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HSP=Highly Sensitive Person

2020/11/07
HSP=Highly Sensitive Person
みなさんは「HSP」という言葉を知っていますか?

HSPとはHighly Sensitive Personの頭文字をとった略称で直訳すれば「めちゃくちゃ繊細(敏感)な人」といったような意味です。

様々な刺激に敏感に反応してしまう疲れやすい人、感受性が豊かな人のことです。ここ数年でこのHSPという言葉がだいぶ定着してきたように思います。

一昔前は様々な刺激に反応しやすい人を周囲の人は「気にし過ぎ」とか「メンタルが弱い」とか心の問題だと捉えることが多かったように思います。しかし現在では数多くの研究によりHSPの高い感受性は先天的なもので全人類の15~20%(だいたい5人に1人)が持っているそうなのです。

面白いのは人間以外の哺乳類も似たような割合でこの性質を持っているそう。繊細な個体が一定数いることでその種全体の危機回避ができるのかもしれませんね。

少し前にオーディオブックで

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本 武田友紀著

という本を読みました。

この本の中ではHSPのことを親しみを込めて「繊細さん」と呼んでいます。繊細さんの感覚や思考回路がどこから来るかというと、やはり遺伝的な神経システムが「非繊細さん」とは全く異なるとのことでした。単純に感覚入力処理が通常よりも深いのです。心の問題というよりは身体の問題です。

同じHSPでも視覚に敏感なタイプや聴覚に敏感なタイプなど、人によって感覚の違いがあります。僕は明らかに感受性豊かなHSPですが、特に「触覚」や「視覚」にものすごく敏感です。身体内部の感覚についてもHSP随一の感覚の持ち主なのではないでしょうか(笑)まあアーサナを覚える際には便利ですね。すぐに身体を使いこなせるようになります。

うちの長男も僕の体質を受け継いだようで、超絶感受性が豊かです。観察するに「触覚」と「嗅覚」にめちゃくちゃ敏感です。(僕と同じく身体の動きはすぐに覚えてしまいます。)

しかし当然実生活では苦労することが山ほどあるのがHSPです。

例えば長男は毎朝幼稚園に行く時は心臓が大太鼓のように高鳴り、送って行った僕と涙の別れをします。そしてズボンが腰周りに当たるのが嫌なのでいつもヤンキーレベルの腰パンぶりです。日中あった出来事に対する感覚の入力が強いので夜はうなされることが多いのです。

僕はといえば説明し難い感覚が多く言葉ではなかなか説明できません。

さて、上述の本ではHSPの人が生きやすくなるような内容が具体的にたくさん載っています。僕自身も参考になりました。ご自身がHSPだと思う方やお子様がちょっと怪しいなと思う方、自分がそうでなくても職場に繊細な同僚がいる方などにオススメです。5人に1人という割合は少数派ではありますが、周りを見渡せば相当数いるはずです。たいてい表には出さないかもしれませんが。ヨガをやる人や東大生には特に多いかなという印象があります。

長くなり過ぎるので続きは明日にしますが、最後にこの本に載っていたHSPのチェック項目を下に載せます。12個以上当てはまるものがあったらおそらくHSPだそうです。気になる方は試してみてください↓

・感覚に強い刺激を受けると容易に圧倒されてしまう

・自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ

・他人の気分に左右される

・痛みにとても敏感である

・忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる

・カフェインに敏感に反応する

・明るい光や、強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などにに圧倒されやすい

・豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい

・騒音に悩まされやすい

・美術や音楽に深く心動かされる

・時々神経が擦り切れたように感じ、一人になりたくなる。

・とても良心的である※1

・すぐにびっくりする(仰天する)

・短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう

・人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)

・一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ

・ミスをしたり物を忘れたりしないよういつも気をつけている。

・暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている

・あまりにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると、不快になり神経が高ぶる

・空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる

・生活に変化があると混乱する

・デリケートな香りや味、音、音楽などを好む

・同時に自分の中でたくさんのことが進行すると気分が悪くなる。

・動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している

・大きな音や雑然とした状況など強い刺激に悩まされる。

・仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる

・子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

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