今回は昨日のブログの続きです。(昨日の→イントラからの切なる質問)
とりあえず「一生懸命やろう」の具体例からのスタートですが、、
例えば現在公民館などの場所を借りて週一回60分のレッスンをしているインストラクターAさんが主人公だとすると、その状況は、
・週一回のレッスンに集まってくれる参加者は2〜4人。ここ1年で何人か新規で体験に来てくれた人もいたがなぜか継続はしてくれなかった。
・レッスン代は一回1,000円
・一年ほどこの形でやっている。最初のうちは「ヨガを伝えられる」ことに喜びを感じていたが、最近は自分の状況にモヤモヤしている。自分のクラスなマンネリ化も感じる。
・本音では…もっと多くの人に集まってほしい。インスタで発見したキラキラした有名女性インストラクターのようになってみたい。自分がきっかけで色んな人の喜ぶ顔が見たい。そして当然稼ぎたい。
ざっくりとこんな感じだとします。ここからの情報だけでもできることはたくさんあると思います。
昨日のブログで書いたのは2軸で「一生懸命」やる方法。
①今すでにやっていることをもう少し一生懸命やってみる。
②今やっていることからほんの少しだけはみ出たことに一生懸命取り組んでみる。
まず①から実践すると、今やっているレッスンを今参加してくれている人に向けて一生懸命やること。
毎回違うシークエンスをやって新鮮さを出せ、とかそういうことではなく。同じシークエンスをやり続ける良さはありますしね。
でも同じ流れをずっとやっているにしても、自分の学びの量によってアプローチや説明も違ってきます。本当にそのアーサナのエッセンスを理解できていますか?TTで習ったことだけをそのまま喋っていませんか?本当に自分の口から出た言葉ですか?
自分の中でも自信のないクラスを自分が継続して受けたいとは思わないでしょう。
ただここら辺が急に熟達することは絶対にあり得ません。自信のないところなんて急に解消できませんし、不安な点を背負ったままでレッスンを続けることになるでしょう。
でも自信のなさや不安を認識しているからこそ毎日ちょっとずつ前進しようとします。自分の立ち位置がわかることが一番の強みになるので不安はある意味武器です。完全に満たされているとそれ以上は進めませんので。
ありがたいことに今の時代は無料で参考になるコンテンツがたくさんあります。例えばYouTube上で「ヨガポーズ図鑑」と検索するとたくさんのアーサナ解説が出てきます。(ちゃっかり宣伝入れる笑←このしたたかさも大事)
高価で難しい本が読めなくてもちょっとしたことで自分の理解が深まる時代です。本だって図書館で借りられるしメルカリで安価なヨガの本も落ちています。いくらでも工夫の余地があるのです。
コツは疑問を持つこと。広い内容全てを網羅しようとせずに、自分の疑問があることをピンポイントで攻めます。
例えば自分が猫背気味で悩んでいるなら、「猫背とはそもそもどんな状態なのか?」と調べていけば、縮まっている筋肉、伸びきっている筋肉など出てくる。その筋肉名がわからなければ一つ一つ調べていく。そしてそもそも筋肉の「収縮」とはなんなのか?ということがわからない自分に気づきます。で、また調べる。調べているうちに猫背問題が骨格筋だけでなく内臓まで絡んでそうだな、と気づき、「内臓ってそもそもどんな組織なんだっけ?」と疑問を抱く。
そうやって派生した疑問を一つ一つ解消しようとしていくうちに一般的なインストラクターのレベルよりかなり知識が底上げされます。
ん?記憶力が悪くて覚えられない?
全部覚える必要はありませんしどちらにしろ僕でも覚えられません。僕は観た映画の内容やS君の発言を全て忘れています。
大切なのは「調べようとする意思」と「検索能力」だけです。ここさえ習慣づけてしまえば自分の基礎知識はグッと上がります。そもそも情報に簡単にアクセスできるこの時代に全部頭の中に入れる必要がないのです。いつでも調べればアクセスできる包括的な理解とスキルをつけとけばいいのです。
そしてもう一つ今やっているクラス内でできることと言えば、自分のアーサナ練習。しっかり練習することで先ほどの知識が自分の経験と相まって重みが増します。知識が使える知恵に変わります。
そして何より自分のことに置き換えてみればわかるかもしれませんが、自分がヨガを習うなら「日々誘惑に負けて明日から練習しよう」と言っている先生か「淡々と実践を繰り返している先生」のどっちがいいですか?
実践してる人はなんだかオーラも変わってきます。その辺の自信のなさはバレてしまいます。
なので「ありのままの自分」とかいう素晴らしい言葉を練習しない言い訳に使わない方がいいかもしれません。その言葉を使っていいのはエルサか松たか子だけです。レリゴー。冷凍されないように気をつけてください。
…という感じで現時点していることに関して自分でできることはいくらでもあるのです。
工夫の余地が100あるのだから、まずはそのうちの1〜10くらいまで進めるだけで今参加してくれている人の満足度は変わるでしょう。
しかしもちろんこの自分アップデートだけで新しく人が集まる訳ではありません。そんな自分を知ってもらわないといけないのですから。
だから②の自分の枠から少しだけ飛び出した試みが必要になってくるのです。
あ…また長くなっちょる。。ここらで終わりにせねば…!
ということで続きは明日に。次回こそ完結を。
ではまた!!