昨日のブログでは「スペアキーをたくさん作ります」みたいなことを書きましたが、真面目な話スペアキーという保険があるとそれに頼ってしまい同じことを繰り返してしまいます。(スペアキーがなくても同じことを繰り返してしまいそうなので1〜2個はあった方が良いと思いますが^^;)
助けだったり頼るものというのは時にとても必要なのですが、それに乗っかりすぎてしまうと自分の力が衰えてしまうようです。
わかりやすい例が最近ありました。先日のヨガクラスの自由練習の時間に頭立ちを練習している参加者の方がいました。足はほぼ垂直に近い形まで上がっていてあと少しで完全にバランスのとりやすい位置まで到達できそうです。
それなら一度完全な形を覚えてもらおうと腰に手を当てての補助に入りました。補助した状態で足を真上に上げてもらうためです。すると補助した瞬間こちらの手に体重が一気にかかってきました。バランス感覚がわからなくなりお腹の力が抜けたのでしょう。それでも補助で体を固定したまま足を垂直の状態まで上げてもらい、その後手を離して何秒かキープできました。
再び自分でバランスを取り少しの間キープできたので当初の狙い通り補助をした目的を達せられたと思います。しかしながら完全に補助に身を任せた状態になってしまうと自分の力がつきません。衰えることさえあります。
お互いが補助の特性を理解していれば身体感覚をつかむにも有効なものとなり成長を促します。
さじ加減ですね。
ヨガの補助云々の話でなくても当てはまることがたくさんあると思います。
ということで僕自身の成長のためにもスペアキーは10個ではなく2個追加にとどめようと思います。僕なりのさじ加減です。