なんだかS君がまたブログ用にと原稿を送ってきたので今日はまた「高弟は見た!」シリーズでお送りします↓
第二回目も大好評、皆様のご期待の声に背中を押して頂き3回目はすぐの登場となりました。
今回は僭越ながら高弟S、わたくしめの話をしたいと思います。
2年前に師匠から、
「ヨガを教え始めたよ。来る?」
「行くよ。」
と軽やかなやり取りをしてヨガを始めました。
間のことは長くなるので、2年後の今に時を移します。
このように急な展開にしたのは、今まさに興奮しているからです。これまで15年の長きに渡りスギ花粉と格闘してきましたが、今年ついに花粉との戦いに勝利したかもしれません。
例年なら1月初旬、下手したら年末くらいから症状が出始めるのですが、2月の真ん中にさしかかる今もほとんど症状がありません。
ヨガを始めてから年々軽くなってはいたのですが、ここまで出なかったのは初めてです。とはいえ、花粉の正念場は3月ですので、油断できません。またこちらでご報告したいと思います。
報告といえば、年末年始で蓄えたお腹周りの肉のダイエット企画の結果発表も1週間後に迫っております。
そちらは師匠の筆でビフォーアフターの写真付きの記事になる予定です。
それでは皆様、ごきげんよう。
今日のブログは久々にpresented by Sでお送りいたします。
もう忘れてしまったかと思いますが、僕がいつかブログを書くのが面倒になった時にヨガクラスに参加しているS君に代筆を頼んだのですね。
その時のブログはこちら→高弟は見た!Ep.1「インストラクションの妙」
そしてS君は勝手にこの「高弟は見た!」をシリーズ化してしまいまして今回が第二話ということになります。
それでは始まりです↓
長い無沙汰をお許しくだせえ。
前回大好評だった大人気企画の2話目になります。
10年近く前のある日、師匠は言いました。
「ここを触ってごらん」
師匠が指した頭のてっぺんを高弟が触ると、
「とがっているだろ?」
高弟は訝しげに、
「はい」
「とがっていると調子が悪いんだ。頭蓋骨は常に動いているからね。あんまり上手くない人に髪を切ってもらった時なんかもとがってくるな。」
「……」
高弟は黙って目を見開いています。
頭蓋骨が動いていることも、それが調子を表すことも、また散髪後の動き方が技量によって違うことも、高弟は初めて知りました。
ふと高弟にも疑問が湧いてきました。
「それではいつも上手な方にやってもらうようにしてるのですか?」
「いや、1000円床屋で10分で切ってもらっている。そこでは誰にやってもらうか指名ができないんだよ」
「……」
とがっているくせに師匠はさらに続けます。
「それでも俺は1000円床屋に行き続ける。俺は床屋の椅子で待っている時、運命を天に委ねるんだ」
師匠は何故か誇らしげなご様子でした。
ここで問答は終わりです。