ここ1週間くらい寒い日が続きますね。梅雨入りしたのではないかというくらいの天気です。免疫力を下げたくないこの時期、体調には気をつけてくださいね。
今日は金曜日なので東大受験物語。やはり1週間がとにかく一瞬で過ぎます。前回のものは3日前くらいに書いたような感覚です。家の周りだけの生活だと時間感覚も違う感じです。
前回の話はこちら↓
N田の数学特訓を始めたのと同じ時期に僕は他の科目に関しても手を打たなければと考えていました。塾とか予備校というのもチラッと頭に浮かびましたが、高校1年生から受験レベルまでの勉強を3〜4ヶ月で指導してくれる所はなさそうでした。なので結局は自分でやるしかないのですが、進む方向が合っているかどうかを助言してくれる存在がそばに欲しかったのです。
(やっぱり家庭教師しかないか。。)
家庭教師についてネットで調べてみると、大きく「プロ家庭教師」というのと「大学生家庭教師」に分かれるようでした。一般的にプロ家庭教師の方が経験が豊富で、その分時間当たりの料金も高いようです。数ヶ月で集中して成果を上げたいと思っていたので週1〜2回は最低でも受けたいと思っていました。そうすると費用面で大学生の家庭教師の方が受けやすく時間的な効率がよさそうだったのでその線で探してみることにしました。
大学生講師は現役大学生である分受験を経験したのも最近のことのはずなので、その話を聞けるのも大きなメリットだと思いました。ただせっかくお願いするなら自分が目指す所を受験した家庭教師の方が良いと思い検索してみると、、
ありました。在籍の講師が現役東大生のみの家庭教師派遣。
今まで塾にも家庭教師のお世話にもなったことがなかったので良し悪しはわかりませんでしたが、とにかくそこの会社に家庭教師派遣の依頼をすることにしました。登録をしてアポをとってまずは実際に本社(?)に面談(細かい希望などについて相談)に行きました。そこの応接間で面接担当の人と話をしたのですが、
「志望校はもうお決まりですか?」
僕「はい、東京大学を受験したいと考えています。」
「いつ受験するかはもうお決まりですか?」
僕「はい、この冬に受験しようと考えています。」
「高校は卒業していないということですが、いつ頃からご準備を始められましたか?」
僕「1ヶ月ちょっと前から何科目か手を付け始めました。」
「・・・わかりました。条件が合う講師がいるかどうか探して、見つかり次第連絡いたします。」
今思えばけっこう無茶な注文ではありましたが、こうしてまた一歩を踏み出せました。そして面談から1週間後くらいに担当の方から電話があり、条件に合う家庭教師が見つかったとの報告を受けました。
紹介された講師、それが僕の家からそう遠くない京王線沿線在住のK君でした。当時東京大学の文学部3年生でした。僕の受けようとしていた文科3類出身です。
初めての家庭教師の日、僕は最寄りの京王よみうりランド駅の改札前でK君を待っていました。今まで東大生なんて知り合いにいなかったので、「どんな感じなんだろう。勉強でバカにされないかな。。あんまり嫌味な感じだったら断ろう。。」などと不安を胸に抱えながらあれこれ勝手な妄想をしていました。
そして到着したK君。背が高く細身で猫みたいな大きな目をした若者でした。なんだかシャイで物静かな感じです。僕が勝手に抱いていた東大生のイメージとは少し違います。聞いてみると静岡の県立高校出身で大学進学とともに上京してきたそうです。大学では演劇サークルに所属しているようでした。
K君には国語(現代文、古文、漢文)と歴史(日本史、世界史)のチェックをお願いしました。毎回課題を出してもらったり僕が本当にその単元の理解ができているかをチェックしてもらったりします。現役の学生だけあってさすがに頭の回転がはやい。理系のN田とはまた違ったタイプの説明をします。
膨大な量の日本史、世界史を頭に入れた上で考察する作業。現代文、古文、漢文の読み解き。家庭教師にK君が家に来てくれるようになってからは急ピッチで勉強が進むようになります。
具体的な勉強方法などはまた次回以降に。
To Be Continued...(毎週金曜日連載)