今日も蒸し暑いですね。朝のアナトミック骨盤ヨガでは空調を入れていても参加してくれた方々の汗は止まらなかったようです。夕方には幼稚園の夏祭りがあるので天気はこのままなんとかもってほしいです。まあ土砂降りになっても思い出に残りますが。
昨日のブログで書いた日本語の50音順ですが、みなさん不規則なところはわかりましたか?
答えから言ってしまうと同じ行にある文字でも子音が一致していないのです。普段からローマ字で日本語を見ている人は当たり前にわかっていることだと思います。「〜行」と分類しているにもかかわらず、例外が少なからず存在しているので表としては違和感を感じてしまうのですね。
ところで子音とは母音(日本語でいえば「あいうえお」)以外の音のことで、口の中のどこかしらで空気の流れを妨害して出す音のことです。「どこかしら」というのは前歯の後ろ側だったり喉の奥だったりしますが、その子音に合わせて肺からの呼気の通り道を狭めたり塞いだりします。
例えば「カ行」の音は舌の後部を軟口蓋(なんこうがい)に押し当ててから離すことで発音されます。軟口蓋とは口の中の天井部分(上の前歯の後ろ側)を喉の奥の方に辿って行くと硬い組織(硬口蓋)からやわらかい組織に変わる部分があります。そのやわらかい部分が軟口蓋です。カ行では舌後部と軟口蓋で子音[k]をつくり、母音を組み合わせることで「かきくけこ」と発音されます。(※実は「き」の音だけは軟口蓋ではなく、それより前方にある硬口蓋で音をつくります。なのでカ行も本当は調音位置のズレる不規則な行ではあるのですがここでは端折ります。ガ行も同じです。)
そんな感じで50音表を見ていくと次々と仲間はずれが浮き上がってくると思います。(本当は仲間はずれとではなく単にその表の中で少数派なだけなのですが...)口に出してみれば何となく空気の当たる場所がわかると思います。
明日からは具体的に不規則な行をみていきましょう。