4ヶ月ほど前からオンラインレッスンに参加してくれているMさんという女性がいます。
Mさんはオンラインクラスに来始めた頃、
「ナヴァーサナ(舟のポーズ)ができないのですがどうしたらいいのでしょう?」
という相談をしてきました。ナヴァーサナをやると腰が丸まり尾骨辺りが床に当たって痛いそう。
僕はなんだかんだ説明した後に、
「別にできなくてもいいですよ(笑)」
と彼女に言いました。彼女が後に自分で分析しているように「できなくてもいい」という言葉の中には色々な意味があるように思います。(←自分の言葉だけど他人事笑)
まずアーサナをできないというのはたいした問題ではない、というのがあります。なぜかというとアーサナはヨガの中の一つの大きな要素ですが、別にそもそもヨガをやらなくても人生は進んでいき、そして終わります。(世の中ヨガをしてない人が大半です。)だからできないアーサナがあっても問題ないし、僕自身一生かかってもできないだろうな、というアーサナはいくらでもある。よってNo Problem!
ただこんな考え↑は本質をついているかもしれないけれど、ヨガクラスに来てくれている方に押し付けるような考えではありません。何かを変えたくてクラスに参加してくれているのに全然寄り添えていませんね。自分の人生にめちゃくちゃ悩んでいる人に「所詮現世は幻ですよ。」と言い放つようなものです。(←大袈裟か。。)
なので上記のような考えはひとまず置いておいて目の前の物質的な身体の話に戻りましょう。
すると単純にナヴァーサナと身体の関係に注目すれば謎は解けます。
ここで詳しいポーズの仕組みとナヴァーサナの解説をする気力はYouTubeの編集で精魂尽き果てている僕にはないので詳しい話は省きますが、ともかくMさんがナヴァーサナをできるようにするためにナヴァーサナ自身を必死に練習する必要は全くないのです。腰の丸みも尾骨付近の違和感も他のアーサナで身体を変えていけば解決する問題なのです。
しかもこれはラッキーなことにアナ骨をちゃんとやっていれば解決しそうな問題でした。
結果、、
Mさんはいつの間にかナヴァーサナができるようになっていたそうです。腰が丸まってないし尾骨が消えたそう。(本当に消えてたら病院に行った方がいいですが。)
「ほらね。」と急に調子に乗る僕。(4ヶ月前の発言など忘れていたのに。)
まあでも僕がどんなに調子に乗ろうと結局は自分で選択して自分で動いてきたMさんの努力の成果なのです。自分に全部返ってくるのです。
そして結局言葉は受け取り手によってその形を変えます。Mさんの受け取り方が素晴らしかったのです。
僕も言葉をしっかり伝える人間である前に受け取れる人間でありたいものです。
みなさんもいつも僕の言葉を受け取ってくれてありがとうございます。(ブログでのくだらない発言含めて。)