(少なくともRSYで行っている)ヨガはなかなかきついかもしれないという昨日の話の続きですが、そもそもなぜきついのか?
それは、、
筋トレ的な要素が多いからです。
ヨガの身体的側面に焦点を当てた時、ざっくりと筋トレ的要素とストレッチ的要素に分けられると思います。(他にも分類の仕方はあると思いますが。。)おそらく世間一般としてはヨガのストレッチ要素のイメージが強いのではないかと思われます。だから昨日書いたようにヨガは楽チンというイメージに繋がります。
さて、うちの教室で筋トレ要素が多めの理由ですが、一言で言えば、筋肉をしっかり使うことで確実に身体の変化を起こせるからです。
筋トレの効果をいくつかあげてみると、
・毛細血管の増加させる
・ミトコンドリア(体内のエネルギー産生工場)を増やす
・筋肉のパワーや持久力を上げる
・成長ホルモンの分泌
・セロトニン、ドーパミン、βエンドルフィンなどの分泌による脳への作用
などとなります。他にも、骨格を支える力がつくので姿勢が良くなる、など二次的な効果もあります。筋トレをするだけで身体の中ではえらい変化が起こるのです。
一方ストレッチには上記のような効果はありません。関節の可動域を広げるストレッチですが、筋トレほどの劇的な変化は体内で起きないのです。(もちろんストレッチが必要ないと言っているのではないですよ。)
ここで面白いのは筋トレ的要素をしっかり入れることによってストレッチ的要素も深まるということ。ある筋肉が縮むということは拮抗している筋肉は伸びます。また、縮めて熱を発生させた筋肉はその後伸びやすくなります。つまり筋トレ的な負荷をかけて身体を温めた方が柔軟性を上げたい場合にも有効なのです。
だからRSYのヨガ教室では多少筋トレ的な要素の割合が多く、初めてだときついのです。(初めてじゃなくてもかな…?)
でもきつければ良いっていうものではないので不必要な力を自分でガチガチに加えてただきつくしてもあまり意味はありません。行う物事に対して過不足なく力を加えればいいのです。それだけで必要な部分の力がつきますので。それが結果的にきつかったりきつくなかったりする。重力の負荷がかかりやすい姿勢をとるアナ骨などでは結果的にきつい方に転びます。
そう、きついのは身体がだいぶ弱っているから。弱って眠っているようなところを目覚めさせようとするのだから当然きつい。積み重ねで力がついてくればきつさは薄れます。最終的にはヨガのどのアーサナも心地よく行えるのが理想だと思います。
僕自身最初は本当にきつかったアナ骨のアーサナも最近は心地よくとれるようになってきました。(「心地よく」は言い過ぎたかも…)だいぶ身体の力がついてきたようです。
一緒に一歩一歩力をつけていきましょう。