暑いですね。今日の午後は息子を幼稚園に迎えに行ってそのまま公園でしばらく遊んできました。しかし鬼ごっこって、きついですね…普段走ってないので走るための体力がなくバテバテです。そもそも遺伝子的にスプリンタータイプですから持久力勝負になるとどんどんバテてくる。子どもは元気ですね。いくら走ってもまだ追ってきます。
さて、今日の東大受験物語も一休みの番外編です。先週は役に立った勉強法を紹介しましたが今日は僕には合わなかった方法を紹介します。(別に本編を書くのがめんどくさくなった、とかそんな理由ではないですからね。。そんな理由かな。。)
前回の話↓
今日は試してみたけどなかなか効果が上がらなかったり、自分には合わないなという方法を紹介します。でも僕に合わないだけで他の方には合うものもあるかもしれません。体質や性格によってだいぶ変わりますからね。
1.「夜遅くまで勉強する」
これは時と場合によると思います。しかし僕のようにあまり身体の強くない人間には向いていないものだと思います。夜中2時まで起きて勉強する生活を5日間も続けると疲れが溜まってしまって日中の集中力がなくなり効率ダウン。僕は受験期間中に何度か遅くまで勉強しようと試してみましたがすぐに身体にガタが来てしまいました。やらなければならないことが目の前にあってもやはり12時くらいまでに寝るほうが総合的にみた効率は上がります。
ただ夜中はけっこう集中力が上がりやすくもあります。なので長期的に行うのでなければ効率的な方法になり得ると思います。もちろん3~4時間の睡眠時間で足りてしまうショートスリーパーの方などは夜中の作業はすごく捗ると思います。僕は今までの人生で一度たりとも完全な徹夜をしたことがない人間ですので睡眠時間を削るのはダメでしたね。みなさんも自分の体質や体力と相談して夜の時間を使ってみてください。
2.「コーヒーを飲む」
カフェインが身体に与える影響は大きいです。そして何より速攻性があります。中枢神経に作用して学習や運動などに高い効果を発揮するのですが敏感な体質の僕にとっては作用が強過ぎたのです。その後の反動や疲れが大きく身体を消耗してしまう感覚がありました。これも個人差の大きいところですね。人によってカフェインに対する耐性は全然違います。効果がそこまでない代わりに身体への負担が少ない人もたくさんいます。
しかしながらカフェインが全然体質に合わず身体に良くないことがわかっていてもちょいちょい利用していました。特に受験当日、それまでの勉強の追い込みで頭を動かす体力がなくなっていたのでカフェインを摂ることでなんとか頭を働かせていました。(カフェインを摂ることで気持ち悪くもなってしまうのですが試験に受かるためならやむをえなかったのです。)
まあ特別な理由がない限り、身体が敏感な方はコーヒーは止めといた方がいいですね。もしくはノンカフェインで楽しんでください。(丈夫な方は何飲んでも食べても大丈夫です。)
3.「炭水化物(糖分)を摂り過ぎる」
なんだか勉強法の話ではなくなってきましたが、糖質の摂り過ぎもカフェインと同様に体質によっては作業の効率を著しく下げます。ブドウ糖が脳の栄養源だからといって糖分を摂れば良いという問題でもないのです。細かい説明は省きますが、炭水化物を摂ると眠くなりやすい人は要注意。そんなに量は摂らない方がいいかもしれません。僕も糖質の利用があまりうまく行える身体ではないので、受験期間中も糖質の取り方には気をつけました。
特に食後に集中力が下がってしまっては時間を有効に使えなくなるので食事はなるべくタンパク質を多く含む物(肉、魚、大豆など)や野菜を中心にしました。(そういった食事でも僕にとって十分な糖質は含まれています。)頭を使って疲れると甘い物などを摂りたくなるんですけどね。体質によっては考えないとダメですね。
あ、あと糖質は糖質でもクラスターデキストリンのサプリは役立ちましたね。身体に負担がなく力が長持ちします。敏感な体質の方もおそらく大丈夫ですよ。あとビタミンB群サプリも。
4.「曜日毎に科目を割り振る」
月曜日は数学だけやって、火曜日は世界史で、、などと計画を立てて取り組む。これも僕にはあまり合わなかったようです。間があくとやったことを忘れてしまうんですよね。なので毎日やる方がいいのです。全科目を毎日少しずつやります。一科目あたりに割ける時間が少なくなりますので、前回紹介した3倍速ジョギングなどで効率を高めます。まあ勉強期間に限りがあったからこういう形になっただけではあるので、長期的に何かを学びたい場合は少し間を置いた方が良いこともありますね。
短期間で結果を出さなければならない状況にいる方は毎日やります。その中でも時間的な効率を更に上げられたらたいていのことは出来てしまうと思います。
5.「誰にも見えないイヤホンを作ってこっそり勉強をする」(←絶対ダメです)
これは受験の末期症状です。当時水泳のパーソナルトレーニングと並行して家の近くのプールで監視のアルバイトをしていたのですが、その仕事の時間を勉強のために生かせないかと考えたのです。時間がないことに焦っていたのですね。そこで考えたのがプールを監視しながら誰にも気づかれずに参考書付属の音源を聴くといったもの。ワイヤレスのイヤホンなんてものはありますがどうしても周りから見えてしまいます。なのでネットで調べて超小型のイヤホンを作ることにしました。
耳の中に完全に入る直径3mmくらいの金属を取り寄せたり他に色々な材料を取り寄せて制作したのですが、結果うまくいきませんでした。周りからは見えないですが金属が小さすぎて耳の中に入り込んでしまったり逆にポロッと耳から出てしまったり、音が小さすぎたり。。結局諦めました。(←諦めてよかった!倫理的に。)仕事中は勉強をしたいという想いを溜めて家に帰ってから集中して勉強することにしました。
工夫は必要ですけど一線は越えちゃダメですね。まあそれだけ必死だったということで。その代わり電車に乗る時や空き時間などはずっと本を読んでいましたね。
いかがでしたでしょうか?何かを必死でやる時には自分の性質などがより良く分かったりもします。その点では受験勉強期間もすごく貴重な時期だったと思います。今も何か追い込まなければならない時などは当時のことを参考にします。自分の性質を知って、その強みを生かし弱い部分を工夫して補ってあげるとかなりのパフォーマンスが引き出せると思います。
大変な時こそ自分の分析してみてはいかがでしょうか?
来週からは真面目に物語の方に戻ります...!
To Be Continued...(毎週金曜日連載)