先日の早朝オンラインクラスにて、ふと後ろを見るとカタツムリが床を歩いてました。
部屋の観葉植物の土の中にでもいたのか?ともかくカタツムリを家の中で見るのは久しぶり。
そして考えてみれば、外であれカタツムリを見る機会が極端に減っているのです。
僕が子どもの頃は梅雨の時期なんかにはたくさんのカタツムリを見たし、他の季節でもなんだかんだ色んな所に潜んでいました。
でも今はほとんど見かけない。今回家の中にいたのも珍しいくらいなのです。だいぶ減ってきたんだなぁ…
ちなみに先月行った沖縄にはカタツムリはたくさんいました。外来の巨大種「アフリカマイマイ」も至る所にいました笑。
さて、そんな感じでカタツムリのことを考えていたら、子ども時代のことが頭の中に蘇ってきました。
それは、、
ナメクジとちーぼう(僕の弟)の物語。
ちーぼうは幼稚園時代からナメクジが好きでした。
ナメクジはなかなか人に好かれるタイプの動物ではないので、ちーぼうはやや特殊な方でした。
葉っぱや植木鉢の裏なんかにナメクジがいると手の上に乗せて「かわいい、かわいい」と背中を撫でていました。
そんな姿を見て周りの大人や子どもも「ちーぼうはナメクジのことが本当に大好きなんだな」と認識し、「ナメクジといえばちーぼう。ちーぼうといえばナメクジ」というように、その道の権威的な立ち位置まで登りつめていました。
だからみんなナメクジを見つけるとちーぼうの元に運んできました。「かわいい、かわいい」とナメクジを愛でるかわいいちーぼうが見たかったからです。
しかし、ちーぼうと一番近い間柄にあった僕は気づいていました。ちーぼうの心の変化を。。
時は流れ、ちーぼうが小学2年になったとある雨の日、母が家の玄関前で大きなナメクジを見つけ、ちーぼうの手の上に乗せました。
「ほら、でっかいナメクジいたよ。」
しかし、手にナメクジを乗せたちーぼうはうつむいていました。少し震えてもいました。
僕は思いました。ついに来たか、と。
ちーぼうは親に向かって俯いたまま、しかしはっきりと言いました。
「ナメクジのこと、すきすきっていってきたけど…なんだかあんまりすきじゃなくなっちゃったみたい…」
突然のちーぼうのカミングアウトに驚く母。
僕はずっと隣でちーぼうを見てきて、途中から「こいつあんまりナメクジ好きじゃないな。」と薄々気づいていたので来るべき時が来たか、という感じ。
それ以来、周りの人達はナメクジを発見してもちーぼうの所へ持っていくのをやめました笑。
教訓:人は常に変わりゆくもの
でもこんなことってありますよね。本当の自分と周り人が持つイメージの乖離。
この時のちーぼうは自らそのギャップを修正しにいったのです。自分らしく生きるには大事なこと。
さて…なんでカタツムリの発見から「本当の自分」みたいな話になってしまったんだ…?
よくわからないけどまたナメク次回!!