今年も一年アーサナをたくさん練習してきました。そして人が練習するのを見てもきました。
「アーサナ力」なんて言葉は本来無いのかもしれませんが、「ジャンプ力」「キック力」なんていうようにもし「アーサナ力」というものがあるとしたらそれは一体なんなのか?
最近思う僕なりの答えとしては、「その一つのアーサナどれだけ集中して丁寧に取り組めるか?」が問われる力なのかなと思います。
どれだけ意識を今この瞬間の自分の身体、そして取り組むアーサナに置けるのか?
結局は瞑想的な「マインドフルネス力」のようなものなのかなと思います。
例えばハンドスタンドの練習でもただピョンピョン跳ぶのと、目を閉じて1分イメージを身体に巡らせてから丁寧に跳ぶのとでは質が変わります。(もちろんただピョンピョン跳んでいた方が成長する時期もあります。段階とトレーニングの種類によりけりです。)
同じウォーリア2でもハンバーガーのことを考えながらやるのと全身に巡る気を感じながらやるのでは質が違います。
というように「今ここ」の意識と自分の身体の隅々まで意識を巡らせる丁寧さがあれば、たとえそのアーサナでバランスを崩そうと、形が完璧でなかろうとその人の生命力を感じさせるアーサナがとれるのです。
そしてそういった取り組み方はアーサナ以外の場面全てでも活きてきます。「時間を大切にする」という短い人生での根源的なテーマに繋がるのです。
さて、今年もあっという間に年末。
どう過ごしても一瞬で過ぎる時間ですが、その時間を大切に過ごせましたか?
僕自身は以前より密度の濃い時間を過ごせるようになっている気がします。
でもまだまだ鈍いなとも思います。来年はもうちょいいけるはず。
ということでまた次回!!