今日のブログは感覚的なものなのでなかなか理解が難しいかもしれませんが、わかる人にはわかる感覚だとも思いますので書いておきます。
最近「呼吸&瞑想」のクラスでは再び「大周天呼吸法」の練習を取り入れています。
僕のクラスではヨガの呼吸法や調気法以外に気功の呼吸法や瞑想法も取り入れています。(むしろ気功の割合の方が多めかも...?)
その中の背骨と身体の前面(督脈と任脈)に気(もしくはイメージ)をぐるぐる回す「小周天呼吸法」はコンスタントに取り入れてきたのですが、写真のように全身(手や足の裏まで)にイメージを巡らせる「大周天」はここ何ヶ月かクラスでは実践していませんでした。
というのも小周天に比べて大周天は経路がやや複雑で覚えづらいというのがあったからです。特に最近はオンラインに新しく参加する方も増えていたのでシンプルな呼吸や瞑想を中心に行っていました。
しかし先日からまた「大周天」を取り入れ始め練習しています。やや複雑な道順も何回か繰り返せば覚えることができます。(写真のように10回全身を行き来します。)
そして再開したことで僕にとっても新しい発見がありました。(ここからは意味がわからなかったら流してください笑)
それはこの全身の道順を点で辿っていくのではなく全て繋いで廻すこと。
最初は呼吸に合わせて背骨を上らせて、と点で道を辿るのが基本になると思いますが、そうではなく10段階の全ての道を呼吸も関係なく全て満遍なく意識します。
そしてー僕の場合はですがーその道全てに水が満たされていて、流れるプールのように全てを繋げて廻す。流れるプールって点ではなく線で繋がって水が流れてますよね。そのイメージです。
実はこの繋いで廻すというイメージは道順が単純な「小周天」においては「呼吸&瞑想」クラスでしょっちゅう参加者にもアドバイスしてたのです。しかし導線が複雑な大周天では呼吸に合わせて点で辿る形で説明していました。そして僕自身で実践するときにも点のイメージで行っていました。
しかし何かが違うな、という感覚がずっとあったのです。
そして先日、全てを繋いで同時に廻すイメージを持ってやってみると、、
めちゃくちゃ感触がよく、一瞬で手足が温まり全身の感覚が良くなりました。
そしてそのままハンドスタンドをしてみると、やはり綿毛のように足が浮きます。
(点と全然違うじゃん。なんでもっと早く気付かなかったんだろう...!)
と思いましたが、まあ気づいた時が一番早いのです。発見があってよかったです。この感覚を使っていければ身体面、精神面でいろんな場面で役に立ちそう。これからが楽しみです。
ちなみに全身に同時に巡らせるポイントとしては、どこか一部に感覚を集中したらダメ。満遍ない感覚を全身に行き渡らせるには、僕の場合は後頭部当たりに意識を置くと非常にうまくいきます。(本を読むなど何かの作業に集中したい時にも使えるテクニックです。)
そう考えて気功の本(写真左ページの下)を読み返して見れば、「意識を上丹田に置きながら・・・」と書いてありました。「上丹田」とはヨガでいう第6チャクラ、眉間の奥のことです。僕の場合はおでこ表面の方に意識が集中しないように後頭部側に意識を持っていくと万事うまくいきます。(シンプルな瞑想も同じ)
はい、ということで今回はイメージを使った呼吸法や瞑想に慣れていない方には若干わかりづらかったとは思いますが、「呼吸&瞑想」に出ている方などはなんとなくわかるような内容だったのではないでしょうか。
まあともかく人間は「無から有を作りだす」能力に長けている動物なので、その長所を存分に発揮して人生に活かしていくのも一つの手ではないのかなと思います。
騙されたと思ってお試しあれ。(半数の人は本当に「騙された」と思うでしょう笑)。