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優先順位

2019/06/06
優先順位
暑い日ですね。ただまだ真夏ほどの湿気はないので、暑さも気持ちよく感じます。今日のブログは昨日の続きです。

例えば水泳初心者のCさんに平泳ぎの泳ぎ方を聞かれたとして、いきなり競泳トップスイマーが行っている高度な技術Bを伝えるのはあまり良い方法とはいえません。Cさんが成長して後々技術Bが必要になる可能性はありますが、それを伝えることのデメリットの方が大きいことが多いように思います。ここでいうデメリットは、今必要でない情報にとらわれて成長が妨げられること。しかしCさんが水泳は素人でも物事を見極め優先順位をつけられる方であれば、技術Bについて伝えても大丈夫でしょう。大丈夫どころか技術Bを知ることで練習の明確な道筋を立てることもできるかもしれません。

大事なのは、

1. そのものの本質をとらえた優先順位
2. 伝える側が優先順位を整理できているかどうか
3. 伝えられる側が情報を整理できるかどうか

伝える側は以上の点を把握しながら情報を伝えます。ただ「これとこれとこれをやればいい」というのを伝えてしまうと、受け取った側の頭は情報を並列にとらえてしまい混乱してしまいます。そして結局一番の土台となる部分がちゃんと出来ていない、なんてことにもなってきます。人に合わせて伝える情報はチューニングしなければなりません。その人にとってベストに近い道筋を立てる。(「ベストな」ではなく「ベストに近い」と書きましたが、やはりこの点も難しいところで、何がベストと決めることは出来ないのだと思います。この辺の話はまた次回に。)

この道筋を立てる過程では、前回までのブログで書いた「教科書的なもの」がとても役立ってきます。自分で0から考えたものではなく、長い時間をかけて積み重なってきた先人の知識。長く多くの人に応用されてきた知識や技術はとても有用です。その中から目の前のCさんに有効だと思うものを優先順位をつけて選択します。なおかつCさんもその情報を整理できるよう工夫して伝えます。優先順位の高いものは伝える頻度を高くしたり強調したり工夫が必要になると思います。(僕も試行錯誤の段階ですが。。)

そして人に何かを伝える時は「教える」というよりは「シェアする」という感覚でいたほうがうまくいくことが多いようにも思います。上に書いた「ベスト」を決めることの困難さも関係してくるのだと思います。(この話もまた次の機会に書こうと思います。)

これ以上長くすると話がややこしくなりそうなので今日はここまで。次回以降ももう少し関連した話は続くかなと思います。

暑さに負けないようにお過ごしください。

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