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Aさんの変化

2023/07/15
ヨガインストラクター ビジネス

なんだか思いもかけず長ったらしいブログが続いています。今日のは一昨日と昨日のブログの続き。(一昨日の→イントラからの切なる質問、昨日の→現状アップデート習慣


さて、、自分磨きをしてレッスンの質を上げたAさんは今来てくれている参加者の方々には前より満足してもらっていますが、ただAさんの望みは「多くの方に自分のレッスンを届けたい。」というもの。いくらヨガの知識やスキルが上がっても参加者が増えることはありません。(これが大手スタジオなどの雇われの身だったりするとスキルが上がるだけで人が増えたりします。)


なので集客のための宣伝をしないといけないのですが、その方法がわかりません。


宣伝の方法は色々あります。

・SNS

・インターネット検索(自分のWebサイトや影響力のあるサイトへの登録)

・YouTube

・口コミ

・地域の掲示板

・チラシ配り

などなど…


「方法があり過ぎてどれがいいのかわからない!」なんて言ってる間に一生懸命まず一つのことを試してみるといいと思います。それぞれにメリットやデメリットが存在しますし、狙いたい層によってやり方は変わってはきます。


しかしそれを差し置いてもまずはどんな方法であれ「一生懸命やる」ことが必要だと思います。根性論のように聞こえるかもしれませんが、違うんです。自分の手をつけやすいものからやった方が学べるのです。


「SNSすらももう古いこのWeb3.0の時代にチラシなんて時代錯誤も甚だしい」なんて新世代系インフルエンサーのいうことをそのまま投げかけてくる輩がもしいたら、頭を鷲掴みにしつつ顔を蹴ってあげてください。(アヒンサー抵触)


時代はどんどん進んでいます。色んなことがどんどん古くなります。そんなことわかってます。特にここ数年、この先5年は今までと比較にならないほどの加速度でしょう。


しかしそれでも人の世全てが一気に変革することはありません。むしろ一定の年齢層以上は昔ながらの方法で情報を取り入れている人の方が多いくらいです。(テレビやチラシなど)


そしてなによりも、まず最初に学びたいのは最新のツールの使い方ではなく「普遍的な人間の心理」なのです。どんなことに人は動かされるのか?ということなのです。


だからどんなツールを使ってもいいのです。SNSやYouTubeができないなら手書きのチラシでもいいのです。もちろん最新のツールでもかまいません。しかし条件は「一生懸命」作ること。


古典的なツールの一例の話になりますが、チラシを用いるとします。作成したチラシを土曜日の朝刊の新聞折り込みとして配布する。レッスンをしているレンタル施設から半径数kmの範囲10000戸くらいを狙って新聞に挟んでもらう。


もちろん10〜30代くらいの若い世代は新聞を読まない人の方が多いですが、ヨガに興味のあることの多い40〜60代くらいの年齢層の方は今でもけっこうな割合で新聞を読んでいます。土曜日の朝であれば何気なく広告チラシに目を通す人も一定の割合います。


ただ他のチラシも多い。そのチラシに紛れないためには紙の質感やサイズを一般的なものとは変える。パッと目につく色にする。綺麗なフォントではなく味のある手書きで印象づける。など色んな工夫ができます。自分だったらどんなものに目がいくだろうか想像を巡らせたり、家族や知り合いの印象に残ったチラシなどを聞いてみて参考にするのもいいかもしれません。


そしてそのチラシを見た人のヨガに対するモチベーションが上がった場合に即行動できる仕組みを工夫しとかないといけません。スマホ慣れしている人のためのQRコード、電話で問い合わせたい人のための番号、メールは必要なのかな?などを考えます。ともかく今の自分でできる限り工夫します。


まあその辺は最初から完璧になんていかないのでまずはやれる範囲でしかやれません。でも一生懸命やっとけば後でよかった点と改善できる点を洗い出せるのです。


そんなこんなで配布された10000部のチラシから問い合わせがあるのは1000世代に1人、10人前後といったところでしょうか。


その中からなんだかんだ体験レッスンに現地まで来てくれるのは6人くらいかもしれない。(しかも一気には来ないで3〜4ヶ月かけて徐々に来たりします。チラシを見るタイプの人はチラシを保管しておいて後から来たりするのです。)


