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教えるのか、シェアするのか

2019/06/09
教えるのか、シェアするのか
今日は一昨日のブログに書いた「ベターかベストか」の内容の続きとなります。

誰でもベストを目指して、ベストを尽くして努力しようとしますが、何がベストかなんて誰にもわからなかったりします。ベストだと思ったことよりもベターなものが後から見つかったりと。まあでも「今の自分の中のベスト」と言ったように限定する言葉付きのベストというのもありますので、考え方や捉え方次第なのだとは思いますが。

今回も捉え方の問題の話題なので、どうでもいいと言ったらどうでもいいことなのですが、何かを伝えようとする時も「ベターかベストか」という所が関わってくるのだと思います。僕の場合、一番の「伝える」場はやはりヨガクラスの時間になりますが、何かを伝える時には「教える」ではなく「シェアする」という感覚を持っています。些細な言葉の違いですが、これらの言葉が持つ意味は全く違うように思います。

「教える」という言葉は、圧倒的な知識と経験を持つ人が、そうでない人に知識や技能を伝えるような意味合いを持っているように思います。(辞書には「圧倒的」など書いていませんが。個人の解釈です。)

「シェアする」は対等な背景を持つ人同士が情報や知識などを分け合う(共有する)といった感じではないでしょうか。

もし仮にベストな知識を持っていてベストな方法で伝えられるという場合には「教える」という言葉がぴったりで、それで万事OKだと思います。ベストなのだからそれ以上のことは必要ないですので。伝えれば終わりです。

でもベストだとわからない場合や、もしくは様々な背景をもつ人(例えば生徒や参加者)に対してたった一つのベストが定まらない場合などは「シェアする」という感覚の方が当てはまるのかなと思います。知識や情報を持っている人が他の人とそれを共有する、また他の人からの情報も生かして統合できる。持っているものをシェアしあうことで化学反応が起きて予想していなかった新たなことが生まれることもあります。

「シェアする」感覚を持つことは伝える側の自分もまだ発展途上だということの現れだと思いますが、伸び代と可能性も感じさせるようにも思います。

教科書は改定され内容は変わります。学校で使っている紙の教科書も僕達の持つ頭の中の教科書も。


雨が降り続いていますね。最近は喉やお腹に来る風邪が流行っているようなのでお気をつけてお過ごしください。

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