雨がすごいですね。午前中はまだ降らないと思い自転車でスタジオまで行ってしまいました。サドルカバーに裂け目があるので中のスポンジまでびしょびしょです。。
ブログの内容ですが、昨日は優先順位をとらえ、その人にあった選択をできるかどうか、また伝える側の工夫などの話でした。受け取る側の話はまた今度にしようと思いますが、今日はベターとベストの違いについてです。
昨日書いたように、例えば水泳で「どんな泳ぎ方をしたらいいか?」ということに関してベストな方法を選ぶというのはなかなか難しいことだと思います。まずその選んだ方法がベストかどうか判断ができないのです。その方法を試してみてどんなにタイムが上がろうとも、それより良い方法があるかもしれません。逆に今のタイムだけに捉われず後々の成長をより促すための長期的な方法もあったかもしれません。ですのでベストだと思ったことも正確に言えば「ベストに近いもの」と呼べるのではないでしょうか。
これはベストな選択だ、と思わないことのメリットは可能性を残すこと。ベストの意味は「一番良い」ということなので、あることをベストだと思い込んだ瞬間にその先の可能性は途絶えてしまいます。ベスト以上はないのですから。同じことをベターやグッドなものだと捉えておけば伸び代や考える余地が生まれ続けます。向上心も生まれます。身体と心の無限の可能性を妨げずに進むことができます。「できない」「無理だ」という言葉よりも「これがベストだ」という考えの方が成長を妨げてしまうこともあるのだと思います。
ただもちろん上記のことは方法の選択や実践においてであって、過去のことについて全てのことを「ベストではない」と思う必要はありません。過去辿ってきた道はこれ以上でもこれ以下でもない自分の一瞬一瞬の積み重ねですからベスト=ワーストであるようなもの。それなら、その場その場でベストな道を選んで来たと考える方が心が前向きになり、今の活力にもなります。まあこの辺はそれぞれの人生観に関わる話なのでどうにでも考えられるところです。ものの見方は一つではないですから。
ともかく大事なのはヨガの実践においても「ベスト」や「パーフェクト」という感覚には注意が必要かもしれません。それはただ今の自分に「満足する」「満足しない」の話とも別の問題になってくると思います。そしてこの問題は伝える側と伝えられる側の両方に関わることだと思います。
連日のブログがこんなテーマでそろそろ頭が痛くなってる頃だと思いますので、そんな時は身体を動かして頭をスッキリさせてください。明日のアナトミック骨盤ヨガは考える余地もないくらい身体を使っていくのでちょうど良いかもしれません笑
明日の朝は雨が止んでいるといいのですが。。
ではまた。