まさかの出産

2023/08/01
アオダイショウ 卵
一昨日は仙台でのWSでしたが、その裏で我が家では大変なことが起こっていました。

それは突然訪れました。

WSに向かう前、仙台のスタバで一息ついていた僕の元に妻からLINEメッセージが入りました。一枚の写真と共に。

「ダイが卵産んでる...!!」

「ダイ」とは大冒険をする勇者の方ではなく、うちで少し前から飼っているアオダイショウのこと。そのダイが卵を大量に抱えている写真が送られてきました。

というかその前にダイよ...

メスだったのね...

ダイなんて名前つけてごめんよ。(付けたのは長男ですが。)

卵を見る限り真っ白で綺麗。これはおそらくちゃんとした有精卵。

つまりは少し前に交尾をした個体を捕まえてきてしまったのでした。同じようなケースをYouTuberの「ちゃんねる鰐」さんの動画で見ていたので、なるほどと納得する気持ちもありました。

そして、思い返してみれば...数日前にエサをあげた時全く食べなかったのです。成体のヘビの食事は1週間に一度程度ですが、その前週に関しては脱皮前だったのでご飯を抜いていました。なのでお腹はペコペコのはずなのにエサに見向きもしない。

しかもビクッビクッと体を震わせるロボットダンスのようなおかしな動きをしていました。これも何か出産前の兆候だったのでしょう。

今思い返してみれば不自然な点はあったものの卵を産むという想像は全くしていませんでしたのでとても驚きました。飲みかけだった抹茶ティーラテをもったいないほど高速で飲み干しすぐにスタバを出て妻に電話をしました。

ビデオ通話にすると子ども達も大興奮でダイの卵を喜んでいます。すでに名前も考えています。気が早い。

第一発見者だった妻は寝起きにダイの方を見た時、奇妙な白い物体がたくさんあるのに気づき悲鳴を上げてしまったそうです。最初卵とは思わずにダイの体に奇妙なエイリアンみたいなのがひっついているように見えたようでした。そりゃびっくりしますね。

さて、、卵は温度によって違いますが、40〜80日ほどで孵化するそうです。そして飼育下においては孵化方法は2通り。自然孵化か、温度湿度を管理した上での孵化。

うちでは後者を選ぶことにしました。というのも結構母親が自分の卵を飲んでしまうことや割ってしまうこともあるようなのです。なのでうちにあったプラスチックケースなどを使ってその中で卵を管理することにしました。

ケースの中に敷き詰めて使う水苔は購入せずとも家にありました。テラリウムやパルダリウムに使っていたのです。一定の道具は揃っている安定感。何が起きても大丈夫そうです。

そんなこんなで仙台から帰ってきてすぐケースを用意してそっとダイの元から卵を移しました。

その際に一瞬だけ卵が逆向きになってしまったのが少しだけ気がかり。というのも爬虫類の卵は産み落とされた時の向きのままひっくり返さない方が孵化率が上がるらしいのです。天地無用。

ただ調べてみると一瞬くらいは全く問題はなさそうな感じ。そのまま水苔の上に元の向きのままそっと置きました。

今の時期ならヒーターは要らず、湿度は高めに維持してうまくいけば50日程度で赤ちゃんが生まれてきます。

うまくいくのか...?

初めての経験なのでなんとも言えませんが楽しみです。

どうなるかわかりませんがまた報告しますね。

ではまた蛇回!!