1. ヨガってどんなもの?

ヨガってどんなもの?

ヨガってどんなもの?
「最近ヨガってよく聞くけどいまいち何をするものなのかわからない。」「ヨガをやっている人は身体が柔らかいイメージはあるけど柔軟体操みたいなもの??」などの声をよく耳にします。確かにやったことがなければヨガがどんなものか全然わかりませんよね。ヨガとはそもそもどういったものなのでしょう。

ヨガの発祥は約4500年前のインドのインダス文明にまで遡るそうです。時代によってその形は異なっていましたが、元々は身体的な動きは少なく、座法や瞑想中心のものであったようです。現代に近づくにつれアーサナ(ポーズ)呼吸法を重視したものへと変わっていきます。RSYでもこのアーサナや呼吸法を中心にクラスを進めていきます。

ここではアーサナ呼吸法とはいったいどういったものなのかを解説していきます。

ヨガにはアーサナという独特なポーズのようなものがあります。現代のヨガ教室ではこのアーサナが主に行われています。

元々この「アーサナ」という言葉は瞑想のための座法を表していたそうです。現代ではその意味が拡大されて座法のみならず立位などを含めた様々な体位を表すようになりました。単にポーズ=アーサナという意味で用いることも多くなっています。

アーサナという語が指すものが変移してきたようにヨガで行われる内容も変わってきました。瞑想で心身を変容させるものからアーサナを用いて身体機能を上げるものへと変わってきます。古代からのヨガの方法とはかけ離れていくのです。しかしながらアーサナは身体機能の落ちた現代人には最適なメソッドとも言えます。瞑想を深めるには地面にしっかりと座ることが大切になってくるのですが、そもそもちゃんと座ること自体が難しいのです。ですので身体機能を上げ安定して座れる身体をつくっていくアーサナ(様々な体位を含めた現代的なアーサナ)は今の時代に求められるものなのかもしれません。

そしてアーサナはただのポーズではなく自分の身体、そして心との対話の時間になってきます。同じアーサナをとるにしても毎回感覚が異なるのです。そもそも身体の内部は常に代謝が行われてエネルギーが生み出され一瞬一瞬変化していきます。ですので深く心地良くアーサナがとれる時もあればなかなか集中が出来ない時もあります。しかし練習を重ねていけばだんだんと安定感も増していきます。深く安定したアーサナは瞑想を行っている時のような効果も生み出します。

ただこのアーサナ、簡単そうに見えるものでもとても奥が深いものなのです。しっかり個々のアーサナのポイントを把握していくと絶大な効果があります。続けていくことで身体が変わっていくのがわかると思います。RSYのヨガクラス(特にアナトミック骨盤ヨガのクラス)ではそのアーサナをさらに進化させ骨盤周りから身体を変化させます。

またアーサナにはアームバランス(両足が床から浮くポーズ)や逆転のポーズ(頭立ちや倒立など)もあります。そういったチャレンジングなアーサナの練習をしている過程では心身の状態も少しずつ変わり新しい自分に出会えると思います。

ぜひアーサナを練習して奥の深さを感じてみてください。

ヨガを行う時はアーサナであれ瞑想であれ呼吸が大切になってきます。そもそも呼吸なしでは生きてはいけないので人間にとって呼吸は最重要のものです。

人は生まれてから死ぬまで呼吸を続けます。自分では意識しなくても、生きている間は自然に呼吸が行われています。そして呼吸というのは意識的にコントロールできるものでもあるのです。意識次第で深呼吸もできますし、一定時間止めることだってできます。呼吸は無意識と意識をつなげられる可能性を持ったものなのです。

例えば、緊張した時やパニックになった時、または怒った時などは自然と呼吸が浅く速くなります。その時に意識的に深くゆったりと呼吸をすることによって気分が落ち着いてきます。感情を直接コントロールせずとも、身体運動的な呼吸を自らコントロールすることで結果的に感情が安定するのです。

多くの方が悩んでいる事かもしれませんが、「心」や「感情」といったものをコントロールすることはとても難しいことです。外部からの精神的、肉体的ストレスによって人の心は乱されます。無理に感情を押さえ込もうとすると逆効果なこともあります。しかし呼吸を操ることによって心を安定させることができるのです。やはり呼吸は人生においてとても大切なものなのです。

ヨガでは呼吸を使います。ただ最低限生きるための呼吸ではなく、自分の身体と心を安定させ、また同時に機能的にするために呼吸を使います。深くゆったり落ち着かせる呼吸や、時には速く強く身体を活性化させる呼吸など、呼吸一つでその時の心身の状態を変えられます。

