一昨日のオンライン「なんでも相談室」にて、Kさんが「年末までにノーキックピンチャを極めたい」と宣言していました。
「『宣言』しといた方が成長が早くなると思って…」とのこと。
もちろんその通りで、ある程度自分にとっても難易度の高いことは周りに宣言しといた方が効率がいいのです。難易度によっては宣言しておかないとできないことも多々あります。
つまりはある程度の短期間である一定の水準までレベルを上げないとその後が続かないことが多々あるのです。
それはアーサナや何かのスポーツの技などもそうだし、勉強などでもそうです。
僕はよく「コツコツ」なんて言葉を使いますが、コツコツやっていくのは当たり前で、一定の速度感の積み重ねは全てのことの大前提です。
そこにちょいちょいギアを上げた修練を混ぜ合わせていくといいのです。Kさんだったらノーキックピンチャの練習を集中的にやれば一ヶ月もしないうちに安定して浮くでしょう。(たぶん)
安定してしまえば、あとはそれが当たり前のレベルになるので「通常負荷」のものとして、クラスの中や自分の練習に組み込める。ノーキックで上がることに対する集中的で過負荷な努力はもうしなくていいのです。そしてまたやりたい動きなどが見つかれば集中的に練習すればいい。
そんな感じで当たり前にできることがだんだん増えていきます。
そのための手段が期間を制限して自分の心を戒めるための『宣言』。
何かをやるための時間は意図的に捻出しないといけない。さもないと他のことで時間は埋まってしまいます。捻出するために全体の期間を短く定める。そうすることで逆算ができて1日1日の時間の確保ができるのです。その貴重な時間が確保ができれば恒常性をぶっ壊して変化が起きます。
なのでよく年末年始に決まりごとのように言う「今年こそは〜する, できるようになる!」みたいな『宣言』90%くらいはほぼ意味がないのです。
一年の時間を短い一定期間として捉えて逆算ができている1割くらいの人にとってはその宣言が生きてくるでしょうけど、「一年もあればできるかな?」なんて思っているくらいではまず時間の捻出をしようとする段階にまでいかず頓挫します。もしくは年の後半には目標自体を忘れています笑。
一年を見据えるというのは難易度が高いのですね。1ヶ月〜数ヶ月くらいでないとなかなか計算が難しいのです。
とまあそんな感じでKさんはなんでも相談室を利用して『宣言』をしたわけですが、なぜか「みなさんも何か年末までにやりたいことありませんか?」と周りに聞いてきました。
そんな中何人かが「私は〜したい」など宣言。僕自身は他人事のように聞いていたらKさんが「こーきさんは何かないですか?」と一言。
あ…僕がいることバレてた笑。
でも最近は宣言なしで片手倒立の成長も鈍っていたし、ちょうどいい機会かも。今年の始めの方でYouTube宣言を利用して片手倒立練習のギアを上げた後は緩やかな練習になっていたので、またここらで集中すれば体力と技術を底上げできそう。
ということで「年末までに片手倒立を10秒」ということにしました。(今はいっても7秒くらい)。
難しいけどちゃんと練習と回復を計算すればギリギリいけるくらいの内容だと思います。
インスタストーリーあたりでちょいちょい練習の様子をあげていこうかな…?
ということでみなさんももしやりたいことがあればその日のうちに宣言して始めてみるといいかもしれません。始めること自体に準備も何もいらないですからね。悩むなら始めちゃった後に悩みましょう笑。
ではまた次回!!