今回の写真は沖縄で撮った素晴らしいアームバランスの写真ですが(←自分で言うな)、実はこの時あることが起きていたのです。
僕自身の影に入ってしまって確認することができませんが、ちょうど僕の目線の先をゴキブリが歩いているのです。
トコトコと。
スローペースで。
思った以上に顔が地面に近づくポーズなので詳細にゴキブリのことを観察できたのですが、なんだか東京で見るゴキブリとは様子が違う。
羽(翅)がなく身体のラインがむき出しになっているのです。
(なんだかヨロイモグラゴキブリの小っちゃい版みたい...)
東京にいるチャバネゴキブリやクロゴキブリなどの羽のある種類とは全然見た目が違うのです。
(生態が全然違うのかな...?)
その後ネットで沖縄に住んでいるゴキブリの種類を調べてみると、僕の目の前を通っていったのは「リュウキュウクチキゴキブリ」だと判明。
なんと元々は羽をちゃんと持っていて飛翔能力のある種類だそう。
しかしオスとメスのペアが交尾する際にお互いの羽を食べ合ってしまうそう。その羽は再生することがないのでその後は飛べなくなってしまうというのです。
なんのために...?
浮気防止?永遠の愛?
カマキリみたいにメスがオスを一方的に食べる行動などは知っていましたが、お互いに羽だけ食べるというのは初めて知りました。
僕が見たヤツは「その後」の個体だったのですね。一生懸命ゆっくり歩いて森に帰っていきました。
いやあ、沖縄はやっぱりすごい。生態系が全然違います。
道を歩いてるだけで色々発見できます。
ではまた次回!!