なんだか思いもかけず長ったらしいブログが続いています。今日のは一昨日と昨日のブログの続き。(一昨日の→イントラからの切なる質問、昨日の→現状アップデート習慣)
さて、、自分磨きをしてレッスンの質を上げたAさんは今来てくれている参加者の方々には前より満足してもらっていますが、ただAさんの望みは「多くの方に自分のレッスンを届けたい。」というもの。いくらヨガの知識やスキルが上がっても参加者が増えることはありません。(これが大手スタジオなどの雇われの身だったりするとスキルが上がるだけで人が増えたりします。)
なので集客のための宣伝をしないといけないのですが、その方法がわかりません。
宣伝の方法は色々あります。
・SNS
・インターネット検索(自分のWebサイトや影響力のあるサイトへの登録)
・YouTube
・口コミ
・地域の掲示板
・チラシ配り
などなど…
「方法があり過ぎてどれがいいのかわからない!」なんて言ってる間に一生懸命まず一つのことを試してみるといいと思います。それぞれにメリットやデメリットが存在しますし、狙いたい層によってやり方は変わってはきます。
しかしそれを差し置いてもまずはどんな方法であれ「一生懸命やる」ことが必要だと思います。根性論のように聞こえるかもしれませんが、違うんです。自分の手をつけやすいものからやった方が学べるのです。
「SNSすらももう古いこのWeb3.0の時代にチラシなんて時代錯誤も甚だしい」なんて新世代系インフルエンサーのいうことをそのまま投げかけてくる輩がもしいたら、頭を鷲掴みにしつつ顔を蹴ってあげてください。(アヒンサー抵触)
時代はどんどん進んでいます。色んなことがどんどん古くなります。そんなことわかってます。特にここ数年、この先5年は今までと比較にならないほどの加速度でしょう。
しかしそれでも人の世全てが一気に変革することはありません。むしろ一定の年齢層以上は昔ながらの方法で情報を取り入れている人の方が多いくらいです。(テレビやチラシなど)
そしてなによりも、まず最初に学びたいのは最新のツールの使い方ではなく「普遍的な人間の心理」なのです。どんなことに人は動かされるのか?ということなのです。
だからどんなツールを使ってもいいのです。SNSやYouTubeができないなら手書きのチラシでもいいのです。もちろん最新のツールでもかまいません。しかし条件は「一生懸命」作ること。
古典的なツールの一例の話になりますが、チラシを用いるとします。作成したチラシを土曜日の朝刊の新聞折り込みとして配布する。レッスンをしているレンタル施設から半径数kmの範囲10000戸くらいを狙って新聞に挟んでもらう。
もちろん10〜30代くらいの若い世代は新聞を読まない人の方が多いですが、ヨガに興味のあることの多い40〜60代くらいの年齢層の方は今でもけっこうな割合で新聞を読んでいます。土曜日の朝であれば何気なく広告チラシに目を通す人も一定の割合います。
ただ他のチラシも多い。そのチラシに紛れないためには紙の質感やサイズを一般的なものとは変える。パッと目につく色にする。綺麗なフォントではなく味のある手書きで印象づける。など色んな工夫ができます。自分だったらどんなものに目がいくだろうか想像を巡らせたり、家族や知り合いの印象に残ったチラシなどを聞いてみて参考にするのもいいかもしれません。
そしてそのチラシを見た人のヨガに対するモチベーションが上がった場合に即行動できる仕組みを工夫しとかないといけません。スマホ慣れしている人のためのQRコード、電話で問い合わせたい人のための番号、メールは必要なのかな?などを考えます。ともかく今の自分でできる限り工夫します。
まあその辺は最初から完璧になんていかないのでまずはやれる範囲でしかやれません。でも一生懸命やっとけば後でよかった点と改善できる点を洗い出せるのです。
そんなこんなで配布された10000部のチラシから問い合わせがあるのは1000世代に1人、10人前後といったところでしょうか。
その中からなんだかんだ体験レッスンに現地まで来てくれるのは6人くらいかもしれない。(しかも一気には来ないで3〜4ヶ月かけて徐々に来たりします。チラシを見るタイプの人はチラシを保管しておいて後から来たりするのです。)
元々3〜4人くらいでやっていたヨガ教室。6人が来てくれれば10人前後の教室になって活気が出てきます。
しかし現実はそんな甘くはありません。Aさんが日々学びレッスンの質が良かったとしても6人中2人はそのうち継続せずにやめるでしょう。原因は何か?それはわかりません。人間には相性というものがあるし、その人自身の家庭事情や仕事事情もあるでしょう。
これ以上ないレッスンを提供していたとしてもそれくらいの人数は減ります。
しかしチラシによって3〜4人は新たに加わってくれました。そうなることでモチベーションが上がりAさんはますます学びを深め自分を高める努力をします。レッスンの質は高まりAさんの眼にも「推しの子」のような輝きが宿ります。
今やっていることが前よりもパワーアップしたAさん。しかしここで非常に単純なことに気づくのです。