アーサナ中には呼吸を一定に保つのも難しい事があります。慣れていなくてきついアーサナでは呼吸が止まってしまったりします。しかし練習を繰り返すことでアーサナ中でも呼吸が深く行えるようになります。呼吸が深く行えることでアーサナも深まり身体への効果も出てきます。そしてこれは決してヨガレッスン中のマットの上だけで有効なことではないのです。

身体的にきついアーサナ中にも呼吸が深く行えるようになるということは、身体的負荷がかかっていない日常の状態ではより深く呼吸をコントロールできるようになるということです。先ほど述べたように呼吸の状態は心身を左右します。普段の呼吸の質が上がれば身体と心の質が一段階上がり外部からの様々なストレスに左右されなくなっていきます。精神論ではなく方法論。単に呼吸の機能性が上がることで、ストレスに対抗できる力、決断力、胆力といったものがついてきます。呼吸の機能性を上げる方法とは具体的に、横隔膜、肋間筋、腹横筋などの呼吸筋をコントロールする力を養うこと、同時にそれらの土台となる下半身を整えていくことです。

RSYのヨガクラスでは呼吸する力を養うことから始め、その呼吸でアーサナの質を上げ、アーサナは心身の質を上げる。結果的に呼吸は人生の質を上げていきます。

しかしなんといっても呼吸がしっかり出来ると単純に気持ちがいいですよ。

何かを続けるためには無理がかかっていないことが大切になってきます。自分の許容範囲を超える無理を身体や心にかけ続けてしまっては継続どころではなくなってしまいます。身体的、精神的に「適度」であることがまず第一に物事を続けるコツになってきます。

 

まずヨガでは走ったり跳んだりなどの動作がありません。関節への衝撃や心臓への負荷が少なく身体を動かすことに慣れていない方でも無理なく始められます。無理がないだけでなく重力をしっかり利用した身体の動かし方をするので身体機能は格段に向上します。またきつそうなポーズでも足幅を変えたり手の位置を変えたりすることで負荷の調整が可能です。今の自分の状態に合うやり方を見つけられるのです。

 

そして大事なのはヨガを行うことで自分の「適度」を見つけることが出来るようになるのです。ヨガを始めて様々なアーサナを繰り返すなかで自分の身体の特性や心の動きが見えるようになってきます。例えば、いつも何事も頑張りすぎて自分の許容範囲を超えても走り続けてしまう方はヨガを行うことでうまく休めるようになってきます。休んだり調整したりができるようになるので無駄なエネルギーが外へ逃げず力が湧いてきます。また逆に何かに向かって努力をしたくてもできないという方はヨガをすることでエネルギーが湧いて積極的になってきます。このように色々な性格(または性質)を持っている方がいると思いますが心身のバランスを整えそしてエネルギッシュにしていく作用がヨガにはあるのです。

 

体力に自信のない方や何でも三日坊主で終わってしまった方にもオススメなのがヨガです。(もちろん体力があって継続力のある方にもオススメです。)


ヨガには様々な健康・美容効果があります。でも効果のあることでも自分に合わなかったりつまらなかったりすると結局続けられません。しかしヨガは楽しいのです。


例えばヨガのアーサナです。アーサナは心身を整えるために行うものではありますが、アーサナをとれるようになる事自体が楽しいのです。ヨガを始めたばかりの頃には全く出来なかったアーサナが練習を積んでいけばいつの間にか出来るようになっています。それ自体も嬉しいことですし、出来なかったことが出来るようになったということは身体が変わっているのです。身体の各部位の機能性やそれを統合する能力が上がっていくことでアーサナが深まっていきます。アーサナは自分の成長を知る目安になります。目安があると目標意識ももちやすくなりチャレンジ精神を呼び起こします。人は何かにチャレンジしている時は生き生きとしてきて楽しさを感じます。

 

またヨガを続けて様々なアーサナを覚えていくと、今の自分の体調や目的に合わせたものを選択して行えるようになります。「今は気持ちが落ち込んでいるから元気の出る○◯アーサナをやってみよう!」とか「便秘気味だからねじりのポーズで刺激を与えてみよう。」などと自分の身体をチューニングできるようになってきます。自分を調整できていく楽しさを感じるようになります。

 

他にもレッスンの最後に行う「シャヴァ・アーサナ(屍のポーズ)」が気持ちいいとか、呼吸を深くできる感覚が新鮮と感じるとか、何となく気分がいいといった理由でヨガを続けている方もいらっしゃいます。

 

人によって楽しみ方は様々ですが、一度体験してみると今までにない感覚を味わうことが出来るかもしれません。RSYでは「効果」と共にこの「楽しさ」も大切にしています。

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