昨日のブログでは運動について書きましたが今日は栄養です。
運動・栄養・睡眠の3つはどれも欠かせない要素でありお互いに作用し合ってます。特に運動をしっかりした後はこの栄養の補給が欠かせません。そして注意しなければならないのがその内容なのです。
昨日は「トレーニングすると筋肉に細かい傷がつきますよ」なんて話をしましたが、その傷を直すために栄養が必須になります。例えば体内で作り出せない必須アミノ酸、たんぱく質の代謝に関わるビタミンB6、体内の様々な代謝に関わるマグネシウムや亜鉛などのミネラルが不足するとトレーニングのダメージから回復することができません。
また体内でエネルギーを作り出す際にもビタミンB群やマグネシウムなどのミネラルが必要になります。不足すると動いたり考えたりするためのエネルギーがなくなり元気がなくなってしまいます。
結局体内ではこの身体を維持するための化学反応が常に起きているわけです。化学反応には材料が必要で、その材料が各種栄養素。体内で起こる物質の分解や合成を「代謝」と呼びます。
そして栄養の不足と過剰は隣り合わせ。
例えば三大栄養素の糖質を過剰に摂ると、糖質代謝に関わるビタミンB1などの栄養が余計に使われてしまいます。多量栄養素(糖質・脂質・タンパク質)を大量に摂ることで微量栄養素(ビタミン・ミネラル等)が逆に不足してしまうのですね。
エンプティフード(微量栄養素がほぼ皆無の食べ物)ばかり食べているとエネルギー代謝が回せなくなり鬱などの精神症状が出てしまうのはそのためです。糖質ばかり摂っていては体内の微量栄養素が足りなくなってしまいます。(体内で合成されるビタミンもありますがすぐに追いつかなくなってしまいます。)
たくさん食べていても栄養が不足するというのは盲点かもしれませんね。現代版の脚気とでもいうべき症状は割と頻繁に起こるのです。
現代生活はエンプティフードで溢れているので注意が必要です。菓子パンなども安くて気軽に買えますしね。ホールフード(食材丸ごとorそれに近い形)を自分で料理するのが身体には負担をかけません。
あとは糖質の質(GI値やその他の要素)や脂質の質(身体に有用な脂質)なども工夫するだけでだいぶ身体は変わりますがブログで散々触れてきたのでここでは省略します。
栄養は運動をたくさんする人、そして運動を全くしてない人は特に気をつけたい所。若い頃は栄養が不足していても細胞の若さでなんとかなることが多いですが、30代を過ぎた頃から食事内容による差がだんだん出てくるようです。
20代の頃に比べて最近なんだかエネルギーがないと感じる方は栄養について考え直すことで解決することもあると思います。