みなさんは誰かに愛情を感じていますか?今日は幸せや愛情といった感情を呼び起こすホルモンについての話です。
その名はオキシトシン。
オキシトシンは脳の視床下部から分泌されるホルモンです。神経間で情報を伝達する神経伝達物質としても働きます。
オキシトシンの作用としては、
・抗ストレス作用
・幸福感を感じられる
・他人に愛情が湧く
などがあげられます。
普段イライラしたり、落ち込みやすい方に特に必要なホルモンになります。「愛情ホルモン」なんて呼ばれているようです。
さて、このオキシトシンがどのような時に大量に分泌されるかというと、
人と触れ合う時です。
スキンシップをしている時です。
配偶者や恋人がいる方はパートナーとスキンシップをとるだけでお互いに愛情ホルモンが分泌されます。パートナーがいない方は友達や知り合いと会話や食事を一緒にすると分泌されます。その際「楽しい時間を過ごす」というのがポイントになります。
また、犬などの動物と触れ合ってもオキシトシンは出るようです。アニマルセラピーでストレスが軽減するのもこのホルモンの効果が大きいのかもしれませんね。
いずれにしても家族や友達、動物などとスキンシップをしたり一緒に過ごす時間をとれるといいようです。
今年はコロナでそんな時間がかなり減ってしまったのではないかと思います。友達と食事にも行けない日々が続きました。今年のストレスレベルは相当なものなのではないでしょうか。やはり人間は他人と触れ合うことでバランスがとれる動物なのでしょうね。
とはいえ「旦那が在宅勤務でずっと家にいるのでストレスがハンパない。」という声も最近よく聞きます。スキンシップをとらないけど同じ空間にいるというのはすごいストレスなのですね。。逆にもっと近づいてスキンシップをとれればお互い愛情を感じることができるかもしれませんが。理解し合えずに共同生活をいうのが一番苦痛なのでしょう。
まあ上に書いたことも「楽しい時間」「愛情を感じる時間」というのが条件になると思うので、あまり仲が良くない夫婦などは無理せずに友達や動物などと触れ合うことでオキシトシン分泌を促しましょう。