普段選ぶ言葉も他人の影響をかなり受けますよね。特に小さい子どものうちは大人の言葉をそのまま繰り返したり、直前に誰かが言った言葉に引っ張られておもしろいことを言ったりします。
うちの長男(4歳)は最近朝4〜5時頃に一度起きてトイレに行きます。そのために朝早く僕を起こします。まだ一人ではトイレに行きたくないようでたいてい僕が起こされるのです。そしてトイレを済ませ布団に戻って横になります。そして長男は横に寝ている妻に声をかけます。
「お母ちゃん、布団かけて。」
なぜか僕ではなく妻に布団をかけてもらって7時頃まで眠る。これがいつものパターン。
しかし昨日は違いました。いつも通り僕がトイレに付き添って寝床に戻ると長男が妻に言い放ちました。
「お母ちゃん、おしっこかけて。」
………??
それを聞いて僕も妻も大笑いでした。本人は半分寝ぼけていたので自分の発言にも気づかずすぐに眠ってしまいましたが。
実は息子が「おしっこかけて」発言をする直前に妻が彼に「ちゃんとおしっこできたの?」と聞いていたのでした。その妻の発言につられてしまい「布団」を「おしっこ」と言い間違えてしまったようです。子どもは他人の言葉につられやすくよくこういうミスが起こります。なかなか面白いですね。言語学でもこういう現象の分析があったような…?
みなさんは今までに何か面白い言い間違えをしたことはありますか?なんでそれが起こったのかを分析してみると面白いかもしれませんね。