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専門用語

2021/07/11
アナトミック骨盤ヨガ アナ骨 アームバランス ハンドスタンド オンラインヨガ
今日は「専門用語」についてです。

専門用語とは「ある特定の職業に従事する者や、ある特定の学問の分野、業界等の間でのみ使用され、通用する言葉・用語群」のことです。

ヨガの世界で言えばサンスクリット語の用語や解剖学の用語などがそれに当たると思います。

「ヨガのクラスではあまり専門用語を使わない」「日常で使われているわかりやすい言葉で説明する」というのがインストラクターとしての心構えと言われることもありますし、基本的にはその通りだと思います。

ヨガに初めて参加する方に急に「ピンチャ・マユラーサナ!」とか「エクスペクトパトローナム!」というような呪文のような言葉を唱えてみたり、「胸鎖関節から胸を開いて肩関節外旋しつつ最大屈曲位まで持っていく」なんて言葉を発してしまったら、それはお互いの不幸の始まりの盛大な合図となります。

しかしながら、、

お互いの共通認識があった上での「専門用語」は死ぬほど便利です。

そもそも専門用語とは物事をシンプルにわかりやすくするために存在しています。ややこしくするためではないのですね。解剖学でいえば「大転子」というワード一言で「腿の骨の一番外側に突き出た部分でだいたい恥骨のライン上にある触ってみるとグリグリしたやつ」を表現できます。

ウォーリアー2」と言えば「脚を横に大きく開いた状態から前脚の膝を足首の真上まで踏み込み、更に後ろ脚のつま先の向きは・・・」などの説明をせずとも、最終的なアーサナの形を相手に思い描かせることができます。

エクスペクトパトローナム」と言えばすぐに「守護霊を呼び出す呪文」だなとわかります。

もちろんお互いの共通認識があるという条件のもとではですが。文章も完結になるし言葉の認識のズレも減るのですね。言葉が長くなればなるほどズレは増します。用語として最初から定義付けされていればズレはかなり減ります。

例えば、極端な例で言えば「」というワードを使わずに他人と話す時に「ほら、あの全身にけっこう毛が生えていて、よく人に変われている人懐っこくてかわいい動物」なんて説明をしようものなら、それを「犬」と認識する人もいれば「猫」だと思ってしまう人もいるでしょう。

そんな感じで話者同士の認識のズレは起きてくるのです。

専門用語や一般用語に限らずコミュニケーションを円滑にするために言葉は存在します。

何が言いたいかというと、、

僕のオンラインクラスではちょいちょい専門用語が登場します。もちろんヨガを始めたばかりの方に急に意味の分からない言葉を投げかけることはまずないですが、ある程度共通認識ができていると感じる場合には率先して専門用語を使います。上記のように用語を使った方がコミュニケーションが円滑になるからです。(もちろん最初はしっかり説明しますが。)

結果、言葉を受け取る側の理解もグッと深まる。

なのでヨガに限らず何かを学びたい場合には情報を受信する側の積極的な姿勢が必要です。でないといつまでもその学問の入口付近を行ったり来たりするだけになります。

それに言葉(専門用語)の意味を調べたり理解しようとするだけでも勉強になり使える知識が増えます。

全部の専門用語を網羅しようとする必要は全くないですが、自分が取り組んでいるものの基礎の基礎くらいは覚えておくと自分のためになると思いますよ。

最初は知らないのは当たり前。でもほったらかしにはしない。

エクスペクトパトローナム。

ヨガに限らず大事なことではないかとふと思いました。

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