昨日は娘(3歳)が風邪気味で幼稚園を休んでいたので、気分転換にでもと散歩に出かけることにしました。妻と娘と目指したのは近くの割と大きな公園。そこには石垣があってトカゲがたくさんいるのでトカゲ釣りの道具(割り箸、凧糸、ミルワーム)も持参しました。
娘もトカゲが好きなので喜ぶかなと。
公園に着いて早速石垣の隙間をのぞいていると何やら動物の気配。トカゲかな?も思って隙間の暗闇に目を凝らしてみると、それはなんとニホンヤモリでした。
夜行性のヤモリが隙間で休んでいるのです。しかもかなり大きな個体。
久々に大きなヤモリを見た僕は興奮して、少し離れた所にいる妻と娘を呼びに行きました。もしかしたらトカゲ釣りにヤモリも食いつくかなと思ったのです。そしてそれを娘に見せたかったのです。
しかし僕が2人の方へ移動している間にヤモリの方も移動してしまった様子。。帰ってきた時には元の位置にはいませんでした。
ところがもう一度目を凝らして暗闇を見てみると数匹の別のヤモリが潜んでいるのが見えました。
またまた興奮した僕は石垣にへばりついてヤモリを探していたのですが突然背後から、
「ちゃん(←僕のあだ名)!!うしろ!うしろ!」
という妻の声。『志村!うしろ!うしろ!』みたいな言葉に驚きつつも背後を振り返ってみると、、
道端にヘビがいました笑。
「ちゃん!捕まえて!」
と妻が言うので近づいてみると少し赤みがかった茶色のボディにかわいい顔。顔にも少し模様があります。
あれ?なんの種類だ⁇
(とりあえず…毒がなければいいわけだから、、マムシかヤマカガシ以外ならOK。マムシとは全然違うし、ヤマカガシはもっと派手な赤だし…毒は大丈夫そう。とりあえず捕まえてみるか!)
そんな思考を巡らせながら手で押さえてみると思ったより大きく力も強い。噛むそぶり見せなかったので大丈夫そうでしたか一応首の近くをそっと押さえた状態で捕獲しました。
毒はなさそうだけどシマヘビともアオダイショウとも違う。。なんの種類だ⁇と頭は混乱。
僕の家の周りでは毒ヘビのマムシとヤマカガシ、毒なしのシマヘビとアオダイショウくらいしか出現しないのです。
手でその謎のヘビを持ったまま妻に検索してもらうと、、
ジムグリというヘビでした。
ジムグリという名前は知っていましたが、姿形の特徴は全然知らず、、初めて見る姿でした。全身が赤や赤茶色っぽい色に斑点が散りばめられ、顔にはV字の模様のある美しい蛇。どことなくコーンスネーク(よく家で飼われている外国産のヘビ)に似ている姿でした。
しかもよくよく調べてみると、ジムグリは日本三大珍蛇の一つ…!(あと二つはシロマダラとタカチホヘビ)
「地」に「潜る」からジムグリ。その名の通り滅多に姿を現さない珍しいヘビだったのです。道理でみたことないわけです。
さて、とりあえずトカゲ用の虫かごに入れてみたもののどうしたものか…?と妻の顔をチラッと見てみると、、
飼う気満々の顔しとる…!
その後家に帰って来た息子とも相談したのですが、前々からヘビを飼いたいと言っていた長男の答えは当然のごとく…
すぐにジムグリのムクちゃんという名前がつきました。
ということでアオジタ、レオパ、ミヤコヒキガエル達と共に家での飼育が決定しました。
賑やか過ぎでしょ。全員静かだけど。
ということでまた蛇回!!