解していればそれは「非常に簡単」に防げます。
何かをやらない時には何もしていないのではなく何かを替わりにやっていること。
往々にしてその代替の物事は脳の負荷が軽く受動的なものである。
長期的な快楽よりも目の前の快楽の方が優先される。
というような脳の仕組みの原理がわかっていれば、どうやって行動したらいいかの原則がわかってきます。
例えば、
・余った時間は一生来ないので新しくやりたいこと(脳の負荷の高いこと)は最初にやる。
・LINEなどは相手都合でいつ来るかわからず返信に要する労力なども予想できないのだから通知は全てオフにする。(画面表示も音も)
・インスタやYouTube広告などは自分の興味にカスタマイズされて欲望を刺激してくることはわかっているのだから無視する。もしくは欲望を刺激されても「そもそもなんで自分がそれについて調べてるのか」を即座に思い出す。
・脳を働かせないで見れる娯楽は無限に続き簡単にドーパミンを出させるのだからそもそも目に入れない。
「脳負荷の高い能動的な勉強」 vs 「負荷の低い受動的な作業や娯楽」で戦ったら前者の勝ち目は全くないのです。だからその両者を同時に目の前に置いて同じ土俵に立たせた時点で終了。
勉強などを娯楽的に捉えているごく少数な絶滅危惧種の人間以外は年始にどんな誓いを立てようとも絶対にそのまま一年を終えます。
さらに物事を難しく見せているのは、勉強したとて未来が保証されないという事実。
そもそも本を読んで勉強して、数冊の本が丸ごと頭に入っていてもほとんどの場合使い物になりません。知識を使えるように馴染ませるように練習しないといけないからです。
ここでいう「練習」は分野によって色々あります。アウトプットだったり実践経験だったり反復練習だったり。
つまり先ほどは「能動的な勉強」なんて表現を書いてしまいましたが、それは「受動的な作業や娯楽」と比較してのことで、「本を読んだり講座に出たりしての勉強する」という行為は知識を使いこなすという目的の上ではまだまだ受動的なのです。練習ありきで初めて機能します。
またこの「練習」の重要性についてはまた機会があれば書きますが、ともかくこういった中長期的な事柄は先が見えないので、それに対しドーパミンを出すことも出来ずやる気が起きず代替の行為に走り続けるのです。
それが難しさ。
ではなぜ最初に「非常に簡単」に代替行為に走るのを防げると述べたかというと…
「難しい」ということがわかっているからです。
人間の脳は自然にそっちに走ることを知っているからです。
仕組み的に難しいから何かをできることが当たり前なんて思っていません。できないのが当たり前なんです。
要はほとんどの人が人間の仕組みとして脳の負荷から逃れることを知っているのです。
だから能動的な行動をする人は覚悟が全く違います。
負荷の低いことに流されずに時間を先に確保して行動できただけで頭一つ抜けます。
さらにほとんどの人が勉強後の練習をしないので、繰り返し反復練習するだけでもう一つ突き抜けられます。
一瞬で結果が出なくても試行錯誤の行動さえ繰り返していけば、たまには思ったより早く結果に反映されることも知っています。
そんな感覚。
そんな感覚をつけるには…?
あ、長くなり過ぎた。。もう少し詳しい話はまた今度に。
一回のブログ書くのにそんなに時間は割けないので笑。これも一日の時間の割り振りの優先順位ですね。
まあとりあえず能動的な行動をすることの難しさを認知するだけで物事の難易度はグッと下がります、という話でした。
ということでまた次回!!