前回に引き続き、今日はプロテインの種類について。
一口にプロテインって言っても色々あります。とりあえずざっくりとしたところだけでも知っとけば、自分の体質や目的に合ったものを選べるようになります。
一般に広く出回っているプロテインは以下の3つを知っておけば事足りるのかなと思います↓
▼ホエイプロテイン
牛乳原料のプロテインです。ヨーグルトを作ると上の方に水分が浮いてきますが、この上澄みのことを乳清(ホエイ)と言います。ホエイプロテインはそこから抽出したタンパク質。
最大の特徴としては体内への吸収速度が速く、トレーニング後に筋肉を素早く修復したい場合には一番効果のあるプロテインです。プロテインを利用している人の多くはこのホエイを飲んでいて、商品の数も一番多いです。
ただ牛乳原料なので、牛乳に含まれる乳糖が残っていることが多いので、乳糖不耐の体質(消化酵素ラクターゼの欠乏)の人は要注意です。僕も乳糖を分解できない体質のためホエイは飲んでいません。
ただし同じホエイでも製法の違い(タンパク質純度を上げるための濾過方法の違い)によって、ホエイプロテインコンセントレート、ホエイプロテインアイソレートなど名前が変わり、純度の高いものであれば乳糖不耐の人でも大丈夫なことがあります。一般的にタンパク質含有率の高いものの方が値段は上がります。
▼カゼインプロテイン
こちらも牛乳原料のタンパク質。牛乳に含まれているタンパク質の多くを占めます。(ホエイより圧倒的に多い。)
ホエイとの違いはその吸収速度が遅いこと。なので1秒でも早く筋肉にアミノ酸を届けたい場合には不向きですが、長い時間かけて持続的にアミノ酸の供給をしたい場合には使えます。あと吸収が遅い分ホエイより腹持ちがいいです。
ただ腸に気を使ってる人などで、グルテン・カゼインダイエットなどをしている方はもちろんNG。目的に合わせて選びたいところです。
▼ソイプロテイン
こちらは名前の通り大豆原料のプロテインです。僕は乳糖不耐なのでソイを飲んでいます。
カゼインと同じく吸収速度がホエイに比べて遅いです。なので腹持ちもいい。(S君なんかはソイプロテインを飲むと胃がもたれると言っています。)
大豆に元々含まれている栄養素(イソフラボンや微量元素など)も残っていることが多いので、その辺りの作用も少しあるのかもしれません。
水に溶くと薄い豆乳のような味がします。豆乳に溶くと豆乳です(笑)
以上のような感じでプロテインの種類によって吸収速度などに違いがあります。あとは含まれるアミノ酸のバランスも異なるので気になる方は調べてみるといいかもしれません。
僕みたいに乳糖不耐の方は牛乳原料のものを避けるか純度の高いものを選ぶ、もしくは消化酵素のラクターゼが含まれているものを選ぶ、といった手段もあります。
他にもエッグプロテイン(卵)やビープロテイン(えんどう豆)などの種類もありますが、出回っている数が少ないためここでは省略します。
これからプロテインを飲んでみようかなと考えている方はまずは原料の特性と自分の目的とを照らし合わせて選んでみてくださいね^ ^