先日長男(小2)が算数についての質問を妻にしてきたそう。
小学校ではまだ掛け算の九九までしかやってないようですが、割り算を知りたかったらしくその考え方を聞いてきたとのこと。
「100割る2ってどういう意味?」
長男も答えが50だということはなんとなくわかるそう。ただしなんとなく計算してるようでモヤモヤしてるとのこと。
そんな彼の質問に対し妻は、
「100を2つに分けるってこと。だから50になる。逆に言えば50が2つで100。」
みたいに教えたそう。それに対して長男は、
「なんだ、100の中に2が何個あるかかと思った。」
とのこと。
ん…?妻混乱。長男が変な考え方してる…?
そんな話を聞いた僕は妻に、
「いやいや、割り算の考え方は両方とも合ってるんだよ…!むしろ2つとも頭に入れとかないと応用の考え方をしていった時にわからなくなっちゃうよ。」
と説明しました。
これはいわゆる「等分除・包含除」の違いというもので、
等分除は妻が答えた考え方。100円を2人で分けるといくらになるでしょう?という方法。2等分するわけですね。答えは当然50円。
そして包含除というのは長男が考えていたもの。100円で2円のお菓子(←いつの時代だ笑)はいくつ買えるでしょう?という感じ。つまりは100の中に2がいくつ含まれているかどうかという問い。これも答えは50になります。
この2つは50×2も2×50も両者とも100になるよというところにも繋がります。
小学校で習う概念ではありますが、大人でも意外と忘れがちな考え方。6÷2=3という答えが同じように出てきても、人によっては
●●●・●●●
●●・●●・●●
というように頭の中のイメージは異なっているかもしれません。
同じと思える事象を見つめていても見え方は全然違ってきますね。
多角的に見る力。人生に役立つかもしれません。
ということでまた次回!!