こんにちは、神経衰弱で本当に神経が衰弱している衰弱亭こーきです。
さて、最近のブログでは何度かトランプの神経衰弱のことを書きましたが、それに関して続々と共感の声が寄せられております。
「うちも小学生の長男の独壇場です。」
「僕も姪っ子には全く勝てません。」
などなど。
やはりどの過程でも子どもの勢いはすごいようで、もはや「小学生には勝てないよ」と諦めている方が多いようでした。
しかしそこは諦めの悪い男ミッチー…じゃなくてコッキー、、じゃなくてコーキ。私はまだまだ小学生には負けたくないという熱い想いを胸に抱いているのです。
絶望に打ちひしがれてからが試合開始なのです。諦めたらそこで試合終了なのです。(by 安西先生)
ということで今回は長男(小2)とのタイマン勝負。純粋に白黒つけようじゃないか。
先日とは違い、驕り高ぶった心を捨てて挑戦者の気持ちで挑みます。相手は王者山王工業…じゃなくて息子。
前回と同じように闘い同じようにプレーしたなら負けます。なので分析は欠かせません。
そう、僕は前回息子のやり方を見ていて気づいたのです。どうやってカードの位置を認知しているのか。
それは、、
見るともなく見る力。
木を見るのではなく森を見るのです。
息子は一点に集中してカードを覚えようとしているのでは全体を眺めているのです。視野が広い。
大人になるとこれが難しくなり、めくられたカード一つ一つを丁寧に覚えようとしてしまう。しかしこれでは記憶の限界がすぐに来てしまいます。せいぜい覚えられるカードは4〜5枚程度。
しかし全体として捉えれば全てのカードの位置を把握できるのです。(理想論)
「見るともなく全体を見る」、これはヨガの片足立ちのポーズをする時の視線の使い方と一緒です。何か一点に目線を集中して置くのではなく、ボーっと全体に意識を散らす。
そう、ヨガで培った身体の使い方を活かす時。おそらく僕はこのためにヨガを続けてきたのです。
僕は森を見ながらプレーしました。ボーっとした目つきで。
「顔が怖い」とか「クスリやってんの?」とか言われてもかまいません。ただ僕は勝ちにこだわっているのです。勝つために最適な身体の使い方をしているのです。
ただもちろん相手はデフォルトで森をみています。意識せずとも自然に使いこなしています。
しかし僕も虚ろな目で食らいつきます。
そして最終局面。10枚のカードが場に残る場面で僕のターン。
ここでも発揮される森羅万象を「視る」力。もはや目を開けている必要はありません。
そっと閉じる目。頭の中に全てのカードの柄が浮かんできます。まだめくられていないカードに関しても全て浮かんでくる。
そして、、
残り5ペアの一回で連続オープン。全て獲得。
終わった瞬間思わず口から声がこぼれました。
「ヨッシャァァァァァ…!!」
脳内で流川と激しくタッチを交わしました。
ついにここまで来たのです。絶望の崖へ転がり落ちてから四日間。なりふり構わずその崖をよじ登ってきたのです。(ボルダリングの技術で)
そして、獲得したカードを数えます。高鳴る心の臓。
結果、
僕13ペア。
長男14ペア。
・・・
って負けとるやないかい…!!!
森羅万象作戦失敗!!
でも、、
良いとこまではいけた。。
いつか勝てるその日まで!
ヤマオーはオレが倒す!!
ではまた次回!!