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相場感覚

2023/11/28
相場感覚
YouTubeのコメントやWSなどでたまに「どこから答えていいのか?」という質問をされることがあります。(質問自体は嬉しいのです!)

「〇〇アーサナができないのですが、どうしたらいいですか?」とか「ピンチャで止まれる気がしないのですが、良い練習法はないですか?」とか。

文字数を気にしなかったり、時間を気にしなければ一から答えてもいいのですが、制限のある状況では苦笑い(写真)が溢れてしまいます。(←失礼になるから苦笑いは我慢したい…が本当に苦笑いしてるらしい笑。)

これらの質問にまず前提として、共通して言えるのが、

物事の相場感を知ろう。

ということ。

アーサナだったら、そのアーサナがどれくらいの練習で安定してくるのかをざっくり想像できるかどうか。それがアーサナの相場感覚。

もちろん今練習中のアーサナなのだから、どれくらいのことをやればアーサナが安定するかなんてわからなくて当然なのですが、ざっくりと想像できる能力は必要なのです。

例えば、、

小さい頃からピアノをやっている人は1日何時間、何年も何年もかけて自由自在にピアノが弾けるようになってきます。競泳をやっている人も全く泳げないところから始めて、1日何時間の練習を何年も続けてやっと大会に出られる最低限のレベルに達します。

何かしらで積み上げてスキルを手に入れた経験のある人であれば、例え今から初めて挑戦する未知の分野であってもなんとなく物事の相場感がわかるんですね。初めて何かしらのアーサナに挑戦する場合にも「けっこう練習しなくては安定しなさそうだな…」というざっくりした雰囲気はわかるのです。

でももし相場感覚がない場合には、ピアニストに「どうやったらそんなピアノが弾けるようになるんですか?」とか泳げる人に「センスがあるんですね。」とか本気で言えてしまうのです。(もちろん僕も会話のとっかかりや褒め言葉として使うことは多々ありますが、字義通りに使うことはありません。)

そして相場感覚がない場合には自分でアーサナの練習をしてもすぐに首を傾げてしまうのです。「自分にはセンスがないのか…?」もしくは「何かもっと簡単にできるコツや魔法のような練習法があるに違いない。」と。

いやいや、ちょっと待って。確かに効率の良い練習も存在するし、センスというものも確かに存在します。

でもYouTube動画見て1週間練習しただけじゃジャンプインはできないよ。できてる人の背景を少しでも想像してよ。「力は全く必要ないですよ。」という人のポジショントークに気づいてよ。幻想と事実のギャップを埋めてよ。人前でケーキのフィルム舐めるのやめなよ。(←あ、これはおぱんちゅウサギだった…)

ということで、苦笑いしてしまう質問に対する答えは大方、

「足りてないだけなので大丈夫ですよ。効率や方法論はその後の話です。センスもその後の話。まずは相場感覚を知ってください。」

自分や他人を過小評価せず過大評価せず、背景を想像できる力って大事ですよ。

難しいことかな…?

難しいかもしれないけど、起こるべきことしか起こらない世の中なので事実をまっすぐ見つめてみてくださいね。

相場感覚を掴むのにも時間はかかると思いますが、冷静に自分や他人を観察すれば絶対にだんだんとわかってくるはず。

それにしても「相島」と「相場」は字面が似てる。今日から相場虹季に改名です。

ではまた次回!!

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