1. RSYブログ
  2. 栄養
  3. アミノ酸とペプチド
 

アミノ酸とペプチド

2021/06/11
アミノ酸とペプチド
昨日は原料別のプロテインの種類を紹介しましたが、今日は同じタンパク質でも連なるアミノ酸の量によって特性が変わるという話。

タンパク質はアミノ酸が50個以上連なったもの。口からタンパク質を摂取すると胃酸や膵液中の酵素や小腸の酵素の働きにより、ペプチド(2~50個のアミノ酸が結合したもの)やアミノ酸にまで分解されます。アミノ酸やジペプチド(2個のアミノ酸が結合したもの)、トリペプチド(3個のアミノ酸が結合)の形になってようやく体内の吸収されます。

消化ってけっこう手間がかかるんですね。

なのでホエイプロテインが通常の食事よりも吸収までの時間が速いとはいえそれなりの手間と時間がかかります。特に胃腸が弱い人(消化酵素の量が少ない人)などはけっこう消化が大変。

トレーニング後で胃腸が弱ってたりするとなお大変ということがあります。

その点アミノ酸やペプチドの形で製品化されているものはその消化の手間がなく速やかに体内に吸収されるのです。消化吸収までの時間が速いと言われているホエイでさえ1~2時間かかるところを、元々最小の単位であるアミノ酸であれば20~30分で体内に吸収されてしまうのです。素早いので血中アミノ酸濃度も上がりやすい。

ただもちろん一気に吸収されるということはその後血中からの消失もはやいということでもあります。

なのでアミノ酸やプロテインを摂取する場合には使いわけが大切になってくるのです。目的によって摂るものが変わります。

よくあるのが運動前にBCAA(分岐鎖アミノ酸)を摂って運動後にプロテインを摂るなどのパターン。運動中の血中アミノ酸濃度を上げて筋肉の合成を促進する準備をした上で、運動後にその材料をたっぷり摂るといった感じですね。


そして一口にアミノ酸と言っても上に書いたBCAA(3つのアミノ酸の総称)を始めとして、それぞれ体内での役割が異なるのです。

次回は覚えておくと便利なアミノ酸の種類について軽く触れていこうと思います。

RSY~Rainbow Season Yoga~

お気軽にお問合せください↓

E-Mail:info@rsy-yoga.com

お問い合わせ