元々3〜4人くらいでやっていたヨガ教室。6人が来てくれれば10人前後の教室になって活気が出てきます。


しかし現実はそんな甘くはありません。Aさんが日々学びレッスンの質が良かったとしても6人中2人はそのうち継続せずにやめるでしょう。原因は何か?それはわかりません。人間には相性というものがあるし、その人自身の家庭事情や仕事事情もあるでしょう。


これ以上ないレッスンを提供していたとしてもそれくらいの人数は減ります。


しかしチラシによって3〜4人は新たに加わってくれました。そうなることでモチベーションが上がりAさんはますます学びを深め自分を高める努力をします。レッスンの質は高まりAさんの眼にも「推しの子」のような輝きが宿ります。


今やっていることが前よりもパワーアップしたAさん。しかしここで非常に単純なことに気づくのです。


新聞折込みチラシにかかった費用が自分のクラス代ではなかなかペイできない、と。

単純なお金の計算の話。チラシの紙の質にこだわったこともあり、10000部の新聞折り込みのために諸経費を合わせて6万円をかけたのです。確かに効果はあった。自己肯定感も上がった。参加者にも喜んでもらえてる。

しかしチラシ投函によって自身にもたらされた経済効果だけでチラシ分を回収すると考えると、うまくいったとしても半年ほどかかってしまうのです。

この半年をどう考えるのか?それはAさんの今のマインドとその後の行動次第です。それによってかなりのコストがかかったチラシ投函もAさんのインストラクター人生の大きな一歩になります。

要は「一生懸命」にもう一度考えるのです。お金が自分にとってどんな意味を持つのかを。

Aさんは考えました。今回のチラシは一定の成功を収めたけど、これからの出費は今の自分に見合った額で考えなくてはいけないんじゃないか。

思えば自分がやっていきたいのは道楽ではなく仕事。自分がやりくりできる中で自分の好きなヨガを広げていきたい。自立したい。憧れていたインストラクターのように自分の足で立って自分の好きなことをやりたい。

とすると勝ち筋が見えない状態で大きな行動に出るのはただのギャンブルだし、際限なく自分のやりたいことにお金を注ぐのはただの浪費。自分のやっていることを確実に広げるにはちゃんとしたリターンを見込める「自己投資」の範疇に収めないといけない。

費用をかけたチラシ広告に本気で向き合ってお金の重さを感じたからこそ気付けたこと。Aさんの行動もこの後からだんだんと変わってきます。いろんなことを調べて苦手だったことにも少しずつ取り組み始めます。

同じ10000人に届く広告でもSNS上であれば10分の1の費用に抑えられること。しかしSNSという戦場に立つとフォロワー数という数字が権威性を持つこと。それによって広告の信頼性も上下すること。しかし逆にもう少し本質を見るとフォロワー数=ファンの数でもないということ。SNS上にはあらゆる宣伝が蔓延して飽きられているということ。そもそも投稿自体もほとんど人に読まれることがないということ。となれば自分のやった新聞折込みはあながち間違いではなかったということ。しかしそんなSNSの世界でもちゃんと人に興味を持たれる投稿をできている人がいるという事実。


最初は何もわからなかったAさんですが、自分が行動することで「人はなんで行動するのか?」「何を求めているのか?」などの答えが少しずつ少しずつ見えてきます。

今になってインスタを始めたAさんのフォロワー数は150人くらいですが、工夫をした投稿でコメントなどもしっかり入るようになってきました。

そして、フォローしてくれたうちの1人がAさんの活動している地域の近くに住んでいたのでレッスンにも来てくれました。チラシの時とはまた違った喜びがありました。

・・・

・・・?!

...って、、Aさんに感情移入し過ぎて文章がとんでもない量になってしまっちょるがな...!!

今日はおしまい!完結せず。

また次回!!

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