早朝スタジオLinoのすぐ近くにある吉方公園にトレーニングをしに行くと必ず遭遇する人がいます。それは「
大木(たいぼく)おじさん」。見た感じは60代くらいの男性です。僕たちがたまに公園に行くといつも会うので毎日公園に通っているのかもしれません。
さて、その方は公園で何をしているかというと、吉方公園で一番太くて大きいと思われる木と闘っているのです。まあ「闘っている」というのはこちらから見た印象で、正確には大木の幹に身体全体でぶつかりに行っているのです。ラグビー選手のタックルさながらに。
木から2m以上離れた所で手を上げ掛け声をあげて肩から思い切り幹にぶつかりに行きます。それを何回も何回も繰り返す。すごい気合いです。こちらも鉄棒をする手を止めて思わず見てしまいます。もし毎日行っているとしたら今まで何千回、もしくは何万回木との衝突を繰り返したのでしょうか。ものすごい健康法なのかもしれません。
十年後、その木は跡形もなくなっているでしょう。