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糖質の質

2020/09/29
糖質の質
身体的な健康にも精神的な健康にも食事が深く関わっていることは今や常識となっています。

先日キヌアのことをブログに書きましたが、やはり炭水化物(糖質)のコントロールは生活の質を左右します。

コントロールといってもただ量を減らせばいいとかいうわけではなくて、「何を摂るか?」ということに注目するとうまくいくと思います。

特に避けたいのはブドウ糖や砂糖(ブドウ糖と果糖で構成)などの吸収の速い糖類。これらの糖は血糖値を急激に上げてその後急激に下がる血糖値スパイクを引き起こしたり、胃の動きをピタリと止めてしまう糖反射を引き起こしたりします。

血糖値の乱高下の方はさすがに気を付けてる方も多く、甘いお菓子を単体で食べることを少なくしてる場合も多いと思いますが、糖反射の方は意外と知られていません。食事前や食事中に甘い清涼飲料水などを飲んで知らず知らずのうちに栄養の吸収を阻害したり胃の調子を悪くする方もいるようです。

甘いものに対しては未だに誤解が多く「脳はエネルギー源としてブドウ糖しか使えない。」というのもその一つ。最近の研究では肝臓で作られる「ケトン体」という物質もエネルギー源になることがわかっています。

まあケトン体は置いておいて仮にブドウ糖の方にだけに注目するにしても、そのブドウ糖をエネルギーに変換するのにビタミンB群や各種ミネラルの力が必要。吸収の速い糖分を多く含むエンプティフード(糖分や脂肪分以外の栄養素がほとんど含まれていない食べ物。甘いお菓子や菓子パンなど。)ばかり食べていると短い時間しかエネルギーが持たないばかりか体内の栄養素も無駄に使われてしまいだんだんとエネルギーの産生が下手になってしまうのです。

疲れやすくなったり、眠気が常にあったり、イライラしやすくなったり、学力や作業能率が落ちたり。。


まあお菓子なんかはその特性を理解した上で適度に食べるのが良いと思います。

特に子どもは要注意。大人になってから楽しみとして食べるのと、脳と身体が著しく発達する成長期に甘いものを食べるのでは全く意味合いが違います。与えられればいくらでも食べちゃいますしね。

糖質は精製された形ではなく食材を丸ごと食べるのが身体には良いです。甘いお菓子より白米、白米よりサツマイモやジャガイモといった形。なるべく食物繊維やミネラルなどの栄養素が豊富に入ったものでGI値の低いものを選びます。(米は個人差がかなりあります。食後に眠くなる場合は注意。)

神経質になって完全にゼロにするのも精神衛生的に難しいので自分や自分の子どもが元気に過ごせるようにコントロールするのが良いかなと思います。

まあ糖に関する反応は個人差が大きいのでなんともいえない所はあります。ただ今の自分のパフォーマンスが本当に自分にとってベストなものなのか、もし集中力の欠如などがあればそれが食事によるものではないのか、もしくは自分と同じ嗜好品を食べて本当に子どもが元気でいられるか、などを疑ってみるのも有効なのではないでしょうか。

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