鹿島神宮 その四

2020/03/26
鹿島神宮 その四
鹿島神宮 その一鹿島神宮 その二鹿島神宮 その三の続きです。

東京に帰るまでまだ少し時間がありそうだったので、2人で森の散歩道をブラブラしていました。特に何の気なしにお喋りをしながらメインの通りから枝分かれしている小道に入り込みました。他には誰も歩いていない通りでした。

適当な話をしながら歩いていたのですが、なんだか「あれ?」と違和感を感じるようになりました。小道を入って数十メートル歩くと明らかにさっきまでの道と空気が変わり、足から頭まで全身の毛が逆立つような強い何かを感じました。

(何だ…これは…⁈空気が体を触るような感じ…!)

隣を見てみるとS君が先に口を開きました。

ここなんかヤバい…!

さすがのS君も今回ばかりは全身で「何か」を感じているようです。僕は特に背中上部や後頭部にビリビリ感じます。なんだか入ってはいけない場所に足を踏み入れてしまった気さえしました。ただ嫌な感じはしなかったのでそのまま小道を進むことにしました。

2人でその小道を進んでいくとおもしろいことがわかりました。その道の場所場所でエネルギーの強さが全然違うのです。道全体を通してとても強い気が満ち溢れているのですが、その中でも3カ所ほど特別に強い場所がありました。そのうちの一つが今回の写真の横向きに伸びている黒い木の下です。

その黒い木の下を通る時には密な空気の壁を通り抜けるような感覚があり後頭部の筋肉が収縮と弛緩を繰り返します。S君も同じようで何度そのポイントを通っても強いエネルギーを感じるようです。2人で強いと感じる場所も一致しました。初めてS君と分かり合えた瞬間です(笑)。

あまりに身体の反応が強く出ておもしろいのでしばらくその誰もいない小道を往復したり写真を撮ったりして過ごしました。(ところでこの2週間後にヨガクラスの参加者の方が家族で鹿島神宮に行っておもしろ写真を撮っていました(笑))

同じ鹿島神宮でも場所によってエネルギーの強さも種類も違うようです。本殿の前は温かく包み込むような感じ、小道は鋭く突き刺す感じ、下半身に強く来る所があったり、胸に強く感じる所もありました。もちろん人によって身体の状態によって感じ方は様々なのだと思います。でも今回は本当にパワースポットのような場所があるんだなと確認できただけでも収穫でした。

東京に帰ってからも小道での感覚は少し残っていてなんだか身体はのぼせたようにぐったりしていました。「気あたり」と呼ぶ人もいるそうです。本当に湯あたりみたいな感じでした。

なかなか不思議な体験をした一日でしたが、地球が常に動いていることを考えると当たり前のことなのかもしれませんね。湧き上がるような大地の力。昔の人がその場所に神宮を建てようと思ったのも納得できます。

また機会があったら行ってみたいなと思います。みなさんもぜひそのうち。