いきなり宗教っぽい入りになってしまいましたが、こんな状況になると心と身体の関係といったものがとてもよく感じられるようになります。
ここ何日かは「脱力」の大切さをとても強く感じています。ストレスのかかる状況では身体の不必要なところに力が入ってしまうのですね。特に肩には力が入りやすいと思います。気張り過ぎている人に「肩の力を抜いて」というのもとても的確な表現です。
ヨガも脱力がすごく重要で、身体から余計な力が抜けることで必要な部分に力がみなぎるようになり、無駄のない動きができるようになります。そしてこのことは心にも直結しています。すごく疲れて動く気力もない時でも肩の力を抜いてマットの上にただ立つと身体が自然動いてきます。重力に対して抵抗しないように必要最低限の力で立つのです。
こんな「脱力」の話をずいぶん前のブログに書いたのですが、数日前唐突にそのブログ記事のことをS君が僕に話してきました。書いたのは僕なんですけどね。逆輸入です。
なるほどな、と思いました。(書いたのは僕なんですけどね。)
最近僕もどうも肩に力が入り過ぎていたようです。大きなストレスに対して「頑張ろう!どうにかしよう!」と思うと余計に負の流れに飲み込まれてしまいます。なんだか疲れてしまうのです。自分に期待し過ぎずにうまく力が抜けると不思議と行動に必要なエネルギーが湧いて来ます。全てをやろう、急ごうとしてもダメ。当たり前ですが自分の目の前にあることだけを自分よりも大きくもなく小さくもなくやるだけなんでしょうね。
それを精神論だけではなく実際の身体の感覚を伴ってやってみるとわかりやすいのです。
いつもやっている「太陽礼拝」なんかも重力に対して力まずにやってみる。基本だらんとしていると寝不足の朝でもだんだんエネルギーが湧いて来ます。(ヨガとか武道に慣れている人じゃないと伝わらないかもしれませんね...^^;)
コロナの影響で生活が変わってしまった方、家にこもっているだけで現時点ではさほど生活に支障のない方、とにかく先行きが不安な方、それぞれの想いがあると思いますが、まずは身体の力を抜いてみるとシンプルに自分のフィールドで力を発揮できるようになるかもしれません。僕もその感覚を忘れないようにしたいものです。
ところで、明日の夜ヨガインストラクター向けのZoom活用法講座に滑り込みで参加できることになりました。(この講座自体がZoom使用(笑))カメラの設定やレッスンの工夫などオンラインレッスン開講に必要な知識をシェアしてもらえるそうです。今の僕に必要なものだと思います。偶然発見して定員ギリギリで滑り込めて良かったです。