夏ですね。夏休み中の方もいるかもしれません。そしてこの時期は海とか川とかに遊びに行く方も多いかもしれません。
楽しみな話題に水を差したいわけではないのですが、毎年この時期にニュースになるのが水の事故。本当に悲しいことですが、想像よりも多くの人が毎年水の事故で亡くなっています。
僕も少し前に沖縄に行ったりで久々の海水浴を楽しみました。その時に改めて感じたことを書いていこうと思います。
少しでも危険性を頭に入れて遊びに行くのと危険性を認知していないのでは事故に合う確率が全然違ってきます。「恐れ」が何よりの予防になるんですね。
まず始めに、、「溺れた人が無事救助された」みたいなニュースを聞くことがあるかもしれませんが、前提として人が完全に溺れてしまうと救助するのはほとんど不可能だと思っておいた方がいいです。(実際水難事故の半数が死亡事故です。)
もちろん救助のための道具や条件が揃っていれば溺れている人も助けることができますが、足のつかない海や流れのある川において生身で溺れる人を救助に行った場合には助けに行った方も高確率で溺れてしまいます。
ここだけは水場に遊びに行く際には確実に覚えておいた方がいいと思うのです。救助ではなく予防が絶対的に大切なんですね。
例えば僕は競泳経験者なので平均的なレベルの100倍くらい泳力があります。(←軽く挟む自慢。)素早く自由に泳げるだけでなく、立ち泳ぎで上半身をかなり水面から出すこともできます。
しかしそれでも、うちの次男(4歳・体重18kg程度)と長女(2歳・体重15kg程度)が流れのないプール(水深2.5mで足がつかない)で2人同時に飛び込んでしまったらすぐ近くにプールサイドがあろうとも救助するのはかなり困難になります。
ちょうど沖縄のホテルのプールでその2人が調子に乗ってプールの浮島から別々の方向に飛び込んだのを助けるのはめちゃくちゃ大変でした。立ち泳ぎしながら15kgの長女を片手で浮島に投げ戻し、その間に浮島の向こうにいる次男の方へ一瞬で泳いでいかないといけないという。。
透明度が高く流れのないプール、しかもゴーグルをしている状態でそれだけ大変なのだから、視界が悪く波のある海や流れの少しでもある川では子どもだろうと救助するのは無理なのです。しかも通常は競泳経験などありません。
そして、基本的に複数の子どもを1人で見ることはできません。なので小さなお子さんと海や川に行く場合には子ども1人につき最低でも大人1人の目があった方がいいのです。
特にうちの子みたいにまだ完全に泳力がないのに水に対する恐怖心がない場合は一番危険です。ライフジャケットなどの安全装置は必須ですね。
そして当たり前ですが、とにかく目を離さないことです。
生死に関わらない失敗に関しては予防するよりも実際に失敗させて学ばせた方がいいことがありますが、生死に関わるものは元も子もないのでやっぱり予防。
予防するためには「事故はたまたま起きる」のではなく「今までたまたま起きてなかっただけ」というくらいの認識が必要なんじゃないかなと思います。
まあレジャーに関してあんまりネガティブなことを書きたくはないですが、やっぱり安全を確保した上で楽しんでもらいたいもので。
ということでたまには真面目な話でした。
8月ももう後半。残り短い夏を楽しんでくださいね!
ではまた次回!!