こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?僕は昨日の夜中2時にも「やばい、寝過ごした!」と飛び起きて5分くらい布団の中で半分寝ぼけてスマホを探していました。オンラインを始めた反動がよくわからない形で出ています(笑)。
数学や世界史などの高校の教科書を買いそろえた僕は早速勉強を始めました。始めてみると色々なことがわかります。なんと教科書を開いて文字を追っていると眠くなってくるのです。だんだんと首もカクカクなってきて読んでいる所がわからなくなり、ひどい時には教科書がよだれで濡れているのです。1時間かけて教科書を3〜4ページしか読めなかったこともありました。しかもそんな状態では頭に何も入っていない。ひど過ぎました。
(これは受験に対する覚悟が足りないのか?いや、そんなことはない。自分の精神力のせいではないはず。)
当時も変なところでポジティブでした。変なところで自分に自信がありました。
(単純に勉強に慣れていないだけ。環境を整えよう。)
ところで受験勉強を開始したのは、ちょうど僕と妻が入籍して稲城の今住んでいる家に引っ越してきたのと同じタイミングでした。なので家の中もダンボールの荷物などが散らかったまま。7月の暑さもあいまってなかなか勉強に集中できる環境ではなかったのです。眠らずに本を読める環境が必要でした。
まずは図書館に行ってみました。ダメでした。5分で寝ました。静か過ぎるのです。
カフェに行ってみました。図書館よりだいぶ良い感じです。適度な騒音とだらしなく眠れないという緊張感。家よりも本を読めます。
ただしいつもカフェにいるわけにはいかないので家でも集中できる環境をつくらなければなりません。考えました。家の中の環境を整えるのもそうですが、まずは自分の身体の環境を整えることにしたのです。身体を使って勉強するわけですから。
そもそも僕は身体の弱さもあり全身の血行が悪くなりやすいタイプです。しかも低血圧。(当時はまだヨガも始めていませんでした。)なので座って作業しているとどんどん血行が悪くなり集中力が落ち眠くなってしまいます。ということは血流を改善させれば眠くならないのではないか?こんな仮説を立てました。
血行を促進する助けをするのはやはり下半身の筋肉。ふくらはぎの筋肉や内ももの筋肉を働かせれば脳への血流もアップするはずです。それに加えて背中の筋肉も重力に対して適度に働いていた方がいいので背もたれに寄りかかるのはダメ。背もたれのある普通のイスでは寄りかかってしまったり、下半身の筋肉が動かない。となれば必然的に、、
バランスボール。
エクササイズなどに使うバランスボールをイスとして使うことにしました。調べてみると海外の一部の大学などでは集中力を保つためにバランスボールをイスとして導入しているそうです。これは成功しました。ボールを内ももに挟んだりすることで内転筋がしっかり働き頭への血流も良くなります。何よりボールが安定せず常に少し揺れているので骨盤周りに常に動きが生まれ身体がアクティブになります。眠気は圧倒的に改善しました。勉強にも集中できて身体も鍛えられまさに一石二鳥。
やはり受験は工夫しだいだな、と思いました。自分の熱量を最大限ぶつけられるように工夫をするのです。下準備が大事。
そして勉強そのものの工夫も始めました。例えば世界史。教科書の文字を最初から読んでいても何も頭に入って来ないのです。これは別に教科書が悪いわけではなく、教科書の内容はものすごくシンプルに無駄なくまとまっています。しかし学校の授業込みで想定された読物。(教師の手腕が試されます。)前提知識ゼロの独学で最初に読むのにはあまり向いていないものだと思います。そこでまずはザックリとした全体像を捉えることにしました。教科書はその後でも遅くありません。そして選んだ教材はというと、、
「
集英社 まんが版 世界の歴史 全10巻セット (集英社文庫)」
マンガです(笑)。楽しかったです。楽しみながらもなんとなくザックリと歴史や地域の流れが頭に入ってきました。これに世界史の資料集に載っている写真を合わせて、最初は文字ではなくヴィジュアルからイメージづくりをしました。すると後々教科書も読みやすくなりました。まずはハードルの低い読物から入ってだんだんと詳細な知識や思考を得ていくという手順はこの頃から確立していきました。(ちなみにこの後、古典マンガ「あさきゆめみし」や日本史のマンガにもお世話になります。)
同時に始めた数学に関しては中学の内容はある程度のスピードで終え、高校の教科書へ(数Ⅰと数A)。なんとなくノロノロと進んでいました。その頃にはセンター試験まであと半年を切っていました。もっとスピードを上げないと全く間に合わない。。受験経験のない僕でもわかりました。どうしたものか...?
焦りを抱き始めたちょうどその頃、受験の進路にも大きな変化が起きます。後から考えればそれが一つ上の覚悟へと進むきっかけとなるのでした。
To Be Continued...(毎週金曜日連載)