小学校低学年〜中学年がやりたい球技No.1といえばドッジボールですが、うちの息子たちも例に漏れずハマっています。
なので最近僕も公園に駆り出されドッジボールの相手をすることが多いのです。
そんな中で思い出す昔の感覚。
「内野って怖いなぁ…外野は気楽だなぁ」
そう、とにかく外野は精神的に楽チン。
特に元外野(もとがい:ゲーム開始から外野にいられる人)は昔から人気があるのです。
自分が狙われることなく、相手の内野に集中砲火できるから。安全圏からの攻撃は一番気楽でノンストレスなんですよね。
そんな恐怖の内野外野システムが絶妙なドッジボールなのですが、これはまさに…
社会の縮図ゲームなのではないか…?
つまりは内野外野問題は日常で常に起きてるのではないかと。
例えば仕事なんかでも、ある分野の世界に入っていったならばそこはもう自分にとって内野フィールド。相手チームの内野からは攻撃され、自分チームの人間からも指示され批判され、時に責められる。
そして外野からは容赦ない攻撃。だからといってこちらから外野に攻撃はできないのです。バチバチの弱肉強食世界。内野で君臨するのは直球を受け止められ、鋭い直球を返せる堂々としたヤツ。
小学生の時もいました。めちゃくちゃ球の速い子。キャッチのうまい子。もしくは球をかわし続けるのがうまい子。
ともかくそのフィールドの中で実力を発揮できるヤツが生き残ります。
その「実力」がない、もしくはつける方法がわからないから、大抵の人は外野がいいなと思います。(僕も外野大好きです笑)
ただいつまでも外野でいられない時が来ます。
仕事でも趣味の世界でも「その世界」に飛び込まなきゃいけない時があります。
そしていざその世界に入ってみると周りの「ゲーム慣れ」した猛者達が怖く見えるでしょう。周りはもうみんな慣れていて自分だけが「よわよわ」に見えるのだからとにかく怖い。何もできない。
外野に逃げたい。
いっそボールを当てて自分を外に弾いてくれ。通告してくれ。卑屈でいたい。言い訳したい。
でもそんな界隈に入って少し経ってみると気づきます。割とみんな同じようなもんだと。
確かにたまにバケモノみたいにトチ狂った才能溢れ出てますマンがいるものの、自分を含めてだいたいの場合はただの凡人。
凡人がスキルをつけただけ。
ただそのスキルは一朝一夕では手に入らないもの。
最初フィールドに入った時に怖く見えた人達は、時間と労力の投下によりそのスキルを少しずつ身につけていったに過ぎないのです。
そして更なる希望といえば…
大人のドッジボールと子ども時代の文字通りのドッジボールとでは少し様子が異なります。
運動神経が良かったりパワーのある子の独壇場だった子ども時代のドッジボールと違い、だいぶ工夫の余地が出てくるのです。
例えば内野フィールドの中にテントを張って休んでみたり、武器や防具を使う人も出てきます。あとはルールの縛りが少なくなったり、時にはドッジボールというゲームのルールを変更することさえ可能になります。
「よし、人に球を当てずに渡すゲームにしよう」とか自分に有利なルール改変も可能なのです。
もちろん他者の絡む人の世においてルール変更などは大変ですが、色んな方向からゲームを攻略できる可能性があるのです。
そこが面白いとこなんだよなぁ…
にしても子どものドッジボールの話から何言ってんだ…?
ということでまたまた変な話になってしまいましたが、、ともかくお互いのフィールドで楽しんでいきましょう!!
ではまた次回!