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千人千色

2021/10/15
アナトミック骨盤ヨガ アナ骨 アームバランス ハンドスタンド オンラインヨガ
今日は昨日の話の続きになります。構造的に弱い手首を始め、身体を強くするには適度な負荷のトレーニングとそれに見合った栄養、休養が必要だという話。

トレーニングを行った後には筋肉の分解や合成が活発になります。(分解や合成は普段から常に起こっていますがさらに高まります。)そのタイミングで必要な栄養などが体内にあれば合成の方が優位になり前よりも強い肉体になっていきます。逆に足りない状態が続いていくと前より弱ることもあるのです。

そしてその栄養を取り込むにしても人によってその量や質は変わってきます。例えば同じものをAさんとBさんが食べたとしても、吸収、利用される栄養の量、種類などは全然違います。遺伝や生活習慣、年齢などによって胃液の量も腸の機能も、栄養を運ぶ血液の質や血管の状態、そして栄養を受け取る細胞の膜の構成要素も何もかも違うのです。

さらにそもそもAさんとBさんが同じ運動をしたとしても身体が受容する刺激はまちまちです。運動の仕方によっても強度は変わるし、仮に同じ強度にできたとしてもその刺激に対する許容量はそれぞれ違います。

例えばアシュタンガプライマリーシリーズが地獄のようなキツさに感じる人もいれば、軽いウォーミングアップ程度に感じる人もいます。


そんな感じで運動に関しても栄養の利用に関しても全てがそれぞれの個人で変わります。だから同じヨガクラスを受けたとしても、シンプルに身体の状態が上がっていく場合と思ったほど力がつかない場合があって当然なのです。

ただ実際は身体が強くなるor弱るという二択になるわけでなくもう少し複雑です。

同じ人の中でもトレーニングからの回復が早い部位とそうでない部位があります。そのスピードは元々その部位が持つ特性とトレーニングの負荷によって変わります。

ここで手首の話に戻ると、構造的に弱い手首に割と大きな負荷をかけてしまうと回復が遅れます。体幹部や脚は元気なんだけど手首はキツい、みたいな状態になってしまう。どこへ優先的に栄養が運ばれるかもその時の様々な要因によっても変わりますしね。

体全体としての疲労回復や筋肉の成長は一様ではないのでアンバランスが起きるんですね。

上に書いたようにトレーニングの負荷に対する個人による許容量、部位による許容量の違い、栄養の細胞への取り込み方などのバランスが原因になります。

だから毎日ヨガをやることで身体全体は以前に比べて別人のように強くなっているんだけども、自分の弱い所(手首や腰や膝など)を痛めてしまった、なんてことも多々起こります。

そうなると結局自分の感覚が一番の頼りになります。思い込みによって感覚が狂ってしまうことも多々ありますが、いずれにしても感覚は最も重要な道標です。

なので「どのくらいのトレーニングやどんな食事がベストですか?」なんてことには簡単には答えられないわけなのです。

自分のセンサーを働かせるのと同時にある程度の客観的な道標になる栄養や運動の仕組みについて学ぶのも役立つかもしれません。

・・・

逆に色々わかりづらくなってしまったかもしれませんが、要は自分のさじ加減を見つけられればいいのかなと思います。(←一文で済むことをダラダラ書くな!って感じですね^^;)

ということでまた次回!(次回までに文章のさじ加減学んでおきます笑)

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