毎朝自分で行っているヨガの練習はアシュタンガヨガのプライマリーシリーズかセカンドシリーズがほとんどです。決まったアーサナを決まった順番で進めていきます。
同じことを淡々とこなしていくわけですが、日々の成長や体調の変動によって1日たりとも同じ内容になりません。昨日苦戦したアーサナが今日はすんなりできたり、その逆もあったり。繰り返していくうちに総合的な体力や集中力がついて一ヶ月前には一連の流れをこなすのだけで精一杯だったのが余裕をもってシャヴァーサナに入れるようになる。同じことを毎日コツコツと行っているとどんどん底力がついてきます。
でもたまにいつもの早朝アシュタンガではなく自由な練習をしたくなる時があります。例えば今日はよく晴れた気持ちのいい朝だったのでなんとなく自由な練習をしようと思いました。
やることを決めずに今頭に思い浮かんだアーサナをやっていきます。次々に浮かんでくるアーサナ、得意な動き、苦手な動き、調子が一気に上がる動き、まだ全然できないけれどできるようになりたい動き。心の向くままに身体を動かします。
理にかなった順番など考えていないけれども目の前のことだけに集中しているせいか背骨周りの感覚もどんどんよくなり調子も上がってくる。そして転倒、また転倒、またまた転倒、、自分の力以上のことをしようとしているので半分くらいはうまくいかない。でも転ぶことなんて恐れなかった幼い頃のしなやかな心と身体を思い出す。目の前のことに全身で集中できる感覚を少しずつ思い出しまた次の動きへ。夢中になる感覚はどんどんエネルギーを産むためか全然疲れない。
1時間くらい動いた後集中力の途切れを感じる。そこで練習は終了。
もちろん日々の決まったルーティーンは大事で自分の土台をしっかり作っていきます。自分の好みに関わらずバランスの良い力を与えてくれます。でもたまに自分の心のおもむくままに動いてみるととても心地が良く、新しいエネルギーが生まれます。
半強制×自由さ
これらをバランスよく。