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東大生活物語 第九話「石井先生」

2020/10/30
東大生活物語 第九話「石井先生」
昨日仕事に行く電車の中でメールのチェックをしていたら東大の教務課からのメールが入っていました。pdfファイル付きです。「あれ、なんだろうな?」と思って開いてみると以下のことが書いてありました。

新型コロナウイルス感染症に関連した学籍等の特別措置について
下記の通り、特例が実施されますのでお知らせいたします。

2020年4月1日〜2021年3月31日の休学は、特別な理由で休学期間に含まないこととする。

一瞬「...??」となりましたが、なんだか今年は休学扱いにならないそうなのです...!今年4月に復学する予定だったのですが、コロナで仕事が急になくなってしまい4月1日に急遽休学に変更していたのでした。それが今回の特例で休学扱いにならなくなったそうです。ありがたい話。大学は4年までしか休学できないので今年が休学扱いになっていたままだったらあと一年しか余裕がありませんでした。

今年はコロナで通学できなくなった大学生が少なからずいるのでしょうね。そんな方達にもこの特例は良いチャンスになると思います。(来年以降もコロナがどういう形になるのかわかりませんが。)

それにしてもヨーロッパの第二波はものすごい勢いですね。ドイツに行っている友達も差し迫っている感があると言っていました。油断できない状況ですね。

それでは金曜恒例のコーナーです。

前回の話↓



東大に入ってから受けてみたいなと思う授業が一つありました。というか授業を受けてみたい先生が東大にいたのです。

それが石井直方先生。

東京大学大学院総合文化研究科の教授です。

なぜ石井先生の授業を受けてみたかったかというと、先生が筋肉研究の権威だったからです。ご自身が東京大学出身で在学中からボディビルに励み、日本選手権で優勝したり世界選手権で3位に入ったりした経歴のある方です。

つまり自分で自分の筋肉を育みながら筋肉の研究をしていたのです。すごいですね。「石井直方(いしいなおかた)」で検索するとボディビル時代の写真も出てきますよ。(そして余談ですが伝説のボディビルダーのマッスル北村さんも東大に在籍していました。)

さて、僕がその石井先生の筋肉の授業を受けた時、先生は60歳を超えていました。身体は現役でトレーニングをしている時より小さくはなっていますが、背中周りの筋肉の盛り上がりはシャツの上からでも確認できます。授業を進めている間ずっと笑顔で話し方も穏やかな雰囲気。筋肉の働きをミクロのレベルで分析していくというマニアックな内容だったので受講者はそんなに多くなかったですが楽しい授業でした。

完全に理系の授業でしたが筋肉の働きは仕事にも関わるところなのでしっかり勉強し無事に試験もパスできました。

東大に入ると決まるずっと前から石井先生の本は3冊くらい持っていましたが、まさか自分が大学でその人の授業を受けることになるとは少し前まで全く想像もしていませんでした。人生わからないものですね。

そして僕は石井先生にずっと言いたいことがあったのです。話すチャンスはありましたがなかなか授業中には切り出せずにいました。

そして最後の授業が終わった後に話す機会があったので僕は勇気を出しました。石井先生の著書をリュックから出してこう言いました。


あの、、この本にサインをいただけますでしょうか?



To Be Continued...(毎週金曜日連載)


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