アーサナ練習について。
アーサナ練習においてのテーマは色々ありますし、自分の中の流行りで何に意識を置くかはちょいちょい変わりますが、どんな時でも大枠になるようなテーマがあります。
それは「重力に対していかに気持ちよく身体を軽くできるか?」という命題。
生まれた瞬間から死ぬまで一生かかり続ける重力ストレス。
このストレスがあるからこそ生物としてちゃんと機能する(宇宙に行ったら相当弱る)わけですが、重力に対する力のかけ方を一歩間違えて生活すると、加齢とともに背骨が前に倒れていったり頭や首にも緊張を感じる状態に陥ったりしてしまうわけです。
心身に対して重力が文字通り重荷になっている状態ですね。
アーサナをとる際にも重力に対して背骨や肋骨、骨盤などをどういう配置で並べるかはめちゃくちゃ大切。同じウォーリア2で1cmポジションを変化させるだけでも身体が重くなったり軽くなったりするのです。
僕が去年から取り組んでいる片手倒立でも背骨の位置を調整するのがなかなか難しく、背骨がグラグラしてなおかつ潰れるような感覚になってしまうことが多いのです。
しかし昨日の練習では今までになく背骨が安定し重力に対し気持ちよく伸びるように抵抗することができたのです。
そうすると肩や手首にかかる負荷も減って全身が楽な状態。キープを解いた後の感覚も良いのです。
その後は再現しようと思ってもなかなか同じようにはいきませんでしたが、「これからはこんな感覚が増えていくんだろうな」という予感は感じられました。
こんな感じで良い感覚を探っていく作業がアーサナ練習の醍醐味じゃないかなと思います。
そんなことに楽しみを見出す自分。ヤバめですかね。まあでも自分の身体を色々研究している方には共感してもらえるかと思いますが笑。
これ読んでる方はアーサナ練習している方ばかりではないと思いますが、アーサナじゃなくてもなんでも研究できます。ただ歩く時、座っている時、スポーツする時、自分が良い感覚になるポジションを探ってみる。色んな発見がありますよ。
ではまた次回!!