雨ですね。寒いです。コロナでレッスン中はスタジオの窓は開けっ放しなのでこれからの季節はなかなかきつそうです。まあその分動いて身体を温めてもらえばいいんですけどね。オンラインはその辺も便利かもしれません。
最近息子達と熱帯魚の図鑑を見るのにはまっています。そういえば妻と僕が出会ったのも熱帯魚のいるアクアリウム店だったのです。子ども達がもう少し大きくなったらまたアクアリウムをやりたいなと思っています。
さて、今日は東大生活物語。アクアリウムとはなんの関係もありませんが、初めて出会う仲間と仲を深めるのにも運動は有効だなと思います。みなさんももし仲良くなりたい人がいたら何かスポーツに誘ってみてください。効果ありますよ。
前回の話はこちら↓
前回の話のようにクラスの自己紹介が終わり、その数日後からオリ合宿が始まります。1泊2日で行くクラスの交流旅行です。上クラ(1つ上の先輩クラス)が行き先や旅行プランなどを決めてくれているので僕達新入生はそれに従ってついて行くだけ。場所は千葉県のどこかでした。
東大のすぐ近くから貸し切りのバスが出て現地まで連れて行ってくれるのですが、その道中近くに座っていた同じクラスの子たちと交流を深めることができました。話してみて感じるのはみんな頭の回転速度と思考力が高いということ。こちらの言おうとすることを120%理解してくれます。
彼らには当たり前のことだったかもしれませんが僕にとってはけっこう衝撃でした。今までの人生でこちらの言うことを噛み砕いた説明なしで完全に理解してくれる人がいなかったからです。それで孤独感を感じたこともしばしばありました。なのでそういう人たちに巡り会えただけでも東大に入って良かったなと思いました。
さて、目的地のホテルに到着するとまた別の衝撃が走りました。すごく古びたボロボロの建物。客室の障子は破れまくっています。そして同じ日に同じホテルに泊まっていたどこかの会社の団体はロビー近くでタバコをスパスパ吸っていて通路は煙だらけです。
(まあ旅費も安いし仕方ないか。。)
その日はホテルの近くにある体育館で遊ぶことになっていました。内容はドッジボール。バスケとかがしたかったのですがドッジボール。もう15年くらいしていません。周りのみんなは数週間前までは高校生だった子が多いのでドッジボールをしたのもつい最近のことかもしれません。ちなみに僕のいるクラスは1浪か2浪で入った子が数人いるくらいで後は現役合格者でした。僕はもはや現役合格の部類ですね(笑)
ドッジボールの試合中、インストラクターの癖でみんなの身体の動きを観察してみると、やはり大抵の子が受験なまりなのか動きに切れがありません。そういう僕も息がすぐ切れます。しかしやはり何人かは動きのセンスが良いのです。どんな集団にでも動ける人間はいるものですね。10代の若さでボールを避けたり速い球を投げたり。最初微妙だと思ったドッジボールも久々にやってみると楽しかったです。クラスメイトとの距離も少し近づいた気がしました。(アドレナリンやドーパミンのせい)
スポーツを通して仲間と親交を深めるという脳科学からのアプローチ(?)を終えた後はホテルで雑談をしたりゲーム大会をやったりと楽しい時間を過ごします。高校もまともに行ってない僕にとっては久々の経験でした。しかしながら一通り遊びを終えた後は先輩から授業の情報を聞き、みんな自分の授業計画を立てていました。切り替えがはやいのです(笑)僕も単位制というのがいまいちよくわかっていなかったので色々と教えてもらい仕事がギリギリできる範囲で仮の予定を立ててみました。
次の日はバスでマザー牧場に寄りましたが天気はあまり良くなく、辺り一面霧で覆われていました。4月にしては寒い天気の中、一通り動物たちを見て回ります。一緒に行動していた子が動物にまつわる豆知識を語ったりしているのを聞いて「いかにも東大生だな」なんて思いました。
そんなこんなでオリ合宿も無事に終わりすぐに大学の授業が始まります。(今年の新入生はコロナでオリ合宿もなかったんだな...)
記念すべき東大の初授業はALESAという一年生の必修科目。英語で論文を書くための授業です。
教室に入ってみて初めて気づきました。全部英語のクラスなのに英語がスラスラ喋れない...!!
"My name is Koki Aijima. I'm 28 years old!!"
どうしたものか。。
To Be Continued...(毎週金曜日連載)