今日はヒヤッとしたことについて。
一昨日のオンライン「後屈部屋」が終わった後に15分くらいですが自主練の時間をとりました。身体が温まっている時に後屈を深めておこうかなと思ったからです。
ちょっとドロップバック(立位→ブリッジ)やカムアップ(ブリッジ→立位)なんかをして、「さて、何をやろうかな?」と考えた時にある動きを練習してみたくなりました。それは、
ブリッジ→両足で床蹴って倒立状態を経由→そこからそのまま手の間に脚を通しスルー
という動き。
ブリッジから両足で蹴ってダウンドッグ姿勢に戻ったりは普段もちょいちょいやっているので、それをちょっと変化させてジャンプスルーみたいにするのもけっこう余裕を持ってできるんじゃないか?と思ったのです。
これがいけなかった笑。慎重にいけばまだよかったのかもしれませんが…
早速頭の中に思い描いた余裕のムーブメント(笑)を実行してみると、、
1. ブリッジから両足で床を蹴る
2. 割と強めに蹴ったので勢いよく脚が倒立状態へ跳ね上がる
3. そのまま足が弧を描いて床に近づいていく
4. 足をそのまま手の間に通そうと少し腰を丸める操作を一瞬の判断でする
5. その瞬間腰椎辺りでメキャッという音がする
6. 「あ、やっちまったな…」と思うと共に一瞬腰付近にビリビリっと痺れを感じる
こんな具合のことが1.5秒のムーブメントの中で起きました。
一瞬、本格的に腰をやってしまったなと思ったのですが、結果から言うと大丈夫ではありました。次の日に何の痛みも残りませんでした。
しかしながら、、
これはかなり危ない身体の使い方。
腰を反ったところから背中の筋肉の保護なしに急激に腰を丸めるというのは絶望的に腰を痛める使い方なのです。
いつものようにブリッジ←→ダウンドッグの繰り返しであれば反動を使おうとも背中の筋肉をオンにしたまま腰が丸まる方にスムーズに移行できるのですが、今回はスルーしようと咄嗟に空中でお尻の位置を落としたため背筋群の保護なしに腰椎に急な衝撃を与えてしまったのです。
スーパフィシャルバックラインという背中側の筋肉(筋膜)の繋がりがあるのですが、これは背中を反らす時に働くよりもむしろ前屈を適度に抑制するために働くんですね。適度なブレーキがあるから腰を丸めた時の保護ができるのですが、今回は自分自身の動きでそれを取っ払ってしまったのでした。
いやぁ、危ない。すごく嫌な感じの衝撃でした。
もしもうちょっとゆっくり床を蹴って勢いを少なくし、脚を下げていく時にも肩を前に出すのと腰のブレーキをかけるのを同時にできていたならこうはならなかったでしょう。
慎重にいかないとダメですね。良い勉強になりました。
これを読んでる方でも勢いを使う動きを練習している方は十分に気をつけてくださいね。普段当たり前に働いている筋肉のブレーキ作用などはすごく重要ですよ。
とまあ今回は動きの説明が多くわかる人にしかわからない内容だったかもしれませんが、ともかく危険な動きは避けたいものですね。(←ほとんどの人はこんな動きしないと思うので大丈夫だとは思いますが笑)
ケガせずに動いていきましょう!
ではまた次回!!