子どもってすごいですね。実際に見た事のないものでも頭の中で想像してそれを子ども同士で共有できるのです。先日紹介した「サピエンス全史」ではないですが、ホモ・サピエンスの「虚構」を描く能力は目を見張るものがあります。
みなさんは「プリキュア」というテレビアニメを知っていますか?僕も詳しくは知らないのですが主に幼稚園(もしかしたら小学生も?)の女の子が好きになるようなアニメシリーズです。かわいい女の子のキャラクターが活躍する「変身ヒロイン・戦闘美少女(Wikipediaより)」アニメです。僕の子どもの頃で言えば「セーラームーン」に当たる立ち位置のアニメだと思います。(これを読んでる方はセーラームーンの方が馴染みがあるかもしれませんね。)
うちの長男(4歳)と次男(2歳)は大の恐竜好きなのでプリキュアのアニメは一度も見た事がありません。しかし最近仲良くなった近所の女の子(3歳)がプリキュアが好きで外で遊ぶ時にはしょっちゅう僕の息子たちの前でプリキュアに「変身」するのです。ただその女の子のお母さんに話を聞いてみるとその子自身プリキュアのアニメを見た事がないというのです。おそらく幼稚園で友達が「変身」しているのを見ているのでしょうね。
そしてそのプリキュア変身がうちの子達にも伝わったのです。今日も家の中で2人とも僕に大きな声で叫びます。
「プリキュアへんしん!!」
Tシャツの前の部分を顔にかぶり、、
変身...?!
というより変態の完成です。
もはや原形すらとどめないプリキュアでも友達と繋がって遊べる。これが僕達人間の能力です。