今日の午前中のRoot Yoga Moveのレッスン、後半に10分ほど自由練習の時間をとりました。どんなことをしても良い時間で、自分でやりたいことを決めてきます。
そんな中で参加者のSさん(女性)はバカアーサナというアームバランスの練習をしていました。ちょっと前までは安定してできなかったはずなのに足が床から浮いて安定した状態でキープできています。
「だいぶ安定してきましたね。」
と声をかけると、
「いやでも片足をはなすのはできなくて…」
との返答。
「片足??片足をはなすってこのアーサナですか?」
もしやと思いバカアーサナのバリエーションポーズの"エーカパーダバカアーサナ"「片足を伸ばした鶴のポーズ」(今回の写真のアーサナ)を見せてみると、
「はい、それです。本に載っててやってみたけどできなくて…」
とのこと。
片足を離したバージョンは両足のものに比べてかなり体幹や腕の力が必要になります。今は出来なくて当然なのですが、Sさんは僕がだいぶ前に紹介したアーサナ集を見て挑戦してみたそうです。他にも壁を使ったハンドスタンドの練習をしているそうです。
「なんとなく出来る気がして…」
こんな言葉もSさんから出てきました。そして現に彼女の身体機能は去年とは別物です。
今は出来なくても出来ることを想像するというのはすごく大きな力。具体的に想像できたことはたいてい出来るようになります。もちろん目標までの道のりは順を追って進んだいかなければならないところもありますが。
ヨガを練習しているとそういった想像力や道筋をたてる力もついてくるように個人的に思います。
出来ることを淡々とこなすことも大事。出来ないことにも挑戦してみたり、出来ると想像してみることも大事だなと思いました。