1. 「人間も動物」動かずにいれば身体が衰える

「人間も動物」動かずにいれば身体が衰える

「人間も動物」動かずにいれば身体が衰える

今の時代は色々なことが便利ですね。移動も車でできますし、駅やデパートではエスカレーターで上の階まで行けます。洗濯だって洗濯機がやってくれます。ワンタッチでお風呂もわかせます。本当に便利な世の中だと思います。

 

でも少し立ち止まって今の時代と私たちの関係を考え直してみるのも大事かもしれません。こうした便利な世の中になったのは人間の歴史から見ればつい最近のこと。とても急速な生活の変化だと思います。江戸時代には自動車なんてなく、洗濯も人の手で行っていましたしお風呂も自分で湧かしていました。またここ十数年の変化も目覚ましく、様々な物も情報もインターネットを介して簡単に得られる時代。ほしい物も1クリックで家まで届きます。

 

テクノロジーの進歩は私たちの生活を短期間で劇的に変えましたが、私たちの身体はどうでしょう?人間がもつ身体機能も生活の変化に合わせて劇的に変化したのでしょうか?

 

人間以外の野生の動物は食べ物を得る為に自分の足で移動し草を食べたり獲物を狩ったりします。生きる為に「食べ物を獲得する」という行為を通して身体を動かし健全な肉体を維持しています。では人間は身体を動かさなくても健康な肉体と精神を維持できる特別な生き物なのでしょうか?もしくは今の時代に適応した特別な身体になっているのでしょうか?

 

答えはNOだと思うのです。私たちの持っている身体は昔とそんなに変わらないのです。先史時代まで遡れば人間も長い間狩猟採集生活を送っていました。一人の人間が生活の中のあらゆる作業を行っていました。脳も身体もフルに使っていた時代です。そう、人間も「身体を動かすことが前提の生き物」なのです。もちろん身体をそんなに使わなくても生きることはできます。平均寿命も日本では伸びています。でもここで考えたいのは私たちが「健康」な肉体と精神をもって生きているかどうかなのです。

 

「健康」という言葉の受け取り方は人によって異なるかもしれませんが、世界保健機関 WHOの憲章では,「健康とはただ疾病や傷害がないだけでなく,肉体的,精神的ならびに社会的に完全に快適な状態であること」とあります。具体的にどういうことかというと、「疾病のないこと,食欲が十分あり便通がよいこと,元気がよく疲れにくいこと,睡眠が十分とれること,抵抗力があり病気にかかりにくいこと,姿勢がよく身体の調和がとれていること」だそうです。少し難しいので噛み砕いてみると、「健康な状態」とは自分の心身に「快適さ」や「心地良さ」を感じている状態ではないでしょうか。


例えば、脚を動かさないと、腸腰筋をはじめとした股関節まわりの筋肉が衰え背骨のS字ラインが崩れて姿勢が悪くなります。姿勢が崩れれば内臓機能にも影響が出ていつも何か心身の不調を抱える状態になります。つまり心身の「快適さ」が失われます。逆に脚をうまく使って動くことで人間の持つ本来の姿勢が蘇ります。また神経伝達物質の分泌が促され精神面も良い方向に向かいます。


このように人間は身体を使うことで健康な心身を保てるのです。その点においては他の動物と変わりがありません。生活をする上で身体を動かすことをあまり必要としなくなった現代で心身を健康に保つには何かしらの運動が必要になってきます。そしてその運動は人間の身体をより機能的に使えるものであることが条件になってくると思います。


RSYではヨガを通して身体の機能的な使い方を学べます。筋力をつけたり柔軟性を上げるだけでなく身体の連動性や操作性を上げることで人間の本来持っている「使えるかからだ」を目覚めさせていきます。日常の動きやすさや余裕のある体力などの身体的な面だけでなく心な快適さや感情の安定などの精神的な意味も「使えるからだ」には含まれます。そしてその中心的な役割を下半身が果たしています。


次の「下半身力=無限の可能性」では具体的な下半身の機能を説明していきます。

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