春ですがすっきりしない日々。どの道を進むのか、自問自答する日々ですがブログは明るい内容でいきたいですね。
さて、タイトルを見て急に何なんだ?!という感じですね。実際何なんでしょうね。昨日Zoomで人と話している時にたまたま数学の話になり(「たまたま」なるものなのか...?)、ふいに5年前の受験のことを思い出しました。受験も過ぎてしまえば良い思い出ですが、やっている時はけっこう大変なもの。つい先日もう一年の休学を決めましたが、もう一度自分自身でこの数年間のことを整理するためにも受験体験を連載形式で(笑)書き綴っていこうと思いたってしまったのです。
週一はブログのネタにも困らなくなりますしね。あんまり「にじを」ばかりじゃ顰蹙を買ってしまいますし。(顰蹙(ひんしゅく)という字初めて見ました...一生書ける気がしない...)そしてこの話の中には受験に役立つテクニックが詰まっているかもしれないので受験生の子を持つ方や社会人受験を考えている方は必見です。(・・本当はたいしたこと書けません...)毎週金曜日は受験の日としてしばらく体験談を書いていこうと思います。
やらなければならなかったわけではない受験に精力を注いだ当時のことを思い出しながら書き起こすことは、自主的にどこまでできるのかという今の状況にも生きてくる気がします。それでは物語の始まりです。(逐一大袈裟)
話は今から5年半以上遡ります。2014年の6月、初夏の雰囲気の漂う初夏の日でした。(初夏だもの。)当時27歳だった僕はその日、多摩センターにあるM善という大きな本屋にいました。何の目的で本屋にいたのかは忘れてしまったのですが、とにかく(イニシャルで名前を隠す意味ももはやない)M善にいたのでした。ふらふら歩いているとあるコーナーでふと足が止まりました。山積みの参考書、受験関係の書籍を集めたコーナーでした。
(あれ...?そういえば大学って行ったことなかったな...)
身体が弱く高校を中退してしまっていた僕は学歴的には中学卒業で終わっていました。でもその何年か前には高校卒業と同等の高卒認定(旧大検)の資格をとっていました。アルバイトをするのでさえ高卒の資格は必要でしたからね。ただしその資格を大学を受験するために使おうとはその時まで全く考えていなかったのです。それよりも自分の体調をどう上げていくのか、どうやってお金を稼いでいくのか、などといったことに意識が向いていました。当時は細々と水泳のパーソナルトレーニングを始めつつ、並行してプールの監視のアルバイトなどをしていました。「今から大学に入って4年も過ごしそれを生かしてどこかの会社に就職する」なんて時間のかかる面倒なことをやる気もなかったし考えもしませんでした。身体に何か制限がある状態は選択肢の幅を狭めるのです。
ただその日、受験関係の書籍をぼ—っと眺めていた時にふと思いました。
(大学に通ったら楽しいかな...?)
特に大学に行って何をしたい、という具体的な目的がその時にあったわけではありませんが、心から自然に今までになかった感情が沸き上がってきました。気がつくと全国の大学の情報が載っている大学受験案内の分厚い本をパラパラめくっていました。
(センター試験ってなんだ??ニュースとかでは聞いたことはあるけど...)
(なんか大学によって受験科目が違うぞ...)
(大学には私立や国公立があるのか...?)
しばらくの間学校関係とは離れていた僕にとっては受験のシステム自体が未知のものでした。立ち読みでパラパラめくる程度ではまったくわかりません。とりあえずその分厚い受験案内の本を購入し家に帰りました。大学受験についてまずは調べてみることにしたのです。
早速妻に大学のことを話しました。(実は本屋に行った数日前に結婚を決めていて数週間後の7月1日に婚姻届を出す予定を立てていました。なのでその時点では正確には「彼女」ということになります。)
僕「大学受けてみようかな?」
妻「いいんじゃない。」
僕「え、いいの?!じゃ受けてみる!」
こうして大学を受験することが決まりました。インターネットと購入した本などで調べてみると高卒認定を持っている僕にはやはり受験資格があるようで、6月の時点では願書提出もまだまだ先なのでどこでも受けられるようです。さて困ったのは数ある大学の中でどこを受ければいいか。そしてそもそも受験するのは七ヶ月後?それとももっと時間をかけて一年七ヶ月後?
いつ受けるかについてはすぐ決まりました。一年以上もの時間をかけて受験勉強をするのは体力的にきつく身体に悪そうなので七ヶ月後に即決です。ただ大学選びは少し時間がかかりました。
(私立か国公立なら、学費面を考えると国公立が良いらしい。仕事をしながら通うのであれば家から近い方が都合がよさそうだな。勉強も久々だしなるべく受験科目が少ない方がいいな。。)
そんなことを考えながら受験案内書をペラペラめくっていると、、
(あった!この大学なら条件を全て満たしてる!!)
こうして選んだのが、そう、東京外国語大学。
国立大学。キャンパスが稲城からほど近い府中。そして受験科目が少ない!(センター試験も五科目くらい。本試験は外国語と世界史の二つだけ。)理想的でした。
こうして東京外国語大学を受験するための勉強の日々が始まったのです。そう、最初は東大のTの字も頭にありませんでした。なにはともあれスタートを切った受験勉強。ここからドラマが生まれるような生まれないような。。なにやら波乱の予感のする幕開けです。
To Be Continued...(毎週金曜日連載)